庭で草抜きをしていたときのこと。
ちょっと遠くから、
あぁん?あぁん?
みたいな鳴き声が聞こえてきた(※ヤンキーではない)。
なんかどっかの猫が鳴いてるなぁと思いながら草を抜き続ける。
ちなみにその直前、家から庭に出たときには、どっかの黒猫(成猫)が庭を走り抜けていった。
その黒猫は数ヶ月前からちょいちょいやってくる。
別にうちの猫に喧嘩売りに来てるわけでも無いので別に良いんだが、一体何しに来ているのかは不明。餌をくれと言うわけでもないし、そもそも我輩を見たら走って逃げるし、ただ、庭に来たときはなぉん♪なぉん♪と鳴いていたり、くつろいでるだけっぽいことが多い。体格は普通だし飢えてる様子もないので、どこかで飯は食ってそうだが、謎だ。
でまぁ、その黒猫はさっき違う方向に逃げていったのでそいつではないし、そいつにしては鳴き声が若干子猫っぽい(ミーミー言う超子猫とは別)ので、どっかで誰かが飼ってるんかね、とそのときは考えていた。
だが、
あぁん?あぁん?
なぁあ?なぁああ?
なぁあん?なぁぁ?
なぁん♪なぉおお♪
なんかめっちゃ近づいてきてるんだが!?!!?!?
まるではっきりとした目標を持っているかのように、というかむしろ「帰ったぞー!」とアピールする家族の一員かのように、猫の声はどんどん我が家へ向けて近づきデカくなっていく。
もう今まさにめっちゃ近くにいます、というデカさになったとき、さすがにデケェ!となったので、その声の方向へむかってみた。場所は裏門の階段付近。
チラッ(´・ω|
もうあと残り2,3段というところまで階段を登って来ていたソイツと目が合った。
近ッ!とビックリしていると(ソイツもビックリしただろうが)、ソイツは慌てて小さい体で階段を降り、
小さい体を存分に活かし、よじよじと門の下から出ていった。
お、おう…みたいな気持ちでちょっと呆然としたあと、また草抜きに戻ったので黒子猫のその後は知らん。
知らんが、方角的には隣家があるところからやって来て、また帰っていった感じであるので、近所の誰かのところに住んでるんじゃないか、とも思われるがただの野良かもしれんし、にしては元気だなとも思うし、なんだろうな。我輩は飯くれと言わずに去っていくものを追うほど、優しくはないので分からん。
ちなみにこの黒子猫、最近、庭の奥の方で姿を何度か見かけていた。なので初対面ではない。
そのときもなんか鳴き声するなぁ…と思って見に行くと、そこには白い成猫と共に黒い子猫がいたのだが、我輩の気配を察知した途端、両者とも走って消えてしまった。
ちなみに白い成猫は多分隣の家の猫だ。で、たぶんその白猫はオスである。なので黒猫の親ではない。イジメられてるような鳴き声ではなかったが、なんで一緒にいたんだろうか、と謎な気持ちであった。
それからまたしばらくするとなぉおんと聞こえてきて、二度目ももう一度向かってみたが結果は同じく散り散り退散であったので、それ以降鳴き声が聞こえても無視した。一体そこで何してんだよ…!とは思ったが*1。
恐らく今日も、黒子猫は我が物顔で庭にやってきては、鳴きまくる予定だったのだろう。
にしても、今年は庭に出るときの猫とのエンカ率が高すぎる。
まあ元気にやってるんなら放っとくか。うんこはよそでやってくれよ。
*1:よく考えれば黒猫(成猫)とも前に一緒にいたような…この黒子猫何者だ…?