先日勤務中、用があって某メーカーのカスタマーセンターへ連絡を入れたときの事。
普通にお待ちくださいガイダンスと音楽が流れじっと待っていたわけだが、急にその音楽が何やら異様に高い割れた音に変わった。
それから無音。
あれ?と思った後、そういやこの割れた音、人が喋るときの抑揚的な言葉のような感じがあったなと気づいた。ただ、仮に人だったとして、何言ってるか全然わからなかったため、回線問題無いかといった確認のために、ひとまず、すみません、音声が凄く途切れてるのですが、と非常に控えめに伝えてみた。
その後すぐ返ってきたのはやはり全く何言ってるかわからん異様に高い割れた音。普通の回線不調の乱れではない。
もう一度、全く聞き取れなくて、と言うも返答は同様。
マジかどうしよう、と思いながらその高い割れ音を聞いて、これめっちゃボイチェンした音声っぽいなと気づく。もうそれだ。普通の女性のモザイク音声よりもさらに高い…
最終的に、あの、ものすごく変声機使った音声みたいになってて本当に聞き取れないんですが、と言い、やっぱ結局何言ってるかわからなかったのでいったんお切りしますね、すみません、と言いながら切電。
この瞬間はじめて知ったんだが、
日常で急に変声機音声で話しかけられると、ちょっと怖い。
最初はなんや何しとんのやコイツ、なんか変な設定かましてるんちゃうか、それオフにしろや!くらいに思ってたんだが、これがずっと続くと(しかも何言ってるかわからんと)、怖いんだが…となるもんだ。おそらくこれは実際に経験しないとわからない。
文面だけだと何がやねん、って感じだろう。だがあの声とも声じゃないともつかない高い割れた音で延々話しかけられてるっぽい状況に陥ると…非日常的恐怖である。
とまあそんな、初体験のどうでもいい妙な恐怖体験であった。
でもなんだったんだろうな。電話機だか交換機だか新人のためのSV同時受話スタイルのせいかは分らんが、謎だ。ちなみに切ったあと即かけなおした時には特に問題なかった。