ボロボロ皇帝のボロ切れと塊

ボロボロ皇帝が悪態、嫌み、好み、何でも己の視点だけで自由に吐く「偏」な場所。たまにExcel、家電、音楽等についても好きに吐いてる。

ボロボロ皇帝が悪態、嫌み、好み、何でも己の視点だけで自由に吐く「偏」な場所。
Excel、家電、音楽、ゲームイラスト小説映画、性癖について等、何でも好きに吐いてる。

どうでも良いかもしれんが背景色変わっていくの見てくれ。
更にどうでも良いかもしれんがアイコンが息してるの見てくれ。


我輩は何にも制約されない身、
「耐えぬ」事を恐れないと決めたのだ!
我輩は好きなときに悪態をつく!
妬み僻み嫉みを背負い、
マイナーだろうが邪道だろうが
我輩は我輩の道を行く!
好きなものは懸命で不器用な諸君,
嫌いなものは器用で完璧を気取った奴らだ。
         

耳にイヤホンを突っ込まないとマジで集中できないクソな奴だった。

 

いや、現在進行形でそんな感じのクソである。

 

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ようこそ諸君、ボロボロ皇帝だ。

この記事で↓

wornoutemperor.hatenablog.com

若者やべー(^o^)とか言ってるが、よく考えたら、我輩も大概である。

 

一応自覚がある分まだマシなのか、それとも逆に質が悪いのか。

まあなんとも言えないが、棚上げしてるみたいでイカなと感じたので、

今回は己の、やべーな、でも直せない、という最悪な部分を話していこうと思う。

ただただクソなので、うわ…と思うかもしれないが、我輩はこういう奴なのだ、スマン。 

 

 

我輩は、集中力がおかしい。

興味が無ければ全く脳みそに入ってこない(集中力が別のところにいってる)か、つまらなくなり、ひどいと眠くなる

 

例えば。

我輩の職場は高卒入社が多いので、社内で成人式があったりする。
成人式では、県内で活躍しているそれっぽい人(講師とかローカルタレントとか)が現れ、新成人は何かしら講話的なもんを聞かされる

 

我輩も社内の成人式には参加した(参加が当然だったし商品券5000円分貰えるし※昔は商品券ではなく目覚まし時計だったらしい。発展してくれてありがとう)

会場は本社。

我輩の席は最後列で、すぐ後ろには会社のお偉い方が座っている状況。
そんな場所に座っているのにも拘らず、壇上のローカルタレントの話にあまりにも興味が湧かずクソ眠くなった我輩。

だが寝てはいけない(状況的にマズい)。分かっている。

だから我輩は右手で、己の着ている制服の胸ポケットからペンを取った。

握りしめる。

そして思いっきり――

左手に刺した!

もうとにかく必死にペンを手のひらに刺し続けた。痛みで目が覚めることを願い続けるしかなかった。

頼む…ッ!意識よ…ッ!飛ばないでくれ…ッ!

そんなこんなで相当の勢いで刺し続け、手のひらは強い刺激で赤くなり黒ペンの痕で汚くなっていくのに眠気は全く治まらない

というか、痛みで一瞬覚めた気はするのだが、「あ、これ、イケる、イケますわ、大丈夫、マジ大丈夫」とか思った次の瞬間にはぶっ倒れそうに眠くなっている、つまり効力3秒である。その度にまた刺す、そしてやべえと思えば思うほど刺す力は強くなる…

結局、眠気は覚めること無く成人式を終えた

ちなみに仕事中、仕事関連の話ではそういうことも(ほぼ)起きない。やることがあるからか、興味がそれなりにあるからと思われる。

 

 

まあここまでは正直、普通だと思っている。

眠くなるやつは少なくないだろ。逆に興味がない話を延々聞かされても覚醒状態でいられるなんておクスリキマっちゃってる奴しかいないはずである。

 

 

我輩の、我ながらクソだなと感じる部分はその先だ。

 

このように集中力ゼロな我輩を、どうにかまともっぽく見せてくれるものが唯一ひとつある。

それは、音楽である。

音楽を聴いていれば、集中できる

というか音楽に集中してる、のか…

うーん、まあとにかく、我輩は歌を、歌詞よりで聞いているので、音楽として脳内に流し込まれれば、とりあえず目の前のことに集中し(てるっぽく過ごし)やすい

 

とくに作業系音楽の相性は抜群に良い驚くほど捗るので、なぜ我が社は倉庫業務時に音楽を流さないのかいつも疑問である。音楽流したら死ぬのか?

