ボロボロ皇帝のボロ切れと塊

ボロボロ皇帝が悪態、嫌み、好み、何でも己の視点だけで自由に吐く「偏」な場所。たまにExcel、家電、音楽等についても好きに吐いてる。

ボロボロ皇帝が悪態、嫌み、好み、何でも己の視点だけで自由に吐く「偏」な場所。
Excel、家電、音楽、ゲームイラスト小説映画、性癖について等、何でも好きに吐いてる。

どうでも良いかもしれんが背景色変わっていくの見てくれ。
更にどうでも良いかもしれんがアイコンが息してるの見てくれ。


我輩は何にも制約されない身、
「耐えぬ」事を恐れないと決めたのだ!
我輩は好きなときに悪態をつく!
妬み僻み嫉みを背負い、
マイナーだろうが邪道だろうが
我輩は我輩の道を行く!
好きなものは懸命で不器用な諸君,
嫌いなものは器用で完璧を気取った奴らだ。
         

本日の最低な話〜人の顔を、覚えられん〜

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ようこそ諸君、ボロボロ皇帝だ。

 

本日、自課のパート社員から、「工事担当(業者)からこの内容で見積書作ってほしいって言われてるんだけどどうしよー」と相談を受けた。

工事見積書を作るなんざぺぺいのぺいである。つまりそんな難しいもんじゃない。

一応それなりにデカイ会社である。フォーマットが無い方がおかしい。

ちなみに会社のフォーマットはクソほど分かりづらい。明細打ち込むことはできんし、備考部分に入力可能な文字数は少ないし。そんなこともあって(というか見積書作成を割と頼まれることもあって)、以前に自分で作った明細込フォーマットまである。

つまりどんな形の見積書をご所望だろうが、全てに対応できる(たぶん)。

 

 だがその日は忙しかった(繁忙期だし毎日忙しいが)。

ええいめんどくさい!つーかその業者も配送工事課に言えよ、工事の件なんだから…と思いつつ、けれど今ここでそれを言う方が時間を取られることを知っていたので、とりあえず「あー、その業者にボロボロに声かけてって言っといてくれますか」とだけ伝えた。

 

〜その十数分後〜

我輩は、業務用シュレッダーの前にいた。

紙をシュレッダーにかけていた。

これらの紙は業務上渡されまくる情報諸々であり、我輩が処理を終えたものである。ゴミ山のように溜まっていたのでそろそろシュレッダーしないとと思い、早く終わらせようとまとまった紙束を雑に粉砕していた。

すると「ボロボロさん…」と声をかけてきた細身中年女性

先ほど工事見積書を作ってほしいと言ってきた業者と、同じ会社(以下D社)の事務の人である事までは知っている。

ややこしいので補足すると、今見積作成を頼んできた彼らは社員ではなく、一つの工事会社で協力業者という立ち位置なので、できる事が相当限られているのだ。事務員という肩書の人でも見積書を作成できないのはそのためである。まあもとは違う会社だし、万が一我々の会社名を勝手に使って顧客にムチャクチャな見積書作られて不正されたらとか色々あるんだろう。

 

でまあ、この話しかけてきた事務員は優しい。というか、怖くない…というか。

このD社には複数名の女性事務員がいるが、ほぼほぼ皆愛想がない。だがこの女性だけは、すれ違ったときなどでも普通に挨拶してくれることが多く、まあたまにしてくれないときもあるが忙しいときなどだろうぐらいの感覚で、とりあえず優しい人、という認識である。

余談だが、

この世には、こちらから挨拶しても、絶対返さないやつがいることを知ったとき、我輩は自ら挨拶する確率が6〜7割ぐらいになった。するにしても会釈程度〜声に出すまで程度もそれぞれであるし、人を見てあえてしないときも多々ある。

あ、こいつ絶対しねーなってのが何度もやられてればさすがに分かるのだ。

もちろん絶対必ず返せ!とか思ってるわけではなく、何回かにいっぺん返されないとかまでは気にしない、我輩も返せてないときあるし(余裕が無いと反応できないときがある)。だがそうではなく、絶対しないやつ。おう、お前がその気なら上等だ、無視してやらぁ!とか思ってる。

そういや、挨拶は絶対しないのに仕事中は普通どころか気軽に話しかけてくる奴がいたのだが、アレはどういう感覚なんだろうか。挨拶は悪魔の習慣とかいう新興宗教に入信してるとかなら理解できる。

 

でまあ、その事務員が、「見積もりの件なんですけど…」と声をかけてきたので、

「あ、作りましょうね。郵送ですか?FAXですか?」と顧客へ送る方法を訊ねたりなんやかんやして、そこはハッキリしていなさそうだったので、「作ったらそのまま持ってきますね」と伝えた。

その事務員は他の社員(J氏)にも用があったらしく、「あと、Jさんはどちらに~…」とついでのように訊いてきた。

もしかしたら、J氏の顔が分からんかもしれないと思ったので軽く手で示しつつ「あーあっちで今電話してますね、マスクしてますねー」と頭で考えないで答えたあとに、「マスクみんなしとるわって感じですね」一人ツッコミみたいなことをしたら苦笑された。言い訳するならJ氏のマスクが目立って青かったせいである。

 

 

それから大急ぎで見積書を作成した我輩。時間も無いのでさっさと渡したかった。

なのでさっそくD社の人間がいるスペースへ行き、先ほどの事務員を探した。

その場にいたのは二人

一人は若いから違うとして、えーっと…

 

お、いたいた。

 

配送工事課のS氏(副所長)と何やら話している。

我輩は、はよ終われ!!と思いながら、少し待つことにした。

それから終わりかけたのを確認し、近づいて、「ハイ(^o^)」といった感じで渡す。

 

なんだか、「え…」みたいな反応である。しかも先ほどのような愛想が無い。

なんかちょっと雰囲気変わった?と、変な違和感を感じるも、予想と違う反応に、こちらも「え…」という気持ちになりながら「見積書です(^o^)」と言い、受け取ってくれるのを待つ。

あーなんだ?忙しかった?どうでもいいからとりあえず受け取ってくれんかな、そっちが頼んだんやろ…

と思いつつ、反応が悪くなかなか受け取ってくれないので、ほらどうぞしっかり作られてるでしょ、という感じで確認できるように見せてみた。

 

すると、彼女の後ろから現れた、彼女。

 

え!?!!?

