⚠注意⚠接触事故加害者側の話である。
自分で言うのもなんだが、いつかやってしまいそうな雰囲気は、確かにあった。
そして本日、その日が訪れてしまった。
本日、我輩は接触事故を起こした。
もう、紛うことなき、我輩の過失である。
状況としては、信号待ち(だったのか単純にちょっと混んでたのかはっきりせんが)、停止からの発進時。目の前のバイク(中型っぽいやつ)に、ガコッ!という音ともに接触した事が発覚した感じだ。
大馬鹿である事を素直に認めよう。
我輩は常日頃から遅刻寸前で出勤しており、本日も、そうだった。
そして職場まであと少しの距離のところで、遅刻するかしないか、ぐらいの状況になっていた。もうこの時点でマジでアホすぎてアホ以外の言葉が出てこんのだが、とにかく大焦りしていた。事故るやつの特徴過ぎる。
そしてその時、バイクとの接触を予見出来たか出来なかったかでいうと、恐らく理性の部分では出来ていた。というのも、ヤバ…バイクめっちゃ近いな…(自分が近づいてる)これ一歩間違えたら接触するところだわ…、と、まさに接触する2、3分前に、なんと、自分で思っていたのである。
それなのに接触してしまった。近いことに気づいていながら…!!接触してしまった!!
分かる、分かっている。もはやそれは、焦りと過信以外の何者でもない。
接触後、
ああああああやってしまいそうだと思ったら本当にやってしまったああああああ!??!!?
という状況で、クソ狭い道で後ろつっかえながら降りてめちゃくちゃ謝り、その後邪魔にならんところに移動して、また謝り。我輩が、完全に悪いからな。※邪魔にならんところに移動しながら大慌てで会社に電話。遅刻寸前だからな、事故っても事故らなくても遅刻やんけ、と思われんように猛スピードで電話した。
ちなみに音はガコッ!だったが、停止→発進時で速度が出ていなかったからか、互いの車両どこにも凹みや傷は無く(身体も何も無しだったのも不幸中の幸い)、一体どこにぶつかったか全然わからんかったが、相手曰く多分マフラーだろう、との事だった。※まあ我輩の車は傷だらけなので、そもそも新たに傷が増えようと掠り傷程度なら分からんのだが。
グラつきもなく傷もないから多分大丈夫だろう、との事だったが、一応あとから何かあったらマズイので連絡先を交換しつつ、事故処理で警察を呼ぶことに。※初の接触事故処理だったことと、大パニックで一気に思考力低下した我輩は「どういう手順で進めれば…」とか言った。間抜け感ぱない。すると相手のライダー男性(30代後半ぐらい)がめっちゃ手慣れた感じで警察に電話してくれた。
そしてそこからが長かった。
警察到着まで35分ほど。
いや分かっている!我輩が、全面的に悪い!だから何も言えない!そうだ全て我輩のせいだ!
だが警察仕事してなさすぎだろ!?めっちゃ近くなのになんでそんな遅いん?!
外はカンカン照り。相手はバイクである。
どうぞ車の中で待ってて、みたいなことをライダー氏は言ってくれたが、普通に考えてぶつけて時間を奪った挙げ句、我輩だけ車の中にいるのも申し訳なく、到着までひたすら外で待ってみたが、あまりにも遅く一瞬後悔した。
長き待ち時間の末、警察到着後。
仮に彼らを▼▼警察署の警察だとしよう。
「お待たせしました〜」
と二人の肉体派ッスみたいな男二人がパトカーを降りて声をかけてきた。あああやっときた!やっと!と急く気持ちで、どうか早く済んでくれ…と思いつつ訊かれたことに答えていく。
一人の警察から、
「ちょっともう少し詳しく現場どこか教えてもらえます?」
と言われた我輩。
めんどくさ!どこでもいいだろ!同じだろ!この道のあのへんだよ!と接触した分際で内心文句を言いながら、一応答えた。
「あ〜」と警察官。
「あの道は■■警察署の管轄ですね」
なんと、俺らの管轄外ッスわ、と言いやがったのである!
いや仕方ない、全然意味わからんが、隣の市の管轄だったということはもう仕方がない…!我輩が、接触したわけだし!!
「ちょっと今から■■警察署の方を呼びますんで。もう少しお時間かかるんですけども」
そう言う警察に、もう我慢ができずに訊いた。
我輩「あ、あと…どれぐらいかかるんですかね……」
警察「あー、15分ぐらいですかね?」
あああ嘘だろ!?また待たされてもしやまた何か訊かれて…一体どれだけかかるんだ!?と思っていたが、本当にだいたい15分ほどで到着した■■警察署の担当(一人)は、あとは▼▼警察署の人から事情を聞いて、そこからはさほど時間はかからず、スムーズにいき、これで事故処理は以上です、みたいなことを言われて終わった(おい、何で隣の市から来るのが早くて市内の警察が遅ぇんだよ、とマジで思った)。
だがまあまだ終わってはいない。警察の事故処理は終わったが、あとは相手方がバイクショップにバイクの状態を見せて、実際に異常が無いか、何か起きていないか、保険会社経由で確認した後に終了である。
今はただでさえやらんLINEで相手とやり取り中だ。
そういや保険関係の書類等諸々写真とらせてくれと言うから、加害者に断る権利はないしまあ元より断る気はないのだが、相手も当然接触されて不安やろし、どうぞどうぞと撮影してもらった。その時、保険書類に住所まで載っていたはずなので、それは写さんでくれと、さすがに言ってもよかったんじゃないか、とあとからちょっと後悔した。事故マナー的に何が普通かわからんし、いくら接触した側と言えど、個人情報に関してはなんか怖いからな世の中(会社の人からは、写真撮影はあるあるだと聞いたので、そこは安心したが)。
あとアホなので相手の名前も電話番号も訊かずに事故処理後は、お時間取らせて本当に申し訳ありません、ではまた何かあればご連絡ください、的に挨拶してすぐ、会社に向かった。あとからLINEで訊ねたが。こういうのは事前に確認するもんであるな(相手には訊かれて全部答えたのに訊き返さず※加害者だからどこまで必要か分からんかったってのもある)。
完全にすべて終わったらまた報告しよう。
あー…こういうまだほとぼり冷めてない自分の過失について思い出しながら書くのは、結構しんどいな。
それと余談だが、
先にも述べたように、現場は職場に近い。
すなわち、同じ社内の人間が通る道でもある。
本日帰り際の事。
「ボロボロ…」と声をかけてくる先輩社員Z氏。
「はい?」と返事をする我輩。
「今日さ、出勤のとき、道にボロボロが立ってるからビックリしたよ」
と笑いながら言われた。
めっちゃ目立つ道だからさ。警察と一緒にいて、あれ!?ボロボロじゃないか!?って思った。とのこと。
その言葉に、そういや所長も、我輩が出勤してすぐ、事故現場正確に把握していたな、と思い出した。周囲から聞いていたらしい。
マジで見られまくってんなおい。うわ、見られそうだな…とは思ってたが、そこまでとは…。
恥もかくし、時間も食うし、相手の時間も奪うし、一歩間違えたら人身だし、本当に接触事故はせんほうがいい。したくてするやついないだろうが、我輩もそうだったが、分かっているのだ原因は!自分への甘さだったと!
マジでちゃんと今より10分前、確実に11時には車に乗って、仕事に向かおう。これは決意だ。決意したことは出来るのだ(決めてもできない20分前とかではなく、絶対できる10分前というのがミソ。その後に余裕があればもう少し早めを目指そう…)
心からの反省と、己の生活を見直した、最悪な出来事であった。