ボロボロ皇帝のボロ切れと塊

ボロボロ皇帝が悪態、嫌み、好み、何でも己の視点だけで自由に吐く「偏」な場所。たまにExcel、家電、音楽等についても好きに吐いてる。

ボロボロ皇帝が悪態、嫌み、好み、何でも己の視点だけで自由に吐く「偏」な場所。
Excel、家電、音楽、ゲームイラスト小説映画、性癖について等、何でも好きに吐いてる。

どうでも良いかもしれんが背景色変わっていくの見てくれ。
更にどうでも良いかもしれんがアイコンが息してるの見てくれ。


我輩は何にも制約されない身、
「耐えぬ」事を恐れないと決めたのだ!
我輩は好きなときに悪態をつく!
妬み僻み嫉みを背負い、
マイナーだろうが邪道だろうが
我輩は我輩の道を行く!
好きなものは懸命で不器用な諸君,
嫌いなものは器用で完璧を気取った奴らだ。
         

神様なお客様の具体例を提示しよう〜お褒めの言葉というやつやっぱり嬉しい〜

 

神様はお客様だって?

思い上がりもいい加減にしろクソったれども!タンクで茹でるぞ!

 

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神様はごく少数なのだ。

 

少ない方がありがたみを感じるものなのかもしれないが、

本音を言えば、神様排出率、もっと上がってほしい。

というか今時点では少なすぎる

この世というソシャゲにおいて、このガチャ確率はさすがに渋すぎ、いや渋いなんてもんじゃない、完全に悪質である。多分、これは0.00247%ぐらいだ。

 

 

 ようこそ諸君、我輩はボロボロ皇帝。

 

去年の12月頃のこと。

「あの、ボロボロ、ちょっといい…?」

事務社員T氏から、ものすごーく深刻そうに声をかけられた。

ビビる我輩。

「ど、どうしたんですか…?」

声を潜めるT氏、

「あのさ、本社にボロボロ宛のお礼の電話が入ったんだけど…」

「え、あ、お礼ですか…?」

「うん…」

お、お礼?お礼の電話なのになんでこんな重めのトーンなんだよ!!勘違いするだろうが!!!

とか思いながらも、そのトーンに引っ張られてしまっていたので「そ、そうなんですか、よかったです…」と嬉しいはずなのに嬉しいのかよくわからんような複雑な感情で返事をした我輩。

「それで所長には言ってあるけど、報告書、書いてもらわないといけなくて…」

報告書!!?!?!?

 

「ほ、報告書ですか!?」

もう本気で耳を疑った。理解が出来なさすぎる。

「うん…」

「え、お礼ですよね?」

「うん…本社に入ったお礼の電話は、報告書書いてもらうことになってて」

 

お礼の電話もらって報告書!!!!!

クレームじゃないのに報告書!!!!!!

なんでだよ!!!!!

何を報告するんだよおおおおおおおおお!!!

 

報告書というものの響きはなんとも恐ろしい。悪いことをした気分にしかならん。というか報告書はそういうときに書くもんだろうが!!!!

 

大人しく「そうなんですか…」と答えながらも、心の中は「何が報告書だよ!!テメエらが書け!!テメエら本社の人間が!!我輩という優秀な人材を賞賛する文面でも書きやがれ!!!!クソッタレが!!」というその場にいもしない本社の人間への怒りでいっぱいだった。

 

「明日所長から報告書、渡されると思うからさ」とのT氏からの言葉に、「わかりました…」と言うしか無いので言ったが。非常に不服であった。

会社ってもんはマジで意味が分からんと思うのと同時に、なるほど、あのトーンの重さはそういう意味のものだったということか…と何となく理解した。

いやでもよくわからん、このT氏なんだかオーバー気味だからな。良かったことも一周してヤバそうに言ってくるときあるし。

ちょっと余談だが、T氏は産休以降、だいぶ人柄が変わった。綺麗な感じの人なんだが、産休以前は典型的お局っぽく年中カリカリしており、すぐ怒る系だったんだが…(まる子ちゃんで言えば前田さんみたいな)。
産休明けてから周囲への気遣い方が尋常じゃ無くなっている。周りは丸くなったと言っていたし我輩もそう思っていたが、たまにこれは神経すり減って疲れないかと心配になる。

 

 

とまあ、そんなこんなでその後。

所長から「あ、ボロボロさーん!聞きましたか?ボロボロさん宛にお礼の電話が入ったらしいですよ!やるじゃないですか~!」みたいな感じで声をかけられた。

「あ、はい、ありがとうございます、よかったです」と返すと、

「で、報告書書いてもらう必要があるんですよね。なんて書きます?当たり前だ!って、お礼言われて当然だ!って書いちゃいます?あははは!」と言われながら、本当にな!年中言われるレベルで対応してるわ!!傲慢な本音を思いつつ一応控え目に、「そうっすね、いつも通りだーって書いときましょうかね、うへへへへ」と笑って報告書を受け取る。

渡された報告書には、お客さん(神が具現化した人)の言葉が載っていた。内容はこんな感じである。

 

先日、ブルーレイの不具合で電話をしました。電話に出た方へ症状を伝えたところ、とても親切に対応してくれ、ケーブルの取り替えのみで済みました。また、線のつなぎ方もとてもわかりやすく説明してくれて、本当に助かりました。

 

読んで素直におお嬉しい!と思った。

 

大体、良いことか悪いことかで言えば、心理的に悪いことの方を口にしたくなる、人間とはそんな生き物である。多分怒りの衝動は勢い的に原動力になりやすい。だからこそクレームが多い世の中だ

 

そんな中でお礼という良い感情を言葉にして伝えてくれるのは、まさしく神様!!!

