前半はこちら↓
本社の人らとディスカッション(一人睡魔との激戦)後、2グループに分かれ、一方は大阪に残り別工程、もう一方はメーカー工場見学のため滋賀へ、となっており、我輩は後者だったのだが、待機1時間半ほど発生。
滋賀行きのマイクロバスが混んでたのか何なのか、予定より遅れていたためだ。
適当に出張メンバーと会話をする。話題も無いので遅いなぁ、遅いなぁ、みたいな会話が続く。
そしてようやくマイクロバス到着。
移動中は更にメンバー間でのディスカッションとのことになっていたが、眠すぎて窓側の一人席で目を瞑る(これは普通に睡眠不足と思われる)。
窓には誰のだか知らん皮脂がべっとりへばりついていたためカーテンを閉じる他なく、閉じてもたれる。
そうこうしているうちに名指しで意見を求められていたらしく、ちらほら、ボロボロ、ボロボロさん、と名を呼ばれハッとして目を覚ました。
内容なんて当然聞いてないのでもう一度良いですかみたいなナメたことを言いつつ、内容を頭に入れ回答。この時点でヤバいという感覚すらなく変に図太くなったなと実感。
そしてまた眠りにつきみたいなことをしながら、意識があって内容聞こえて気になれば発言しておくみたいな状態で過ごしていた。
で、ホテルに到着。なんかちっせぇホテルであった。周辺にはコンビニすらない。言ってしまえばド田舎だ。ただ日が落ちると涼しく心地よかった。真夏なのにこんなに風が冷たいのかと驚いた記憶がある。ありゃ冷房なくてもイケそうだ(まあホテルではガンガンつけたけど)。
でまあ、ペンを忘れていたためどこかで買おうと考えていた我輩は、コンビニもないド田舎では手に入れられる場所が一切ないことに気づき少々焦る。
そういや経路途中、サービスエリアで15分休憩等あり、その間みなバスから降り何か買ったり琵琶湖見たりしていたが、たった15分なら動きたくないなと思い我輩は一人降りぬまま琵琶湖も見ず。海みたいという感想が聞こえたので、そうか、海みたいなんやな、とだけ思い頭によどんだ海を思い浮かべておいた。
ホテル到着後は解散で自由にさせてもらえるんだろうと思っていたため、事前にどこで飯を食おうと決めていたんだが(近くにめちゃくちゃ口コミが良いお手頃中華料理屋があったためそこに行くつもりだった)、解放はしてもらえず。
全員荷物置いたらロビーに集合と言うことで、夕飯は全員で食うということに。それなら工程表に書いとけとマジで思った。
その夕飯はメーカーの奢り。
よかった点は、金を出さんで済んだ点。
悪かった点は、飯屋の選定。
高級料理屋にしたかったんだろう。その点は評価しよう。だが、なんで数日後に閉店が決まってるようなところを選んじまったのか。
郷土風和食のフルコースっぽかったが、メインの肉(ずっと目の前で鎮座)に行きつくまでに1時間半以上。
コースだからしゃあないと言えなくもないが、あまりにも1品1品出てくるのが遅く、いつ肉食えるかな、肉楽しみだな、霜降りだ、と湧いていた全員生殺しされ続け最終的には疲弊。食える頃にはみな無言。
しかもIHから降ろして食う肉はエアコンによって冷めた状態で口に入る。肉肉と言ってたのに結果肉をほぼ食わずして、もうお腹いっぱい…となる人まで出てくる始末。そりゃそうだ、満腹中枢も働くってもんである。
よく見れば霜降り肉もうっすいもんで、下には敷き詰められた大量のもやし。肉の量はまともに食ってたらどう考えても少なすぎて人数に合わないものだった。
わざとか?肉に行くまでに腹一杯にさせようとわざとか?!