 

あっ…ええ(^o^)?!!?!?!?!?

 

ああああ別人に声かけてたぁあああああッッッ!!!!!!!!!!

 

その後、しれっと、「ああ!やっといらしたね!」みたいな感じで、正しい方に声をかけ見積書は渡して終わったが、絶対ごまかせていないだろう

※最初に確かに名札を見ていたはずなのに、見積作成後、名札を見もせず声をかけ、そして正しい方の事務員が来たときにその名札が目に入ったことで、蘇る記憶の後押しでハッとした。ハッとした、というほかに言いようがないほどハッとした。

 

そもそも我輩は、この瞬間までずっと、中年女性の事務員が二人いるとは思っていなかった

つまり、彼女たちを一人の人物、同一人物だと思っていたのだ。

同時に謎が解けた

これまですれ違ったりするときに、なんか挨拶返してくれんかったな(´・ω・`)、ということがあったのは、なんの事はない、彼女は彼女ではなかったのだ。つまり、単に人が違っていたからだったということである。あー!なるほどね!という気持ちでいっぱいだ。あんな何度もすれ違ってて、なんでこんな性格の違う双子相手みたいな勘違いを続けていたのか、己の脳の神経回路がマジでどっか死んでるとしか思えんが、もしかして:別人 だなんて本当に考えもしなかった。

 

彼女たちの共通点は、やや髪が長めで多分暗めの茶髪で背格好はほぼ同じの細身の中年女性、という事以外にない

そして我輩の脳みその判別基準もガバガバクソ精度なので、これだけ一致していたら同じとしか思えない、つまり今もあまり違いが分かっていない

現に今、顔をそれぞれ思い出そうとしても、どっちがどっちとか以前に、ぼやっと雰囲気でしか思い出せんぞ。自慢にもならんが。

 

 

我輩のこの、顔覚えられん病昔からである。

そのため、新入社員の頃は大変苦労した。

客から在庫確認やら値段交渉やらを受け、レジ側に行き確認し戻ってくるタイミングで、同じコーナーに、ひとり人が増えており、さらに性別が同じ背格好が同じ特徴(メガネ)同じときたら、マジでどっちがどっちかわからんくなるのだ。一人で大パニックである。

待っている人間はどこにもいかないので、動きでどうにか判断したり(遠くから様子見)、視線を合わせて反応で確認したりと、客相手ではあまりにマズいので、本物を見失う状態になっても、どうにかこうにか上手いこと正しい方へ声をかけられてきた方だとは思う(見失う回数に対しては)。が、それでも対象を2,3回は間違えたこともあるだろう(1回は確実にある、覚えている)。

ちなみに、一度、同じ特徴が3人になってたときは、マジで終わったと思った。

 

それから二年目、三年目と年月が経つにつれ、特徴の覚え方を習得し(というか顔を覚えるのがマジで無理なので、客の服の色やらアクセサリーやらの身に着けているもんを、どれだけ記憶できるかという記憶ゲーをしていただけだが*1本物を見失うことも減り、そして異動し対面接客から離れたことで、己の顔覚えられん病を意識する機会はすっかり少なくなった。

少なくなった、といっても、業者やそんな話さない社員相手などには未だにあるし、その回数自体も恐らく多い方だが(ついでに名前と顔の一致も苦手なため、正しいはずなのに間違ってるかもといった不安感から、自信を持って名前を呼べないことも多い)、それでも緊張感は客相手とは異なるので、わからなくてパニックという事はほぼ無くなったのである。

 

 

そんな中でのこれだ。

 

あー…そうだったよ、こういうやつだったよ自分は…。

 

そう思いながら自己嫌悪で本来の業務に戻った。

 

次から名札ちゃんと見て覚えて確認してから声掛けよう、そう心に誓ったのである。

 

※毎日顔合わせて会話するレベルとかじゃないとマジで覚えられないので、無駄に覚えようと努力するよりも簡単に記憶できる文字とかを脳みそに突っ込む方が、断然いい。
と思ったのだが、また己の顔覚えられん病のことを意識しない日々が戻ってきたら、同じようなことしでかしそう。まあ、頻繁にこういうシーンがあるわけじゃないから意識しなくなるわけだし、つまり今は頻度が低いわけだが、販売店に異動になることがあればまた苦労するはず、今のうちに習慣づけていた方がいいに越したことはないだろうな。

※名札してない奴は厄介だ。必死になるしかない。

※個人情報保護の観点から言えば最高に素晴らしいとも言える、よな。

 

 

 

*1:2,3年前からようやく、毎日一緒に働いて顔を合わせる人の髪型の変化には気付けるようになった。まあ小さな変化とかなら知ったこっちゃねーが(つまりデカい変化じゃないと分からんが)、これは大きな進歩である。