出張嫌だなぁ、とか言っていたが、よくよく考えると販売員してた時のような圧は無いし、スケジュールも昔味わったクソハードみたいな感じとは違うし、実は案外悪くはないんじゃないか、ということで迎えたその日…が先々月か?本来もっと早めにこれを書こうと思ってたんだが、予想よりも遅れてしまったので、もはやあんまり行った時の気持ち(余韻)もない。感想をひとことで表すならば、非常に楽だったといったところか。
ということでお久しぶりである。
久しぶりで早々だが個人的出張報告といこう。
(あと、8月から続いていた鬼のような忙しさは10月半ばにようやっと収まった)
出張は一泊2日、大坂→滋賀の流れである。一日目で前半大坂→滋賀に行き止まる感じだな。
まず当時やらかしたこと一点:駐車場をミスる。悔しい。
それ以外は特に大きな問題もなく、非常にスムーズに運んだ。
早朝便で出発とのことで、起きたのは5時半頃。空港に6時に着くようなルートを事前に渡され、その通りに動いて学んだことは、タクシーで空港向かった方が普通によかったわ、ということ。まあ今度からそうするとしよう。
ちなみに起きたのは5時半、と言ったが、睡眠時間はたぶんこの日30分~1時間あったかどうかかもしれない。というのも、エロ画像制作に勤しみ過ぎて、結局眠る時間が無かったのだ。だって2日間いないわけだぞ?全く制作不可なのだ。その間売れるはずのものを、そのまま諦め売らずにいたら、結局よそに金は流れるわけで、とにかくもったいない。なので二日不在分のエロを寝る間も惜しみ制作する。この時点で移動中に眠るし問題ない、との算段である。
結構余裕のある感じ、なんせほぼ寝ないで過ごしてたんで、ギリギリに起きちゃっただとかそういうこともなく、時計も見ながら動いていたのに、気づいたらギリギリになっており慌てて家から出る準備をする。
そしてなんやかんやあって、空港到着。
みんな知り合い風に喋ったりしていたが、我輩は一人他部署。ほぼ顔も知らんし軽く挨拶だけした後は、全員集合するまで一人空港をボケっと見渡していた*1。経歴浅かったらもうちょい頑張ったかもしれんが、中堅クラスだしそれくらいいいだろう。
その後手荷物のゲートを通り、搭乗口付近で待機の流れ。
手荷物~搭乗までほぼ一本道に近いというのに、たしかこのときは、今いる目の前の人間についていく、絶対目を離さない、みたいなことだけを考えていた気がする。このルートですら迷う恐れがあるほど、我輩は人とはぐれるタイプなので自分が怖いのだ(実際に過去の出張で3回迷子になりかけた*2 )。
そんなわけでターゲットを絞り込み、アヒルの刷り込みの如く、勝手についていくと決めた子(後輩A氏)とちょっと話しながら(というか名前知らんかったんで初めまして的な名乗り挨拶をしつつ)搭乗口付近の待機場所へ。※A氏はめっちゃ喋るというわけでもなく程よく話しやすいいい感じの子であった。
待機中。断トツ小さい手荷物を持っていたことで、えっ、それだけ?!等の反応をはじめましての人たちにされつつ、ネタにもなるし身軽だし、やっぱ持ち物は少なくするに限ると実感。※荷物軽量は本当に負担軽減になった。楽だった要因の5割を占めるかもしれん。
搭乗後は隣になった子(これまた後輩)と適当に話し、機内では寝るつもりがひたすらコンソメスープを飲んでいる間に大阪に着いた(後輩は寝ていた)。あと我輩は乗り物酔いはしないタイプだが、高低差激しすぎて耳キーンなるわ!は起きるのでほんの少し不快であった。
んでまあ到着。大阪。本社。
全体的にスケジュールが信じられないほどゆるゆるだったんだが*3、そこから昼食タイム→休憩みたいなよくわからん時間を過ごすことになる。
昼食時は、本社建物の隣ビル、会社員ターゲットの有料食堂みたいな場所(いくつか店舗が入ってる感じ的にはフードコート風だが雰囲気は完全にキレイめ食堂)で食うことになるが、あまり食欲がなく、まあうどんなら食えそうだしうどんって基本美味いやろ、の気持ちでうどんを選ぶ(うどんはつゆだかしょうゆだかをぶっかけただけの冷や派である)。
