エルニーニョ現象がやってくる、とちょいちょい言われているが、夏までに起こる確率は80%にまで上っているらしい。
そもそもエルニーニョってなんやねん、エマニエル坊やみたいな名前しやがって
と思う諸君がいるかもしれんのでざっくり説明すると、
エルニーニョ現象 とは:海面水温が平年より+0.5度以上高くなり一年以上続く気候変動現象のこと。逆現象がラニーニャ。2020~22までがラニーニャだった模様。
平年値といっても、温暖化の影響で年々海面水温は上昇してるというのが定説。
であれば上昇推移の平均値からずれて更に上がったり予測値よりちょっと下がったりしちゃうってのがこれらエルニーニョ、ラニーニャってことになる。
ちなみに、エルニーニョが発生すると 冷夏・局地的大雨・台風は南東寄りになるとかなんとからしい。
海面水温が高くなったら冷夏の意味が分からんが、風の状況とかに影響して熱波がどこに行くとかなんとかあるんだろう(詳しいことを言うと太平洋高気圧の張り出しが日本側で弱くなって気温が下がり日照時間は短く、降水量が増えるんだと。へぇ)。
ラニーニャやらエルニーニョの判定基準は一年以上継続するかどうか。2年続くこともあるらしいが2020年からのラニーニャはほぼ3年継続と長期で、こういった長期に渡って起きるのは1950年以降は2回目とレアケースらしい。
が、観測そのものの歴史が浅く(半世紀っぽい)データが少ないため、これが人為的な要因による気候変動なのか、自然現象としての気候変動なのかも実際のところははっきりしていないようだ。
とまあそんな感じで、エルニーニョ来たら冷夏、つまり、繁忙期そんなに忙しくない 可能性がある!ラッキー!と思った我輩。
ところで過去のエルニーニョ、直近でデータがある分で言えば2018年の夏になるが、当時はいったいどうだったのか確認してみることにした。
すると実際、年々上昇傾向にある修理件数が唯一2018年だけ前年割れ。そういや確かにそんな忙しくないと感じた年があったのを覚えている。あれ2018年だったか。
また、当時の自分のメモがいくつか残っていたので確認してみると、
1:台風が多かった模様。連続で3つくらい発生して2回は半日~全日休業になっていることが確認取れた。とくに大阪にぶち当たったやつは結構大きな被害になっていたのをなんとなく覚えている(大阪府民からエアコンの室外機ぶっ倒れて中が木っ端みじんなんやが…と電話があったのもたぶんこのときだ、妙に印象に残っている)。あと台風頻度発生のせいで全体的に見ればそうでもないが、瞬間的に忙しさがやってきてる感はあった。
2:空梅雨だったようで、その影響かエアコン水漏れの問い合わせが少なかった模様。
台風が多いのはちょっと厄介だが、実際その兆しはすでにある。蜘蛛の巣がめっちゃ低いところに多くあるのだ。蜘蛛が低い位置に巣を作るってのは天候が荒れる予兆らしい(昔、漁師とかが天候予測するときに目印にしてたっぽい)。
空梅雨に関しては極端なのは困るが、正直エアコンの水漏れの問い合わせが減るのは助かる。マジでエアコンからの排水逆流の問い合わせは、客への説明で時間を要す内容のベスト3には入る厄介なもので、保証も大概効かんので(9割汚れ詰まりなもんで)大変なのだ。
しかも多いときマジで多いから、エアコンの仕組みと排水経路についてといった内容の同じ話を何度もする羽目になり気が狂いそうになる。これが少ないだけでも最高だ。まあ空梅雨で断水とかは本当に困るけど。
まだ忙しくならない今年。
去年とは明らかに様相が違うが、
いきなり夏がやってきて忙しさが爆発しないことと、
猛烈台風が直撃しない事、
空梅雨でも水不足とかにはならない程度のほどよい雨量、湿度は多くないこと、
エルニーニョ現象の状況問わず、どんな災害も起きないこと、
これらを祈るとしよう。