ボロボロ皇帝のボロ切れと塊

ボロボロ皇帝が悪態、嫌み、好み、何でも己の視点だけで自由に吐く「偏」な場所。たまにExcel、家電、音楽等についても好きに吐いてる。

ボロボロ皇帝が悪態、嫌み、好み、何でも己の視点だけで自由に吐く「偏」な場所。
Excel、家電、音楽、ゲームイラスト小説映画、性癖について等、何でも好きに吐いてる。

どうでも良いかもしれんが背景色変わっていくの見てくれ。
更にどうでも良いかもしれんがアイコンが息してるの見てくれ。


我輩は何にも制約されない身、
「耐えぬ」事を恐れないと決めたのだ!
我輩は好きなときに悪態をつく!
妬み僻み嫉みを背負い、
マイナーだろうが邪道だろうが
我輩は我輩の道を行く!
好きなものは懸命で不器用な諸君,
嫌いなものは器用で完璧を気取った奴らだ。
         

【前編】実録:ボンネット叩いても出てこないエンジンルーム内の子猫を、意地で出す〜入ったら出せる、頑張れば〜

⚠警告⚠エンジンはまずかけるな。

 

昨日は疲労感が凄くてブログ更新できなかった。

そのワケをここに記そう。

※ちなみに暗いし余裕もなかったしで写真は一枚も撮っていない。

 

〜〜〜〜〜

 

昨日、駐車場へ行き、己の車へ乗ったとき

だみ声がした。

 

み゙ゃ゙ぁ゙

 

だみ声だが、子猫っぽいことはなんとなくわかる。なので、あ、子猫かな…すまんな…(連れては帰れん)という気持ちでちょっと空を見つめていた。

それは外から聞こえるようであった。

だがちょっと近い感じも否めない。

 

み゙ゃ゙ぁ゙

 

二度目のだみ声。

ふと、先日のことを思い出す。


エンジンルームに猫が入ってるって、貼り紙されたなぁ(´・ω・`)

 

まぁ、まさかな

と思いつつ、念の為ってやつである。

外へ出てボンネットをバンバン叩いた

 

み゙ゃ゙ぁ゙

 

あれやっぱ声近くない(´・ω・`;)?

 

み゙ゃ゙ぁ゙

 

み゙ゃ゙ぁ゙!

 

いやめちゃくちゃ近いな

これマジでエンジンルームに入ってんのか?!

そう思いエンジンルームを開けるも何も見えん。しかも運の悪いことに初めてスマホを家に忘れるなんてことをしてしまったので、中を照らすこともできん。

※ちなみに先日リアガラス修理してくれた父の友人が、紛失していたボンネットの支え棒をつけてくれており、そのときに気づいたんだが、非常に助かった。これ、無かったらマジで詰んでたかもしれん。

 

 

いやぁ…どこにおんねん…

 

出てきてくれぇ…という気持ちで(声にも出しつつ)、バンバントントンしていると、急に雨が降り出した。

で、一旦車の中に退避。

雨がやんだのでまた外に出る。

 

み゙ゃ゙ぁ゙、み゙ゃ゙ぁ゙

 

変わらず近いし、明らかにエンジンルームから聞こえる。ちょっと勘弁してほしい

うかつに動かせもしないし、家まで長距離なんでどう考えてもアカン。

 

そこで検索。

 

子猫 エンジンルーム

 

ちなみに予測変換ですぐ出てきた「出てこない」。

みんな悩んでるんやなぁ…。

と思いながら検索上位にあったトヨタ(静岡支店っぽい)のページを見る。

 

ラクションをちょっと鳴らす、とかあり、試してみた。

 

プッ

 

特に変化無し

 

猫が好む音を流す。猫の鳴き声等

 

これも試してみることにする。

YouTube動画の猫が寄ってくるという猫の鳴き声音声を、キ〇ガイみたいな大音量で鳴らしながら四方から近づく。

最初は呼応していたが、徐々に飽きたらしく、全く反応しなくなった。

 

トヨタの言うとおりずっとそれらを繰り返すも一向に猫は姿を見せないし、しょっちゅう雨に降られては車の中と外を行ったり来たり(台風14号の影響である。ちなみに風も強い状況。だから入ったんやろな)。

 

次第に1時間が経過し、だんだん鳴かなくなってきたので慌てる。

どうして鳴かないんだ…!

といった焦りである。

 

それから途中、百均の小さいLEDライトを持っていたことを思い出し、ソイツで中を照らしてみた。

ぼんやりとした明かりのもと…

全然見えん

そのライトで中をコンコンやっていると、また激しく鳴き出すが相変わらず姿は見えない(思うにバンバン音には慣れて反応せず、コンコンは耳慣れず反応しているとかそんな感じ)。

そうやっているうち1時間半ほど経過した頃、ようやく遠くに子猫の存在を確認

オレンジの毛で子猫特有の青い目、目やにがついているが、しっかり開いてはいて、なんとなく目が合う。

 

それを見て、あ、餌買ってこようと思い至った。その時まで、鳴き声はしているしそれは確かにエンジンルームの中なのだが、全然姿を確認できないため実はいないとか…1%くらい思っていた。まあそんなことはあり得ないほどに声はデカく車体から聞こえているわけだが。

