本日本部の総務、お客様相談室に入ったクレーム称賛の毎月まとめ報告書を読んでいた時のこと。
こちらが高齢者にも拘わらず、といった文が出てきた。
※ちなみに内容としては、こっちは高齢者だってのにわかりにくい言葉で早口に喋りやがるから不快だったわ、といった苦情である。
最初その文読んだとき、
なんやこだわらずって(´・ω・`)
そう思った我輩。
関わらずやろ。つか構わずのほうが良いんかな。この場合配慮がクソって話だしな。
とかなんとか考えていたが、ふと、本当にこだわらずと読むので当たっていただろうか、と自信がなくなってきた。
そのままGoogleで検索である。
拘わらず 読み [検索]
すると…
いやかかわらずとも読むんかい!!!
※しかも送り仮名はらずが一般的なのか?拘(こだわ)るでもわまでが読みに含まれているからそういうことなのか。余計に判別しにくいぞ。
だがここまで、まだ我輩は関わらずの使用に疑いを持っていなかった。
常用と非常用とかか?同じ意味だけど漢字は二つあるパターン?
そんなことを考えながら かかわらず で再度検索する。
すると出てくるのは関わらずではなく、拘らず。
意味が分からず、にもかかわらず 関わらず で検索すると、
思いっきり誤用だということが分かってしまった。
つまり、逆接表現の(なのに、だが、みたいな前の事柄を否定するタイプの接続詞)である~にもかかわらず、は、にも拘らずと書くと。
端的に言うなれば、にも、が付いたらかかわらずは関わらずではなく絶対に拘らずとなるのだ。
いやマジでずっと関わらずだと思ってたし、これが間違っているなんて想像もしなかった。
なんてことだろうか…。
間違いなく我輩はこのブログの中のいくつかの記事でも「にも関わらず」を使っている。
こういう間違える人が一定数いるような言葉ってのは、正しく使用している立場からすると、こう、で、でたーwww勘違いパティーン奴~wwwと感じるものだ。きっとそうだろう。つまり、正しく拘らず勢は我輩の関わらずを見て、こいつバカやwwwとか思ってたのだ。なあ、思ってたんだろ?!!わかってんだぞ!!ええ?!
…まあいい。
今後は、かかわらず、と表記することにしよう。
我輩は昔厨二ガキにありがちななんでも漢字、漢字に変換できるもんは全部漢字、それこそカッコいい、美、みたいなことを思ってるイタい奴だったんだが(暫く、漸くなど)、今はひらがなも好きだし、分かりやすくてなんぼと思うほうが強くなってきているので、かかわらず、で良いのだ*1。
あと拘る(こだわ)る、の方を脳みそに強く焼き付けてしまっているため、どうしても拘らずをすんなり読めない。
ただ、読めるようにリハビリが必要だとも感じている。なので、そうだな…いったんは正確な漢字表記に過去記事の修正が先か。めんどくせえぜ、徐々にやろう。
んで、それからだな、ひらがな表記にするか漢字表記にするか考えるのは。というかその時の文章バランスで決めればいいか。
そうだな。そうしよう。
ちなみに、
こちらより、拘らずは現状非常用漢字らしいし(日本語表記がベター)、夏目漱石は~にも関わらずを使っていたらしいからその事実にちょっと救われる。
※あとここでは~にも拘わらず、と、送り仮名がわらずになっている。こだわらずでは拘らず、かかわらずでは拘わらずとするならなんかわかりやすいではあるが、いったいどっちが一般的なのか。そもそもひらがなってことなのかもしれんが、難しいもんだな、日本語ってのは。
*1:大きなこだわりがなくなってきたってのもある。まあ変換で出てきたらなんも考えず、非常用でも漢字表記にしていることはあるが。