脳内は丸亀製麺、または昔あったがどこかに消えたはなまるうどんの気分。
そして一口食う。
うーん…
まずい(´・ω・`)
うどんって不味いことあるんだ?と軽く衝撃を受けながら完食。
この時お隣しつれいします~と座った子(後輩か先輩か不明の同年代)もうどんだったんだが、危うく、丸亀製麺ってすごいんだね、これマズいね、とか言いそうになった(いやちょっと待て、全員が同じ味覚じゃないしこういう発言嫌いな人いるよなと我に返り寸ででグッと堪えた)。
まあ何が不味いって、うどんは基本美味いやろと思っている過去の我輩と同じような諸君には伝わらなかろうなので説明すると、やはりうどんの良さの大部分を占めている食感。食感が不味すぎる。冷凍うどん、…いやもしかしたら以下なんじゃないかくらい不味い。コシが無いこと腑抜けの如くだ*4。
かかっているつゆ?しょうゆ?あれは特に普通、だったと思う。あれが不味かったらさすがにヤバいが。追い打ちをかけたのはネギ。紙切れかな?と思うレベルの味、水気の無さ。つまり瑞々しさマイナス10。大げさじゃなくガチで黄緑、緑の紙を細く切って輪っかにしたらアレだ。想像がつく。
記憶に残りすぎてここが個人的ハイライトとも言えるほどである。
そういや肝心の値段は不味さ相応に安かった、とは思う。400円くらいじゃなかっただろうか。まあなのでしゃあないとも思うが…当然丸亀製麺があったら丸亀製麺を選ぶし、いくら安かろうが何だろうがこのうどんは食いたくない、と言えるほどには不味かったので相応ともいえないかもしれない。出張から帰ったら丸亀製麺食おうと誓った(実際に即食った。美味かった)。
真っ先に注文、ひとり黙々食い始め、一番に食い終わった我輩は、ではお先に~とか言いながらまだ時間があったためビル内を散策してみることにした。
うろちょろしながら綺麗なビルの広いテラスに出てみる。意味もなく写真を撮り(別に景色がいいわけではない)、更にろちょろしながら何かがあるようで何も無かったため、ビル内に戻ると、「ボロボロさん、何してるんすか…」と、空港で刷り込み対象にしていた後輩A氏と遭遇。
いやぁ時間あるからさぁ~(^o^)みたいなことを適当に返答。出会ってそのまま通り過ぎるわけにもいかんのでA氏と歩くことに。パーティに新メンバーが加わった!みたいな感じである。
その後更にふらっとビル内の別階を見て、ふらっと外に出て、何もねえなってことで本社に一番乗りで戻り時間をつぶすことに。
そこで何やらA氏、心の内っぽいものを吐露。
A氏「実は弟がインフルにかかっていて」
我輩「ほう」
A氏「それで(感染対策的な意味で)あんまり人と近づいたり話したり駄目だなぁと思ってて」
我輩「ほう(我輩は良いんだ?)」
A氏「さっきみんなから離れて食べてたんですけど」
我輩「ふむふむ」
A氏「そしたら一人が好きなんかな、とか言われてる声が聞こえて、そんなんじゃないのなになぁって思ってショックでござった」
我輩「おう、そうか」
まああんま気にすんなや、一人楽しいやん、みたいなことを言ったかもしれん。というか思い過ごしちゃうんか?そんな声聞こえてくることある?とか思っていたので軽く心配になった(精神状態が)。
同時になんか若いもんだなぁとも感じた。
我輩がこういうのを気にしていたのは…うーん、気にはしても合わせることの方がキツイことを早々に知ったので(お喋りがマシンガントークしだして落ち着いて食えない等)、二十歳そこそこくらいから一人を優先していたとは思う。そんでもってこの歳からは本当に何も気にならなくなって適当に適当な人に声をかけることも、一人で過ごすことも全部普通に楽しめるようになっていることにこの時気づいた。
それに思い返せば、みんなそこそこひとりだったように思う。そうじゃなけりゃ一人で最前面の席(飲み物が近いため)でうどん食ってる奴の周囲に、人がどんどん座っていくという形式にはならなかったはずだ。一人ぽつんとを考えていたのであれは驚いた(気遣われた可能性もあるが)。