だが、姿を見た途端、確実にいるし、それに出すにはあまりに遠い。奥すぎる。餌でおびき寄せるしかない、と気づいたのだ。

というわけで、勤務先と併設しているスーパーで容器付きのウェットフードを購入。

 

右車輪の内側多分ここから入るんやろな、といったエンジンルームへの入り口的穴があるところのすぐ下に置く。

ちなみにスーパーから戻ってきたとき、ドアの開け閉めに反応して鳴きはしたがその後また無反応

我輩は、猫をビビらすために

エンジンをかけた。

で、すぐ止めた。

 

鳴き声が聞こえ、おーこっちやで、はよでてこい、みたいな事を言う。わかってんだかわかってないんだか、鳴いているが、また鳴き止む

我輩はまた、

エンジンをかけた。

 

それから止める。

無反応である。

バンバンしても無駄、何も聞こえない

 

ふと、

エンジンかけていいんだよな?

と不安になってきた。

そして、検索する。

 

猫がベルトに巻き込まれるからやめろって書いてあるんやんけ!!

 

ああそうか、そうなのか、エンジンかけるときにベルトに、ベルトってどこの、って全部のベルトか、もう全部ベルトなのか、自分はなんてことしてしまったんだ

 

一気に血の気が引くような感覚に陥り、謝りながら猫を捜索。

それからもやはり声が聞こえ無いので、一旦ボンネットを閉め、車に戻り、また検索である。

何も答えは出てこない。

それからまた外に出る。ボンネットを開ける。

その時、

 

み゙ゃ゙ぁ゙

 

ああああ!生きてた!ありがとう!本当にありがとう!

 

み゙ゃ゙ぁ゙、み゙ゃ゙ぁ゙

 

だが、

もしかして出られないのか?

怪我してるとか…引っかかってとか…

そんな恐ろしい想像が脳裏をよぎる。やはりエンジンかけてしまった、しかも一度のみならず二、三度。拍車がかかる焦り

ちなみに多分このあたりで2時間以上経過していた

 

 

どうやっても出てこない場合、みんなどうしてるんや…。

 

そう思い知恵袋等を確認。

出てくる回答は、

どうしても出てこないなら、タクシーかレッカーか整備士。

 

いやふざけんな!

 

 

この、クソ!!他人事だからって!!絶対方法あるやろ!おるんやぞ中に!おるんやぞ?!入ったもんが出てこんとかあり得るかいッ!

 

 

キレそうになりながらもう、ネットに頼るのはやめた。

そしてまた猫の鳴き声(YouTube)を片手に引っさげて、極力エンジンルーム内の奥側を叩く。

鳴いている。結構近い気もする…。

そしてまた、右車輪側から覗いたとき

 

 

内部で子猫が立ってそこにいるのがわかるように小さな足がちょこんと見えるじゃないか!!

それは先程まではなかった。

ああ!ちゃんと元気にこっちに歩いてきてる(っぽい)!顔も見えている!

良かった!怪我してなさそう!

 

 

あと一歩で出られる位置まで来ている

大丈夫やで、もうすぐその怖いとこから出られるで(´・ω・`)

と、餌を持ち上げ間違っても車にこぼさないように近づける。

 

 

匂いで来てくれ、匂いで来てくれ

 

 

その願いも届かず。

なんと、子猫、奥へと戻っていくではないか

 

おい、嘘だろ?

 

その時理解した。子猫は出られないのではない

自らの意思でエンジンルームを出ないのである

 

 

 

そこお前の家じゃないんだ!スマンが!!出ろ!!

 

という気持ちで、またエンジンルームを上から覗きこむ。

一体どこで落ち着いてるんだ

奥にいることは分かった。なので、改めてLEDライトを持った手を、向かって左から思いっきり奥に突っ込みチカチカ照らすと、いた。真ん中の本当に底のなんだかよくわからん隙間みたいなところで放っとくと眠りそうな状態でそこにいる。

 

 

なるほど…だからベルトにも巻き込まれないでいてくれたのか。

本当に運が良かった。

 

 

が、絶対手は届かない。

 

 

何かで突いたらビックリして出てってくれんもんだろうか…。

ちなみに我輩が、駐めていた位置は生垣のすぐ手前、駐車場の端っこである。だから子猫が入ったとも言えるんだが。

生け垣なので植物がある。木の枝もある。

そんなわけで、枯れ木から長めでしなる細い枝をむしり取り右車輪側から差し込んだ。びよんびよんさせながら、子猫をやんわり突く気持ちで…

すると、掴まれた

これは確実に掴まれている

絶対子猫が掴んでいる!

 

 

ちょっと引っ張る

離れたことがわかる

また差し込む

掴まれた。多分今噛んでる

引っ張る

 

 

これ子猫、遊んでるな…。

 

 

そうだ、我輩はなんてアホだったのだろう

子猫はあくまで子猫である好奇心旺盛な子猫だ。動くものが大好きなのだ。そして今我輩は子猫を猫じゃらしでじゃらすように木の枝で相手していることになる

 

 

そうかならばこれでおびき寄せようじゃないか!

 

 

そうして枝で、釣りをするように子猫と我輩の攻防が始まった

 

(後半へ続く)