ボロボロ皇帝のボロ切れと塊

ボロボロ皇帝が悪態、嫌み、好み、何でも己の視点だけで自由に吐く「偏」な場所。たまにExcel、家電、音楽等についても好きに吐いてる。

ボロボロ皇帝が悪態、嫌み、好み、何でも己の視点だけで自由に吐く「偏」な場所。
Excel、家電、音楽、ゲームイラスト小説映画、性癖について等、何でも好きに吐いてる。

どうでも良いかもしれんが背景色変わっていくの見てくれ。
更にどうでも良いかもしれんがアイコンが息してるの見てくれ。


我輩は何にも制約されない身、
「耐えぬ」事を恐れないと決めたのだ!
我輩は好きなときに悪態をつく!
妬み僻み嫉みを背負い、
マイナーだろうが邪道だろうが
我輩は我輩の道を行く!
好きなものは懸命で不器用な諸君,
嫌いなものは器用で完璧を気取った奴らだ。
         

バイト生Rとサヨナラできた~後編~

 

昨日の続きである。

前編中編は以下↓

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8月4日

バイト生Rがバックれた。

 

 

 

時は遡り7月31日のこと

普通に出勤していたバイト生R。

所長は退社し、我輩も普通に業務中。

すると所長から会社へ電話である。誰も取らないので取ると、内容はコロナ関連の連絡事項で、全体へメール等をしてほしいとの依頼であった(一人濃厚接触にあたるかどうかで自宅待機中だったパート社員が、濃厚接触にあたらんかったので明日から通常通り出勤とかいう内容)

 

で、その依頼をひと通り聞いて電話を終えようとしたとき、「あ、ボロボロさん、そういえばちょうどよかった」と所長。

「Rさん、今シフトいっぱいで辞めることになりました」

というのも、この日所長はバイト生Rとロッカールームで会って(所長の退社と彼の出勤は時間が被ってるので)、そのときにバイト生Rから言われたらしい。

その予想外の電話報告に「そう、なんですか。わかりました」と言った我輩。急なことに驚いてはいたが、これで異動するかしないか今日いるかいないかでいちいち気にする日々から解放されると、普通に喜んだ。

この日はそうして、ああ…あと少しなんだなぁ、よかったよかった…とか思いながら普通に時間は過ぎていき、普通に業務を終えた。バイト生Rも普通であった。

 

 

翌日からバイト生Rは3連休(週勤2日なので3連休がいくつもあるシフトである)。

それが明けて、8月4日。彼が辞めると言った日からは初めての出勤である。

 

出勤時間の17時が過ぎても一向に姿を見せないバイト生R

 

準社員が、来ないんですけど…!と騒いでいる。まさかまた遅刻?と思うも、もう辞めると決まった人間の行動であるから正直他人事なのと、こんなヤツ初めて目の当たりにするから、なんだか面白すぎた

ちなみに電話をしても取らない様子。時間はどんどん過ぎていく。

 

これ、まさかだが今シフトいっぱいを今月いっぱいと勘違いして7月31日で辞めたつもりになったとか、無いよな…?

あいつそういう勘違いしそうだしな…。

いやだがさすがに所長と話してその勘違いは無いだろ。言ってるはずだしな、今シフトって。

でも何考えてるか分からねーからなぁ…。

 

そんな感じで色々考えつつ、まあなんであれ今日は出勤日なので、どうにか連絡を取る努力をせねばと考えた。別に来なくても良いではあるのだが、社員の立場としてその行為を許容するわけにはいかないので、まあ一応はな。

本人が取らないなら、そういうときのための緊急連絡先を入社時に聞いているはず。

我輩は事務社員T氏(後輩T氏とややこしいが同じイニシャルなだけ)に状況を伝え、バイト生Rの緊急連絡先を確認することにした。

 

ちなみにこの時点で既に、我が課から他課へも騒ぎは伝染し、来てないのか、なんてこったい、みたいな感じで各々が言い合っており、凡で味気ない日常に、良いスパイスの話題提供をしてくれたなぁ、とか思った。

一般常識に縛られた人間の集まりとも言える中では、こういう、誰かが一般常識からかけ離れたことしでかした系の話(不正とか)が最も、皆で共通の話題にできて楽しめるものなのである。そう、楽しい。無関係で他人事の立場からすれば本音は「楽しい」なのだ。

