DLsiteで人気のコンテンツと言えば、断然音声作品だろう。その次に漫画、そしてゲームか?*1
ゲームは制作者側の労力をプレイで分かち合う、みたいな行為も兼ねていると思ってるので、高単価でも売れるだろうが、やはり人間楽して抜きたいが先行するものだ。すると、寝ながらイヤホンぶっ刺してるだけの睡眠スタイルで性欲満たせる音声作品のほうが売れるのも自然の流れだし、実際販売数で言えば音声作品のほうが全体的に高いと思われる。まあこれ、全然数値探せないから、実は全部憶測だけど。
世の中、男性向け音声作品もあれば、女性向け音声作品もある。
ダミーヘッド準備してるのか、バイノーラル録音に対応してるレコーダーとかイヤホンマイクとかでやってるのか、サンプルを視聴すると大体音質はいい。
YouTubeとかの垢Banされがちなエロ音声チャンネルも同じ感じだが、まあとにかく思うのは、声が良い奴ら羨ましいって事だ。
我輩は自分の声が好きではない。地声はマジで腑抜けというか、モニョってるし、ふざけた呂律していやがる。気を使わずに素で喋るとそれに拍車がかかるので、実際舌があんまり回らずよく噛む。
頑張ったら(力んだら)どうにか張りは出るが、なんせ、声質は結局モニョモニョだ。なんともだらしが無く、残念なもんである(そのまま自分の耳で聞く分には分かりにくいが、スピーカー越しとかになるとまあ酷い)。
音声作品はレッドオーシャンとは言われるも、やっぱ売れてる感じは見受けられる。それに女性向けなら男性向けよりも、まだ市場は成長期と成熟期の間じゃなかろうか?ならば余地はある。あぁ^〜いい声になりたいんじゃぁ^〜
もういい声になれないなら諦めて、昨今のAIだとか、精度上がったボイチェンに頼るなども手かもしれない。それくらい羨ましい。
だが、そんな事以前に、
そもそも、我輩はセリフというものを真剣に発した経験がない。
なんだか結局こっぱずかしいのだ。
と言うのも、マジで、音声作品販売しているサークルでシナリオから音声まで全部一人、つまり完全個人でやってる人ら、全員オ○ニーしとるやろ、と思ってるので(※個人の偏見です)、この己の声で真剣にエロ台詞吐くのを考えると、恥と理性が邪魔をしてなかなかに厳しいもんがある(結局オ○声なわけだし)。
いやでも羨ましいわ。オ○ってる声収録したもんを女に聞かせてそれで金入るとか、もはやそこまでがプレイの一貫なんじゃないかってくらいに凄いもんがある。それでレビュー書いてもらって、って、もうそれオカズやんけ。
…とまあこんな甘くはないにしても(収録場所等)、挑戦できるかも、と広がるチャンスを妄想するのは楽しい。
仮にボイチェンとかを使うと想定して、あとのハードルは己の演技力のみ…。
というわけで本日。
出勤のため運転しながら、感情たっぷりな苦悶する声を己の最大限の張力で発してみることにした(もちろんマスク装着済※ヤバい奴過ぎるんで)。
ただ発するだけだと絶対分からんので、客観的に聞くための録音もしっかりと行う。
急な思いつきでもあるため、セリフに関しては当然用意も何もない。なので、言葉は口から勝手に出てくるままに任せてみた。
最初に出てきたのは、
うっ…ぁっ、肩が痛いっ…かだがいだい゙ぃっ…!
であった。なんせマジで肩が痛い。前に座卓でゲームし過ぎた際に痛めた肩が、なぜかまた痛みだしたのだ。たまにある事だが、昨日とくになにかしたわけでもないの肩の一点に血が通ってないみたいな痛みで不快だった。
そんなわけで、あぁっ…肩がイダすぎるぅう…っ!とか、ぁっ…仕事したくない゙っ…!仕事じだぐな゙い゙よ゙ぉ゙…ッ!とか心身の悲痛な叫びを発している間に信号にかかる。
ぅあッ…信号にかかったぁっ…信号にかかっでる゙ぅ゙ゔ…っ!
そしてコンビニが見えれば、
ゴン゙ビニ゙…ッ、ゴン゙ビニ゙に゙イ゙ギだい゙ぃ゙い゙…ッ!
…と。こんな感じで適当にやったあと、己の表現のレパートリーの少なさに気づき、もうええかと録音を停止。
そして音声を、さっそく再生してみた。
その後は一人爆笑しながら職場についた。
真剣に適当なことを言ってもギャグでしかない、そんな本日の教訓である。
そういや余談だが。
我輩が前にクラウドソーシングやってたときの事。音声作品を個人で出すという女性(多分当時学生)から、作品用のイラストの作成依頼を受けたことがあった(改めて見直すとめちゃくちゃブスイラストで、当時の技量の無さに申し訳なくなった)。
その子はYouTubeチャンネルでも音声を上げており、聞く感じ、あーこれ、売れなさそうやな…とちょっと失礼ながら思ってしまう、あまり下半身に訴えかけてこない声であった(好みもあろうが※実際その作品は売れてなかった*2)。
だが先程、最近のを聴いてみると、やっぱ下半身には訴えかけてこない感じだったが、だいぶ質は向上していた。多分演技力と機材が良くなったんだろう。機材は金でどうにかなるとして、演技力は重要だなと感じた。
更に余談。
帰り道、我輩にも唯一暗記しているセリフらしいセリフがあることを思い出した。
それは、映画ハリー・ポッターとアズカバンの囚人から、暴れ柳の下、穴通って先にある叫びの屋敷での、ハリー、ロン(&スキャバーズ※ペティグリュー)、ハーマイオニー、ルーピン、シリウスブラック、スネイプが集結したところのシーンのセリフである。
我輩はマジでこのシーンのセリフをほぼ全員分記憶している*3。
今はちょっと忘れてる部分もあるが、昔は見すぎてマジで完璧だった(それ以外は全然なんだが、なんかこのシーンが異様に好きだったっぽい)。
ので、これを真剣に全員分声変え口調変え言ってみたが、一人で馬鹿みたいにおもろいだけだった(し当初の目的と違いすぎた)。
真剣に意味のあるセリフを言っても、それを口にする人間によってはギャグの域を出ないことが判明したが、それもそれで悪くはないだろう。
*1:後から更に調べたらゲーム&動画が人気、そこに迫ってるのが音声、その下に漫画&CG集らしかったわ。
*2:つか売れない音声作品もあるやんけ。忘れてたわ。ここまでの音声作品への甘い考え、舐め過ぎ思考、失礼した。
*3:「ピィタァアッ!ペティグリューさぁ!この部屋にいるッ!今ここにッ!さあ出てこいピィタアァ…姿を現せぇえええ!」と雄叫び中のシリウスの元へスネイプが「エクスペリアームス…」と唱えシリウスの杖を弾き飛ばし、「嗚呼…復習は蜜より甘い」とか言って登場するところからハリーが「ペティグリューの話をして!」と言うまで、いやよく考えたらロンがシリウスに「スキャバァアアズ!スキャバーズに何をするんだ!放してよ!スキャバ――」と言うまでの全員分のセリフ。