とはいえ冷めては味も落ちるし、もっと肉食わせろ、という以前に温かいもんが食いたかった、であるが。
総じて美味かったとは言えずネタに昇華するのがせいぜいだ。
食事からホテルに戻るまでに二時間要し、やっと解放。
その後は彦根城を見に行くと言って旅立つもの三名ほどいたが、我輩と他何名かはそれぞれのホテル室内へ。※彦根城はホテル周辺からも頭が見えていたため、見えるやん、もう十分やん、の気持ちだったがもっと間近で見たかったらしい。結果近づいても頭しか見えなかった模様(閉まってる時間のため立ち入れない敷地範囲とかが原因で)。
その後はエアコンをかけ、無駄に面白くもないテレビをつけ、普段湯に浸かるなんてしないのに無駄にバスタブにお湯を張り、無駄にユニットバスの扉を開放し(解放感が欲しかった)、そのホテルでのできうる限りの贅沢を尽くした。最後にホテルのペン(ちゃんと安そうなもの)を頂戴し就寝。
朝も早すぎず(早いと7時〜8時集合とかが出張なのだが、確か9時だった)、チェックアウトして予定のメーカー工場へ。
工場見学中。
もちろん歩いて見回っているのだが、その間も眠くなる己の集中力の無さが恐ろしかった。立ったままぶっ倒れそうになるのだ(前日しっかり寝てるのでこの時点で寝不足は全く起因しない)。
最初は聞いていられるというか楽しいが、中盤からそうなる。正直に言おう、飽きてるんだろうとしか思えん。説明を聞いてる間も眠いため、立ち止まる瞬間(に襲ってくる睡魔)に注意しながら過ごす。
昼食はメーカーの用意した弁当。普通に美味かった。昨夜の高級料理屋よりなんなら満足度は高かったかもしれん。
でまあなんやかんや体験等色々やって、見学終了。
マイクロバスで移動し空港へ。
出張報告書は帰宅までに即日回収と言われていたため、急いで記入。まあどこに行くと決まった時点、行く前から、ざっくり書く内容は組み立ててあったので特に苦労しなかった。
というのも我輩は一人部署が特殊なので、今回の出張では、己の業務に直結どころかほんの微微も関連するような内容が無いのだ。この時点で、内容を勝手に広げ盛りに盛ることは確定している。
てなわけで、無いものをさもあったかのようにそれっぽく(嘘はないが思わせる感じで)組み込み、無理くり己の業務に結び付け、いい感じに仕上げた。
まあ体験というのは全員が一致するものではない。個々人それぞれ感じ方受け止め方解釈は異なるもんだ。
だからそれでいいのだ、マジで。
でまあ書き終わって即マイクロバス内で提出。
空港で買う会社へのお土産は決めていた(エッフェル塔みたいな形通天閣型チョコとかその他※自部署はめちゃくちゃ人数いるため大量安い美味そうなものを事前に調べていた)のにまたも道がバカ混んでいて空港到着時間を大幅にオーバー。
時間がないということで、手荷物ゲートの先で買うことになり予定が狂う羽目に。
店も品も時間も限られた中で慌てて選別。想定していたよりまあ高く(こういう時間ギリの奴らを狙ってるんだから当然だが)、しかも美味しそうでなく、あーあである。
唯一予定通り変えたのは逆みたらし団子みたいなやつだな。あれは自課メンバーに買おうと思ってたんで買えてよかった(めっちゃ消費期限短くてビビったが)。
家には特に買わず。あんまり土産にこだわりが無い(高いし味は値段の割にと思ってる)価値観の家庭で育ったため、そこまで興味が無いのだ。
こうして出張は終わった。※そういや、帰ってから飯は食おうと思い何も食い物は買わず機内に乗ったんだが、ちょうど隣の席になった学卒同期のS氏と前にちょろっと顔を合わせたことのある後輩T氏(めちゃくちゃ落ち着いてる子だなと思ったら年上だったことにこのとき気づく)に気を遣わせてしまい、おにぎりやらサンドイッチやらをもらってしまった。いやぁ、自分が気にしなくても相手が気にすることってあるもんな…気をつけよう。
あと、後日出張報告会があったのだが、午後オンラインで開催だったので堂々カンペ読みまくりで、その昔、早朝から社長含む重鎮に見られながら表に出て発表する地獄の報告会と比べると雲泥の差、まるで天国であった(ちなみに一度この地獄報告会で内容全部飛んだトラウマがある*1 )。
また、内容自体も部長から良かったと言われたので、大事なのはいかにうまいこと言うかだと改めて感じた次第。
そんでもって。
もう一つの表題の件。
韓国へ行くことになった。数日後。二泊三日だ。
また出張である。そしてまた一人だけ他部署である。
そのためにパスポートも取得、会社経費で落ちるんでラッキーである。
※今年はあちこち出張が多い。これがコロナ明けってことだな。