というか、空港仲睦まじくお喋りに見えてたあれも、本当にそうなのは少数で、他は馴染むように合わせてただけかもしれんな。不安ゆえの擬態というか。
よく考えたら同部署でも他店から複数集まってるわけだ。全員仲良いわけないか。
とまあ、思い悩んでいるA氏に、なんかもっと上手いこと言ってやればよかったが、本社ビルの窓から下側をのぞき込む感じで写真を撮るということに意識がいっていたため、適当なことしか言えなかったかもしれない。
あとそれよりもなんで我輩にだけ例外処理的に話すんやろ、感染ったら怖いな…不運ってことで諦めるか…とかも考えていたので、まあやっぱ適当なことしか言えないかもしれない。
それでも本人たちの代わりに我輩に言い分を言ったことで、スッキリできたんならいいとは思うもんだ。そのために話したはずだしな(結果感染らなかったから言えることでもあるが※A氏は出張から帰宅後弟から感染していたようだった)。
その後ちょこちょこと他メンバーが本社に戻ってきて、A氏は戻ってきた人たちと軽く会話もしていて、よかったなとか思ってるうち、全員集合。
少しして本社の人事系の人たちとディスカッション、とのことであったが。ペンを忘れていることに気づく。なんという失態。やらかしたこと二点目である。お隣の中年女性が貸してくれる。非常に有難い。
そしてディスカッション開始。
バカ程眠いじゃないか。
本当に信じられんほど眠いのだ。しかも己の席の位置が悪く、本社のお偉いさん方がすぐ目の前に座っているというのに。
ここでまた新たな気付きとして、我輩は人の話を長時間じっと聞いていられないタイプなのだと知る。これは睡眠時間が短かったせいともいえない。そうでなくてもこれまでこんなことは多々あった。
28年と半年ほどで、ようやく気付いた。
だからたびたびいろんな話を聞き漏らすことがあったのだ。
大人しくしいかにもちゃんと聞いてる風の態度を取ることはできるし、実際にじっとできる自覚はあったので、人の話はじっと聞ける方だとこれまでずっと勘違いしていた。
だが聞けない、聞いていないのだ。聞くということが本質なわけで、じっとすることではない。
いやそもそも学生時代、授業中めっちゃ落書きしてたあれも、じっとしていたとは言えないのではないか。落書きもできなかったら恐らく耐えがたかったろうし、それができないと睡魔に襲われるという状態が恐らくこの時だ。
てっきり席についていればじっとしてる、という括りになると思い込んでいたが、ようよう考えれば「動」の対象範囲、性質が違うだけで、全然じっとしているわけではないじゃないか!
つまり、長時間はじっともできないし人の話も聞けない、それが我輩だということだ…。
何度も睡魔に意識を持ってかれ、ガクンと首が落っこちるように支えを失いそうになり、掌をペンでぶっ刺し(借り物ということ忘れ)、なんかもう気づかれてたかもしれんが、一応必死に堪えた。
意識が戻るたびに真剣に聞いてる我輩以外のメンバーと本社人事の談笑的ディスカッションが聞こえてくる(ほぼ談笑みたいなもんで、全然堅苦しくもなくゆるゆるで楽しんでいる人も多そうだったが個人的には眠くて駄目だった)。そのたびに思い出したように、うんうんと形ばかりの頷きも挟んだりしてみた。全然内容聞いてないけど。そして大多数が何か発言していた中、我輩は発言ゼロのままでディスカッション終了(お隣の女性にめっちゃお礼を言いペン返却。マジでこの人がペン一本しか持ってなかったら、何で掌を刺そうか…ではなく、100:0で態度悪い奴になるところだった)。
※興味の有無と言うよりこんなん話し合うまでもないやん、分かり切ってることやん、みたいなテーマだったので個人的意見はあり出張報告書の記入は問題なかった。
ここから滋賀へ向かうことになる。
長文癖が健在で長くなってきたので後半へ続く。