キツい思いをするのは後始末が待ってる当事者、関係者だけ

例えば我輩なんかは、自課所属の人間がやらかしたことであるから本来当事者にあたるはずなのだが、先にも述べたように辞めることが決まっていたし異動もほぼ決まったようなもんだったし、我輩の性格的なものもあるかもしれないが、緊急連絡先に電話するのめんどくせーな、と感じる以外はとても楽しんでいた。

 

で、めんどくせー緊急連絡先への連絡だが。

母親と父親の番号がある。

父親は仕事率高いし(これは女性蔑視とかでは無く、現状まだ男性の方が働いてる率高く専業主夫より主婦が多い確率・可能性の話)母親に電話してみることにした

 

何コールか鳴った後。

「はい、もしもし」

と出た女性の声へ、お世話になっております~と、これ正しいのか?我輩が世話してやってんだが?とか思いながら挨拶。

「Rさんのお母様でお間違いございませんでしょうか?」的な事訊くも、「はい…」みたいな感じで非常に反応の薄い母親であった。

この人息子のバイト先知っとる?と心配になりつつ、おぬしの息子のバイト先のもんやで~と説明するも、なおも反応が薄い。なんだこれ…とちょっと不快になりながら(相手も不快だったかも知らんがお前の息子が悪い)、今日出勤日だが時間になっても現れず、本人と連絡も取れない。緊急連絡先になってるから連絡したが、何か知っとらん?といった感じで、状況説明と共に暗にどうにかしてくれやの意味を込めて訊ねてみる。

これで普通なら己の息子の無礼に謝罪とか、そうでなくてもすぐ連絡取ってくれるとかありそうなもんだが…

「いえ…本人は朝からいないので、分からないです」

 

はぁ?

 

テメエの息子だろうが!!分からないですちゃうわ!!!

 

愛想も無くこれ以上会話をしても無駄そうな感じであったので、そうですか、わかりました、ありがとうございます、と言って終わった。まあ本音は来てほしくも無いし。

雰囲気からすれば恐らく、めっちゃ息子に関心が無いか、息子からバイト先の文句を聞かされてる親馬鹿かのどっちかやろな、と思いながら呆れていると、入れ違いでバイト生Rから折り返しの連絡が入ってきているとパート社員から声がかかる。

この時点で17時半は過ぎていた。

電話はたまたま準社員が取っていたようであった。

 

少しして話し終わった様子の準社員へ、電話来てたんですか、なんて言ってました?と訊ねると、「なんかすごいキレてて、もう行きませんって…」とのこと。

 

話によれば、今シフトいっぱいですよ、と伝えても、もう行かないの一点張りだったらしく、その理由というのも、バイト生R曰く「所長に使えないみたいなこと言われたから」、とのことだったらしい。

つまり使えん言葉を本当か本当で無いか知らんが言われたから*1怒ったのでもう行きません!とかいってるらしいということが判明。

 

まあ状況諸々~所長が普段会話でチョイスする言葉などまで踏まえ考えても、十中八九言ってないだろう。

というか、仮に使えないと言われても普通の人間なら、あと少しだし、と、一応は最後までやり遂げそうなところである。それを我慢ならんとバックれ。せめてそんな嫌だったなら事前になんか言えやと思うが、それもできない辺り、さすがこいつは良くも悪くもスゲー根性していたようである。

絶対会社員向いてないな、辞めてくれてマジで良かった、めげずに動いて良かったと思った。

まあもちろん辞めさせるために動いてたわけでは無いが、実際にマズい部分を放置せず多方面に働きかけた結果がこれである。あまりにも高プライドで我が強すぎる性質が露わになった。

しかもそのプライドに経験という根拠が伴ってないから非常に脆く、言われたことにすぐブチギレてしまう有様。だが、それならば上手いこと理由付けして早めに穏便に辞められるようにと計画するでもなく、そのまま怒りをぶつける幼稚っぷり…まさしく子どもそのものだ。甘やかしてたらとんでもないモンスターだったんだろうなこれ。