これを神じゃなくして逆に何というのか!!!?!?

しかもあえて本社に言ってくれるとは!!!

報告書は全く予想外だが、それ込みでも嬉しい!!!!

ああ、お客様、あなたが神様…!!!!!

 

とマスクの内側で喜ぶ我輩だったが、一体いつのブルーレイレコーダーの人なのか、なかなか思い出せなかい。

 

所長から「対応内容覚えてます?」と訊かれ、

「あー、んー…ちょっと思い出してみます」と答える。

報告書には対応者(我輩)の記入欄と、上長記入欄も有り、変に申し訳なくなってしまった。書いたらまたお渡しします、と伝え一人席に座りながら、報告書を見つめ、死にかけの海馬で必死に思い出そうとする我輩。

 

BDレコーダーの問合せは割と長くなる。パソコンの次ぐらいにお礼級の対応をしている事が多い。本当に何で今まで誰も本社にお礼の電話を入れてくれなかったのかである

 

ちなみにお礼の電話は、本社ではなく直でくることはある。だがそういうものは内々で済まされてしまうことが多いので、嬉しいものは嬉しいが、評価(というか周りからの評判というか)には繋がらないのが事実。

だが今回は本社に入ったもの。本社が形に残そうとしていやがる。

恐らくこれは社内報とかのお褒めの言葉、とかいうやつに載るはずなのだ。

これでちょっとした評価、周りの目とか、その程度でもいい、そういうもんが上がるなら書いてやろうじゃないか報告書!!

 

とかなんとか考えつつ、直近のBDレコーダーの人で、内容的に多分この人だろう、という人物への対応記憶をどうにか蘇えらせた我輩は、絶対社内報に載せろよ?!おい本社の人間!!載せなかったらマジで許さねえからなァ!?!?!!?という思いのもと、報告書を記入した。

書いた内容は、ざっくりと「故障問合せだったが音声映像出力が出来なくなってると判断した記憶があるでござるな、お客が損すること無く解決できて良かったでござる。問診とか確認にお客が協力的だったから解決に繋がったんでござるよ。お礼の言葉励みになったでござる」こんな感じだ*1

 

多分来月ぐらいには載るだろ。とか思っていた。

 

 

それから年が明け。1月。

社内報が発行された。

 

あれ?載ってない(´・ω・`)

なんでや!!!!

まぁ…来月ぐらいかな、載るの。

 

そして2月。

あれ?載ってない…。

おい仕事してんのか本社!!!?!?

おい!!

何のために書かせたんだよ!?!!?

なぁ!?!!!?

なあ!!?!?!!?!?

 

お礼の言葉が多くて後回しになっている可能性も考えていたが、2月の社内報に載っていたものは年末の我輩のものより、後の日付のもの。
ならば我輩のモノが先に載っていて然るべき。

すなわちもう載ることは無いのではないか。

 

 

そうして、本社のヤツらへの強烈な恨みだけを残し、我輩の社内報閲覧は終了した(そもそも社内報とかそんな読まねぇしなぁ!?)。

 

思えば我輩は、普通なら目立ってもおかしくないタイミングが巡ってきても、そんなときに限って常とは違う状況が発生し、我輩の輝くべき瞬間はその異常事態に奪われ、我輩はいつも通り、何一つ目立てない…なんてことが少なくなかった。

 

ちょっと分かりづらいかと思うので、例を挙げよう。

 

 

多分高二の頃のこと。

夏休みの宿題に、作文書いて来いや!というものがあっただろう。我輩の高校も例に漏れず、あった。そのとき読書感想文、意見文、創作文と選べたので、創作文を書いたら、それが県のコンクールで最優秀賞をとった。

ちなみにその前の年、つまり1年の夏休みは期間内に仕上げず(要はぼけっとして宿題間に合っておらず)コンクールには出さずに終わったのだが、その年にコンクールに出していた同校の同級生で優秀賞をとっている人物がいたので、賞をとったら、全校の集まる体育館で、何か賞状的なの渡されて、図書カード渡されて、すなわち良い意味で目立つのだな、ということを我輩は知っていた。

それが今年は最優秀賞である。新聞には秀逸とか書かれていたのである!*2今読み返しても出来は良かったと思える*3

図に乗る我輩。

 

テメエらの学校から最優秀賞が出たんだぞ教師ども!!我輩がとってやったんだぞ!!なあ!!!?!?ちゃんとやれよ!???!!!?賞賛しろよ!?!!?!?