また、人の話を聞くタイプの集中であれば(授業など)、いかにも聞いてる風に出来てマジで最高だ!(最低であるがもうどうにもならない)

そもそも授業での教師の話というのは、

聞かなくてはいけない部分(要ご清聴)聞かなくても差し支えない部分(無駄話)が絶対にあって、

聞かなくてもいい、どうでも良い話は少なくなかったはずだ。

もちろん授業中、規律を乱す行為は絶対NG(普通に鬱陶しい)。授業態度はあくまで静かにである。ガキはルールに従え!!!だがその無駄話、聞く聞かないは自由である。

つか教科書みてれば大体オッケーだったろ!どうせ結果論だ!点が取れればいいのだ!!(教科書見て無理なものは授業聞いても無理)

※といっても学生時代は音楽聴いて授業なんて事はやっていなかった。MP3プレイヤーは持っていなかったし、せいぜい大真面目に教科書・ノートに落書きである。

 

 

そんなこんなで音楽の力に頼って集中力を補正してきた我輩。

既にお気づきだろうが、その具体的な手法、それは…

 

片耳にイヤホンを突っ込むこと。

 

この、至ってシンプル且つナメたものである。

 

本当に最低なクソ野郎だなと思うのだが、こうしないともっと最低なやつになる。

もう片耳にイヤホン突っ込んでさえいれば真面目な態度(表面上)を保てるのだ!!歌ったりはもちろんしない!静かにしている!!だから許してくれ…ッ!!!!

 

だが果たして、これで、バレずに切り抜けられるのか?

これに関しては、音量次第といったところだ。

 

ちなみにこれまで片耳にイヤホンを突っ込んでやり過ごした場面は、

 

・自動車教習所での実技(とくに長い長い高速教習で非常に役立った)

棒立ち、たまに客が来るだけの業務(他部署応援、音楽が無ければ暇すぎて発狂していただろう*1 )

・異動間もない頃にあった、外勤業務を理解しよう的な研修

・量販店員時代に受けさせられてた中国語講座

 

であるが、戦績は、2勝1敗1ミステリーである。

上2つは無事切り抜け、外勤研修時は同期にバレた(周りが静かすぎて音が聞こえた模様。えっ…?という顔されたのでええそうです、という顔で返しておいた。その後何も突っ込まれなかった)

一番下は…

確実な事は言えない。

 

今回はその、1ミステリーにカウントされている、一番下の中国語講座での出来事を話そうと思う。

 

我輩が家電量販店員だったときの話である。コロナ以前、大体2014〜2015年のことだ。

中国人観光客が爆増した時期、元高円安の頃である。

当初ほとんどの販売員は、外国人・言葉の壁、という理由で、呼ばれるまでは観光客の接客に入ることはなかった。

だが、我輩は、対面接客での言葉の壁はそんなに怖くない*2。お互い異国人と理解していると、話が比較的シンプルに進むからだ。

もちろん販売員としても、高額を求めてくるので大当たりの確率が高かったし、白か黒か、これはOK!これはダメ!みたいな直球な接客で済むのは、変な言い回しが無く、正直気楽でわかりやすい*3

また、重要なのはスピードだけで*4、片言の英語で伝え伝わり理解したりというのは単純に面白かった

恐らく観光客が爆発的に増えた最初の時期、一番中国人にめいあいへるぷゆー?とか言いに突っ込んでいってたのは我輩だろう。

 

それから徐々に店全体、なんなら会社全体が免税売上力を入れ始め観光客いたら接客に入れ!全員売りに行け!という方針になり、分散された結果、我輩が観光客接客に入る機会は減った

それと同時に、販売員に観光客(主にチャイニーズ)相手の接客力を磨かせようと、任意で受けられる中国語講座を会社が講師を呼んで主催することになった。

月額いくらだったか忘れたが、給与天引きで、なおかつ休日を潰して受けねばならないソレ。

我輩は別に受けたくなかった。

だが、最初の時期に免税売上が高く目立っていた事が要因で、語学力無いのに免税売上とれる奴と店長に認識されてしまっていた我輩は、恐らく、中国語を覚えたらもっと売るコマに変身すると思われたんだろう。

周りから「店長がボロボロに中国語講座受けさせたがってるぞ」と聞かされ、「そうなんですか…」と答えながら、やだなぁと思っていたりしつつ過ごしていた中。

とうとう、

「ボロボロさん、中国語講座受けるよね(^o^)?受けたほうが良いよ(^o^)!」と直接圧力をかけられ、我輩は中国語講座を受けることになった。

※どうでもいいが、当時の店長は「いいね!」が口癖の、いいねボタン常備マンだった(すまん、言いたかっただけだ)