あと、どうせ貸与されてる制服とか返しにとかで最低あと一度は絶対来ねばならんのに、どんな顔して来るつもりだろうか、とも思った。まあ3連休、つまり3日あって考えた結果コレだったんだろうし、やっぱ傷つくことには弱い割に、常識が違ってる分変なところでは恥とかもなく図太いんだろうな。

 

この一連の流れを、その時間帯の責任者である副所長S氏へ一応報告。

S氏は、そうかぁ…まさかそんなことに…いやぁ話したりするようにしてたけど楽しませる力が足りなかったかな…的な事を言ってたが、いやお前言うほどRと話してたっけ?見たことないんだが?と我輩は思いながら、報告責任は果たしたぞという意味で、所長にもメールで報告予定ですが、Sさんへも状況お伝えしておきます、と言い、その後所長宛にメール(所長にはさすがに「貴方が使えないと言ったので来ないらしいっすよ」とは言えなかった。言った言わないもそうだが、そもそもそんなの理由にすらなってないしな)、あとは普通に業務に戻った。

※全然関係ないがS氏まだ腹下している模様。所長に小声のつもりで言ってるっぽい内容がまたまる聞こえだった(彼は地声がデカいのとよく通る声質のせいで、何をどう喋っても遠くまで聞こえる)。コロナの後遺症ってヤツはまだ完全回復していないようだ。

 

 

それから翌日。

出勤して所長に、まあメールの通りで、辞めると言ってる以上辞めることになるんでしょうが(ちなみに原則は退職1ヶ月前に報告だが、原則が通用せんヤツもごくごく稀にいるので((実は以前に倉庫のバイト生で似たようなことをした二人がいた。その二人は共に親からしっかり怒られていたらしく最後にはちゃんと反省の態度もあり話し合って穏便な退職となった。所長の勤続年数ですら、こんな事をするバイト生に会ったのは以前の彼らが初めてだったらしい。そして今回二度目だが、短股間で起こり過ぎである。)))制服返却とか退職届とかその辺があると思うので…と、あとはお任せしたいっす(^o^)という思いを滲ませながら口頭でも話をした。

近くには後輩T氏もいる。

所長は、このままハイ辞めますってのは勝手すぎる、一応面談しないと、というような事を言っており、「T、連絡先交換してるだろ?連絡取ってみて。俺からかけたら圧感じるかも知れないから」と、またT氏はとばっちりを受けていた。

よろしくやでーと言う気持ちで、我輩は通常業務を開始した。

 

その後、所長がT氏へ、「電話の結果どうだった?」と訊いていた。

すると、8月7日なら時間あるらしくて昼か夕方に来るらしいですと返すT氏。

 

なんや昼か夕方って…?時間ですら無い上にどっちかも決まってないのか?約束取り付ける気あるのかコイツ?普通どっちかって言われたら確実な方の後者で、時間まで決定するもんだろ…。

と相当な曖昧さが非常に気になったが、もちろん口出しはしなかった。なんせT氏は無関係だったはずなのに、似てるタイプと言うだけで巻き込まれたのである。なんてかわうそ。それに口出ししたら我輩の方に戻ってきかねない。このままT氏によろしくしておきたいので放置だ放置

ちなみにこの昼か夕方に関しては、所長も一瞬「(´・ω・`)??」みたいな反応をしていたが、多分他の業務にも脳みそを占領されていたんだろう。ああじゃあとりあえず8月7日になったんね、みたいなことを言って終わっていた。

 

 

…と、今回で終わりのはずだったし実質いなくなったので終わりっちゃ終わりなのだが、あとはこの8月7日の話がまだ残っている。が、長すぎるので、スマンが一旦ここまでにする。全三編とか言わなければ良かったが、言ってしまったもんはしゃあない。次回はサヨナラのその後として番外編ってことにしておこう。

 

*1:「使えん」風の言葉はどんなに怒っててもマジで言ってるの聞いたこと無いので、言葉1つを変な捉え方した可能性がデカそうだが。というか7月31日彼は所長とロッカールームで話しているのだ。ロッカールームですれ違うという短時間でそんな話になるとも思えないし、そんなところで怒るはずもない。そもそも所長は怒ってる様子も無かった。何か正しいと思ったことで怒ったのなら所長の性格的に言う。