 

…と思っていた、のに。

 

なぜなのか。

 

何もありがたみも無く、

担任から適当な感じで「ハイ賞状と、図書カード」と渡され、終了である

 

 

このとき、学校も担任もマジで一生許さねぇと思った。

一応言っとくが、陰キャだからって目立ちたくないわけじゃないんだからな

良い意味で目立ちたいんだよ、というかラノベだとかが流行ってたのも、陰キャが目立つ夢の世界だからだろ?今の転生モノとかいうのもそうだろ?だから結局絶対みんな目立ちたいに決まってんだ、我輩も目立ちたかった!!!!!*4

 

 

それは社畜になっても変わらない

変わらないが、過去のことがあったので、もう諦めた。

 

我輩はそういうヤツなのだ。

もう、何か知らんが一生ちょっとしたことですら目立てないヤツなのだ、我輩というヤツは…。

 

 

そうこうして、我輩が、社内報に載らないという恨み怒りも忘れた頃

 

 

我輩は県内でもやや珍しい名字をしているのだが、そんな珍名字と同じ名字の警備員(おっちゃん)が、我輩の職場にいる。その警備員は我輩に気さくに声をかけてくれる。

 

数日前、退社時に警備室前を通ったときのこと。

「おいボロボロ、お前やるじゃないか。社内報に載ってたなぁ」

とその警備員から言われた。

多分、(´・ω・`)???みたいな顔をしていたんだろう。

「いやだから社内報の、お礼の言葉だよ」

「お礼の言葉!?」

「知らないか?ブルーレイのって」

そのときようやく我輩はピンときた。

「あっ、もしかして!!アレだ!!!多分年末ぐらいの!!!!」

「え?そんな前なのか?」

「多分それです!!年末に報告書、書かされたんですよ!!ブルーレイレコーダーの件ならアレです!アレしか無いです!!あああ!!やっと載せてくれたんだ!!やっと!!いやもう遅すぎる!!」とか言う我輩に、警備員は何を思っていたんだろうか。

そんなこと考える余裕も無く、

「いつまで経っても載らないなぁって思ってたんですよ!!マジ本社許さんと思ってたらこんな遅かったのか!!載ったなら良かった!!」

変なテンションの我輩に、警備員は、「おお、良かったな…」と苦笑気味に言っていた。

「んじゃ」みたいなことを言われたので、「お疲れ様です!」と言いながら、一人駐車場へと歩いているとだんだん冷静になるものである。

会話の中で嬉しいという言葉を一度も出さず、謙遜の欠片も無い反応をしてしまったな…と気づく。歩きながら、悪い部分の人間性を出してしまった気がして、やや後悔した。

が、それもこれもこれだけ先延ばした本社が悪い。もっと早ければ、我輩だってもう少し初々しさと謙虚さを保って反応できたのに!!!焦らしやがって!!!!

 

 

まあでも無事載ったので良かった。やはり認めてもらえる場があるというのは、ちょいとイイ感じである。

ちなみに警備員以外からは、数日後頃、これまた別部署の人に一人言われた程度で、やっぱほとんどの人見ていない説あるが(我輩も普段読まないし)、なんかそこは別に良い。単純に文字に残ると嬉しい、ということに気づいた。

 

というわけで、本社は仕事していない(気がした)、という話、でもあるが(それがメインを占めてしまったが)、

これぞ神様という例であった。

 

やっぱお礼ってものは嬉しい。

と言いつつ、我輩も、なんだかんだ普段できていないことがあるので、いいね!と思ったらいいね!とちゃんと伝えるようにしよう。しっかりとな、本社経由でな。

 

 

余談だが、会話だけでも神様じゃねぇかと思うお客はたまにいる。めちゃくちゃ丁寧で穏やかな場合などだ。会話を終えた後に、神じゃねぇか…と思わずつぶやく。あれもURクラスの神だな。

 

ちなみに今の忙しい時期だと、普通に怒らず返事してくれるだけでに感じる。あと普通にお待ち頂けるのとかも神(我ながらちょろ過ぎる)

その逆の即キレる、というかもうどうにもならないのに終始ブチギレてるのとかは

運が悪いと連続で鬼に当たるからなぁ。 

 

明日も神だけに当たることを祈るとしよう、アーメン。 

 

 

*1:あわよくば、社内報を読んだ社内の人間が、問診と確認に協力的な人間になってくれるかも、と思って書いた。

*2:我輩の家は新聞を取っていなかったのだが、確か父方の祖母が気づいて父経由で渡してくれたんだったか。あんなちっこいのよく気づいたなと思う。ちょっと嬉しかった。というかこれ書くまで誰から渡されたか忘れていた。

*3:ちなみに1年の頃のも、もっと早く書いてれば…と現代文教師から言われたが、アレは仮に賞をとってたとしても黒歴史化に近い内容だったので、逆に表に出なくて良かった。全文データはなぜだか無い。恥だから自ら消えたのかもしれない…。

*4:そういう考えがイケないんだろうか?いやだが、思うだろ、誰でも。思わないなんて言う崇高な精神の持ち主いるのか?そんなの人間じゃねえ!