 

 

中国語講座初日

我輩はじっと普通に座って話を聞いたイヤホン未装備である。

講師は中国人の中年女性(たまにこの中年女性に雇われているっぽい若い女性や若い男性が来たこともあった)。

講座の頻度は週一回、固定曜日だったはずだ。

もう、本当に、つまらなかった

接客に使う用語*5ももちろん教えてはくれたが、それ以外の使う機会が少ない内容も多かったのだ

※ちなみにこの時覚えた中国語は、もうほぼ忘れた。ざいなーりー(どこ?)とめいよー(無いよー)しかわからん。が、めいよーは中国語講座受ける前から知ってたので、講座を受けた意味はやはり無かったと言える。

 

たまにこの中国人中年女性の講師が、中国語の発音について、「中国本土のどこの地域は田舎で、どこは都会で、私は都会寄り出身で、田舎方面はやっぱり訛りがあって聞き取りづらい」みたいなことを、若干バカにした感じでちょいちょい言っていたことだけ、無駄に覚えている。

 

講座何回目からかは忘れたが、もうこれは保つのがキツイと感じた我輩。

禁断の片耳イヤホンに手を出すことにした――。

 

それから講座参加時には常時片耳イヤホンである。

講師の発音は聞こえるから特に支障は無し

講座中、当てられたりもする全く問題ない。これは眠気防止対策、集中力補正なのだ。補正できている!いい感じだ!

 

そうしてイヤホン装備状態に慣れた頃。

 

「何か…聞こえない?」

 

と、我輩と同じく中国語講座を受講している目の前の女性社員が、隣に座っている人に言っているのが聞こえた。

マズい!!音漏れてる!!!

慣れとは恐ろしいもので、もうちょいもうちょい(^o^)と音楽の聞こえやすさを重視してしまった結果、いつの間に音量を上げすぎていたのだ。

 

大慌てで音量を下げる我輩。

 

このときの講座内容は、「私は〇〇が好きです」を中国語で言うには、というものだった。

「私は〇〇が好きです」の発音を覚えた後、

応用できるように〇〇に当てはまる単語を複数、講師が発音し、受講者が返す、これを繰り返していく。

それから、講師が受講者を当てる。

講師が、「「私は映画が好きです」を中国語でさあ言え」と受講者に指示、受講者はそれを中国語に翻訳して返す、と、そんな感じのことが行われていた。

 

「では、ボロボロさん」

講師に当てられた我輩

音漏れの件でちょっとドキドキしていた我輩は、更にこのタイミングで当てられ、今くるか!とか思いながら、あくまで平静を装いつつハイと返事をし立ち上がった。

 

 

『私は音楽が好きです』を中国語で言って下さい」

 

 

!?!!?!?!?!?

 

え?音がk?え?バレっ…バレてた!?!?!!??

 

講師からの出題に、激しく混乱する我輩。混乱するが、答えぬわけないはいかない

 

きっと、たまたまだ、大丈夫。

そう、己に言い聞かせ、狼狽えないようにし、

「我喜欢音乐*6(私は音楽が好きです)」と、答えるそれは、まるで自白である(もしくはお仕置き淫語プレイ的な「僕は✕✕✕✕大好きド変態マゾ豚ですぅ…ッ///」みたいなアレ)

 

講師の表情からは何も読み取れない。心理戦かこれは!?犯罪者と刑事の心理戦なのか!?!?!!?

答え終わって、

 

「はいよろしいです」

 

とくに何か指摘されることも無くそう言われ、そのまま着席した我輩。

心臓はバックバクである。

 

その後も普通に講座は進行し、普通に終わった

 

我輩はたまに、このときのことを思い出す。

あのときは正直、確信は無かったバレてないと思いたかったので、きっと大丈夫だったんだろうと思っていたが。

多分これは、バレてた

というかもうバレてなかったとは思えない。バレていたような気しかしない。当てられたタイミングもそうだし、わざわざ音楽チョイスしてきたのまで、何から何まで絶妙であった(だが、確実とは言えないのでカウント上は1ミステリーである)

 

ちなみに、その日以降の講座のことはほぼ覚えていない。

あの時のインパクトがデカ過ぎて、その日以降も片耳イヤホンで挑んでいたのか否か、ハッキリしないのだ(あと自業自得だがショックもデカ過ぎて、かもしれない)

