席替えの話を以前にしたが↓
最近ようやく所長の視野範囲で勤務することに慣れた。思ったより早かったなと思う。やはり我輩は順応性がすこぶる高い。心身社畜である。
それに、どうせ所長いつも早出だし。…まあ彼は常に残業しているから、結果的には5、6時間ぐらいは勤務時間重なるんだけども、それでも後半、2、3時間は心を落ち着かせることができる。そう考えると楽である。考え方次第というやつだ。
何度か話しているように、我輩はいつの日からかサボることしか頭にない奴に成り下がっていた。
それが災いして、席移動後には、一体何しようか、はて、と悩んでいたが、現在はちゃんと暇つぶし*1もでき、最近は仕事っぽくずっとExcelのVBAとGoogleのSiteをいじっている。
まあ暇な証拠だ。一瞬忙しくなったがまたちょっと暇になった、よくわからん状況である。一日で一気に変わる、天気やら気温に左右されるのでな。
ちなみに我輩の休憩時間は16時頃から一時間だ。
所長は常に16時、稀に18時定時だが、先にも述べたように所長は毎日残業、しかも2、3時間ぐらいはしているので16時に帰宅する姿をまず見たことが無い。
はよ帰れやと思うが、忙しいんだろう。所長クラスは残業込み込みパック管理職なので残業代はつかないし、その点、残業していてもあまり腹は立たない。
だが、ずっと左後ろにいられるとたまったもんじゃ無いのでマジで帰ってほしい。本当に帰ってほしい、早急に左後ろから消えてほしい、というのは事実。
それは腹が立つとか立たないとかじゃ無い、気が変になるのだ。
そんな本日。
普通ならせめて18時半~遅くても19時頃には退社するはずの所長が、まだいた。
あれ?いつまでいるん…?
そう思っていた我輩。
あんまりにも長い。
仕事をしながら、客と話しながら、VBA弄りながら、ずっと所長の存在が気になる。
何にも集中できない。意識はほぼ左後ろ。何をしていても左後ろがざわ…ざわ…する!!我輩の!!脳神経が!!ざわ…ついている!!!!
もう、おかしくなりそうである。
そう思っていたら、我輩の課のパート社員、20時までの人が「おつかれさま(^o^)」と言って帰って行く。そのときになってようやく、20時になったことに気がついた。
嘘だろ!?
20時になってもまだいるとか!!
それはさすがに頭おかしすぎだろ!!!?
我輩はいつまでも消えない所長の存在に、大混乱である。
この異常事態に我輩はハッとした。
もしや所長、遅出出勤…??
ということは最終までいる、のか…?
いやぁああああああああ!!!!!!!!
帰らない!?!!?
ずっと左後ろにいる!?
もう我輩が帰るまで、いる!?!!?!?
やめてくれ、死ぬ、死んでしまう。
もうこの事実に気づいた途端、
我輩は吐きそうになった。
というか今日に限ってなんだか空腹度が常よりひどくて、空腹から来る気分の悪さ、集中力欠如に加えて左後ろの存在への緊張感が途切れること無く我輩の脳神経と腹部を刺激してくるので、もう何が何だかである。
しかもよりによってバカ暇な日であった。
が、暇を持て余している事を悟られてはならない。
そう思うのに増していく空腹と緊張で集中力がどんどん奪われていく。
思考が出来ない、何も考えれない!!※空腹ってのは効率悪化の最要因である。
己の定時時刻まで残り30分頃。
この辺からちょっと自分でも何やってるか、
というかじっくり考えて作りたい(考えないと作れない)ツールがあるのに、所長の存在が邪魔をしてじっくり考えるという事が出来ずに、カタカタしているのに何も捗らないというクソみたいな状態が続いていた。身体が震える、緊張なのか空腹なのかもはや分からない!!!
そんな気が狂いそうな状況に耐えに耐えてようやく、定時5分前。
退社前の諸々作業を終わらせ、帰る準備をし、もうさっさと帰ろうと思っていた中。
「ボロボロさんもう帰りですか( `・ω・´)?」
所長が声をかけてきた。
「はい…!」
なんかよくわからんが力強く答える我輩。
「お疲れ様です!今日の夜は、どんな感じですか、忙しくない方でしたか?」
そう訊ねられる。
「そうですね、大分暇でしたね」
訊かなくても分かるだろそんなこと!!お前の目の前に我輩いるってのに!!バカ暇してることぐらい見りゃ分かるだろうがああああ!?!!?
そう内心思いながら答える我輩。
そんな我輩の本心など知る由もない所長。
「そうなんですね、よかったです~!じゃあ今日は結構落ち着けた感じですか( `・∀・´)?」
はあ!?!!?
落ち着けただ!?!?!!?
落ち着けるわきゃねーだろうが1日中テメェ後ろにいるんだからよお!!!!
そんなこと言えるはずはもちろんなく。
気持ちに反して「そうですね!!」と答えながら我輩は、気分の悪さと己の口から出る言葉のギャップに余計に吐きそうになっていった。
何が、そうですね、だ。ずっと存在感の圧が凄すぎて吐きそうだったわ!!
それから、こんな忙しくない日は年間通してどれぐらいか訊かれ、閑散期まっただ中の1,2月中はこんな日が多いが~とか4月でこの状況はびっくりでござる~とか答えたり、ならよかったですそうじゃないとあの(繁忙期)状況乗り切れないですよねとか言われたりしつつなんやかんや。
ようやく、帰れそうな流れが来たので、ではお疲れ様ですと言い、無事退社。
我輩は、気づいた。
なるほど、慣れたと言えど。
勤務時間ずっと左後ろであの存在に居座られ続けると、吐きそうになるんだなと。
喋ってるときは別に問題ない。だがそれまでの間、この左後ろに感じ続ける所長の気配というものは尋常じゃなくキツい。これが後ろの正面ってやつか?何かもうよくわからんが後ろの気配はマジで無理だ拷問レベルだ。
所長の存在に耐えられる我輩の限界は、本当に5,6時間がMAXということなのだろう。
それ以上は緊張感で狂わされる。
所長よどうか、もう一生遅出勤務やらないでくれ。
そう願わずにはいられない、そんな出来事であった。
※一応誤解なきよう補足しておくが、所長のことが嫌いなわけではない。嫌いでも好きでもないし、これは嫌いとか好きとかの問題ではない。というか仮に好きでも、背後にずっと居座られたら嫌じゃないか?本能的な話だ。
*1:語弊があるが一応ルーティンワークを効率化させるという目的ある(己を楽させるための)、まあサボりでは無い、サボりたいがサボれないので。