販売員向けの事前課題を出され、販売員じゃねえんだがとは思いつつとりあえず書けるところは書き(自部署とは無関係の内容だが書くのが務めとは思ってる為)、だが販売実績も予算もない部署では販売関連数値部分だけはどうあがいても書きようがなく、自部署の業務内容(サービス関連)の数値実績に改変。そのことを念の為所長へも報告し提出。
この課題を元に向こうでディスカッションする、一人15分話すから覚悟しておけ的なことを言われ、こっちは一応内容に関しては真剣である。
そしたら、最近新しく変わった営業部バイヤーがナニコレ怖い!みたいな反応をしていたらしく、所長からなんかどうにかならんか、こういう風にするのはどう?的なことを言われ、とまあ要は修正依頼だ。
が、どうにもならんし、流れも綺麗に辻褄の合うようにしていたため、無理がある。そもそも所長案では辻褄が合わなくなるし何言いたいかわからんぼんやりした内容になるため、おこがましいが却下した(ちゃんと理由は言った)。
まず、最初の提出時点で修正必要であればお声掛けをと、提出先であるバイヤーには伝えていた(理に適っていれば、もしくは全部向こうが組み立てるなら変えるつもりで)。それを我輩に直接言わずに所長を通して適当言うのはいかがなものか。言わんなら言わない、言うなら言う、どっちかにしろ。
つーかよ、こっちも一人だけ部署違うわけで出張同行責任者含め、誰もこちらの部署内容のフォローなんぞできないのを知っている。一人で戦いに行くようなもんだ(販売部でないおかげでプレッシャーはゼロなのでだいぶ大げさだが)。
だから全部自分で数値等も揃え何質問されてもなるべく隙が無いようにしているのだ(まあそのせいで桁ミスって提出直後に修正かましたけど)。
一人だけはぶった課題出しといて、こっちがガッツリ書いたらビビるとかなんやねん。あと何勝手にマイナス内容と思い込んでるのか。めっちゃ具体性のあるプラス内容書いてるがな!
というかむしろ逆にどうしてほしかったん!?この書きようのない課題で、こっちがどうすると思ってたん!?
そんな感じでちょいと苛ついたんで、(出張メンバーの)人選ミスですね、自分を選んだらこういうの書きますよ、と言っておいた(元々この時のことから繋がってる人選と思われるため、覚悟くらいしておけとも思うが*2。
数値をかき集めきれないバカでも人選しておけば、中身スカスカで提出されたかもしれんものを*3。
そしたら、それを期待してボロボロさんが選ばれてるんですよ、と所長が言っていた。取り繕いなのか適当なのかなんとなく言ったのかは知らんが、どちらにしろ、だったら適当な改変案出すな、と思った。ちゃんと読んでおかしければ言え。
まあいい。それでも我輩は予算を取るという圧の下にはいないのだ。
帰ってきた後のことを考えどんより気に病むようなこともなく、能天気に海外に行けるわけである。タダで。なんなら手当つきで。
プレッシャーゼロを、楽しまなくては損じゃないか。
たった15分など人生の時間に比べれば一瞬だ。まあ言ってしまえば部署違いで内容のベースも一人だけ違う中、15分も話すなどクソほど嫌だし話ミスらんようにとかも思う、が、どうせミスったところでいずれ皆忘れるだろう。
そして時は移ろい、記憶も重なりおぼろげになる――みたいな、思ってるほど人は人を見ちゃいない精神を強化してここまで生きてきたわけだし、とにかく飯をしっかり食うこととホテルでいかに過ごすかという点にだけ注力するため、意識を調整しよう。
あとそれよりも今度こそペンを忘れないように、だな。
※ちなみにこの記事を書き終わったあと、コンプラ違反したが懲戒処分免れ(神様なお客様のおかげで)一ヶ月前に販売部からうちの部署に異動してきたO氏と、初喋りをした。はじめましての挨拶交わしたあと、そういや韓国出張行ったことありますか?と訊ねると、あるよと、ありがたい事に体験談を聞くことができたのである。
曰く、あんなん観光や、旅行や、とのこと。本当に何も気にしなくていいらしい。
メーカー側が、まあまあ堅くならずにリラックスして、みたいなお膳たてをするからマジで遊びみたいなもんなんだと。
いや確かにそれ噂で聞いていたし我輩がメーカーでもそうするだろうが(気持ちよくさせて売らせたいから)、一人15分喋るってのは聞いたことがない。なのでその気がかりな点についても訊いてみた。
そこについては彼の記憶がないのか、当時は無かったのか、反応は曖昧であった。
まあとはいえ、一層気持ちは楽になった。準備はもうこれで十分もしくはやり過ぎくらいだろう。杞憂で済むかもしれないし、なんかあっても準備した数値資料程度でどうにかなりそうだ。いきなり接待態度が変わるとも思えないしなぁ。