ただ、多分だが、その後も片耳イヤホンやってたんではないか、と思う。

己の性格上、直接言われていないしということと、多分バレてないという方向で自分を説得、暗示をかけそうなタイプなので、やめそうにないのだ。

 

あと、その後も普通に、講師には仕事上使う言葉で知りたいものがあれば訊いたりしてはいた。何事も無かったかのように。講師も教えてくれ、特に普通だった。

 

この中国語講座は最終的に検定をとれるようになっていた。中国語検定3級だったような…。

一応合格するには、実技試験的なものがあったはずなのだが、我輩は試験で合格していないはずなのに合格扱いになっていた。

そのことを知ったのは、最終日あたりに、中年講師に代わって若い男性講師が来ていたときのこと(後半は若いスタッフが来ることも多かった気がする)。

「まだ合格していない人は今から試験するから残れ」とかだったと思う。残っていたら、「ボロボロさんは、合格ですが…?」みたいなことを言われ、え?そうですか?と言えば、ハイ、合格者のところに名前が載ってます的な事を返され、よくわからんが受けなくて合格ならラッキー、と思って帰った。

後日、人づて(一緒に受けてた先輩社員から)に合格証書みたいなものをもらった気がするが、探しても教材一部(全然使ってなかったCDとテキスト)だけしか出てこなかった。

当時、使ってた方の教材(仕事上使う単語が載ってたコピー本みたいなペラい奴)はどこに行ったのか、そして証書もどこへ…。実は全部妄想…とか思うほどにマジでどっかに行ってしまってる、捨ててはいないはずだが…。

 

 

とまあ、ここまで、我輩のクソな話であった。

まあいつも思想はクソだが、やってることもクソだった、という話だな。

きっとこれからも、こういう場面があれば、片耳にイヤホンを突っ込む。やめられないのだ。意識を保つためには…。

つまり、我輩はクソである

 

あと、中国語講座で学んだことは、学んだ直後も1mmぐらいしか役立たなかった*7

中国語のオンラインAI翻訳は精度が微妙な感じであったが、それ以外も術はあったし、ほとんどの中国人は英語をグローバル言語として話しかけてくるので中国語にこだわる理由は正直無かった。最も、通話での通訳センターが便利過ぎたってのもある。

 

 

以下は完全に余談、中国語講座無関係の、観光客接客での思い出備忘録 

・今思い出しても意味が分からんが、一度、接客に満足してくれたのか、テンション上がった中国人が写真撮りたがるのでツーショット写真撮影。あれは彼らにとって思い出になるのだろうか

 

iPadで初めてゴールド色が出たときは、中国人は本当に金が好きなんだなとハッキリわかった。観光客集団の元へゴールド色の在庫を持っていくと、妙に昂ぶってる丸めの中年中国人男性奪うようにひったくられ*8、内心「え(^o^)!?何が起きたん(^o^)!?」と驚いた。パッケージを見て集団の中で順繰り順繰り回されていくiPad mini4 ゴールド。あの周りの目を気にしない感じがこの動きに繋がるのだろう。ビビったが面白かった。

 
・台湾人観光客もいた。台湾人はほとんどが安いモノだけを買っていくので販売員の立場として見れば別に当たりではなかったが、楽しかった。
一番印象に残っているのは、英語を全く、カタコトすら話せない中年女性の台湾人。台湾語だか中国語だか知らんがそれで、構わず話しかけてくるのである。マジクソわからん。わからんからお互い紙に書く。相手の書く漢字もわからん。わからん中でちょっと分かったりする(漢字の形からどうにか派生させて意味をくみ取って)。最終的には絵とジェスチャーでやりとりし、無事意思疎通が叶った。あれはいい思い出である。
 
 
 

*1:そういやこのときインカム風に装着するために、イヤホンの銀色のデザイン部分を黒マジックで塗りつぶしたな。いかに自然に聴けるかしか考えていなかった。

*2:どちらかと言えば言葉が通じるはずなのに通じなかったりする日本人のほうが怖い。脳内辞書の壁、価値観の壁という二次的な壁にぶち当たる。

*3:中国人のあの怒ってる風の語気も我輩はそんなに気にならなかった。

*4:彼らは観光客なので時間がない。

*5:レジはあちら、カラバリは何色と何色がある、保証は無い、サービスカウンターはあちら、少々お待ち、またお越しくださいませ、だとか。

*6:忘れてるから調べた。

*7:商品のカラバリ(何色があるよみたいなこと)と保証の件とまたね的な挨拶は使ってた。

*8:彼はただ手に取りたかっただけだと思うが口調同様に勢いが凄い。