※長いので前編中編後編でお送りする。
久しぶりにバイト生Rの話をするが、
それは別に彼が成長したから、ではない。
まあ確かに若干は成長した。入社約5 ヶ月目にして、バイト生Wが1ヶ月半ぐらいで出来るようになったことの半分も出来ていない彼であったが、一応は最初よりは成長したと言えるだろう。
だがもう限界であった。
ちなみに限界自体はもう2ヶ月半ぐらい前から訪れており、その時我輩は、所長へメールを送っていた。
あ、その前にこの記事で、所長から副所長S氏にバイト生Rの面談を頼んでおく、といった件はマジでどうなったかわからん。結局面談したんかしてないんか。どっちなんだい!とは思うが、その1ヶ月半前頃にメールを送ったとき、もうそんなことはどうでも良かった。結果が全てだ。面談とか知らん。
とにかく他課へ異動させてくれ。
というわけでメールの文面自体は、要約すると、
このままだとデカいクレームを起こしかねない、ここまで来たら適正の問題だと思われる。すまんがあいつを他課に異動さしてくり〜。
といった感じで、このように異動推しで締めくくっていた。
メールを送ったあと。
所長から、管理職には現状を伝えておいたぜ、みんなで注意して彼を成長させていこうや(^o^)!あと面談してみました!みたいな事を言われた我輩。
いやいや違うって、異動させろっつったやろ!それ以外求めてないから!成長とかもはやどうでもええねん!
という気持ちで、あーそうなんですねーどうでしたかーと、もはやほぼ諦め状態で返した我輩。
そして案の定、
かくかくしかじかこうこう面談して強めに注意してみた、やっぱボロボロさんの言うように終始斜に構えた感じで、彼の性格上あまり応えてなさそうな感じはするが、これもなにかの縁。だから現状のままよろしくやで。
というのが、所長の出した答えであった。
それから半月ほど経ち。
限界が過ぎに過ぎていた我輩は、バイト生Rへ直球で質問してみた(その前にスゲー最初らへんに言った気がするような客との話し方について注意してあった)。
この課自分に合ってると思う(´・ω・`)?
すると、分からないと返ってきた(お前が分からんかったらなぁ…と笑ってしまった)。
それから何考えてるか聞き出そうと話してみると、空気感的にクビにならんか怖いとか言っており、それは無いよ(会社的に)と普通に答えておいた(空気感というのは所長が面談したときの事などだろうと思われた)。
更に我輩は、他の課に異動したいとかないの?とも訊いてみた。もう言質が欲しかったのだ。すると、うーん…倉庫以外ならどこでも…とのこと。めっちゃ希望して我が課に来た割にそんな執着無いのか、マジでなんで希望してくれちゃったんかなぁ…と思いながら、そっかそっか、と言うと、「え、異動の話とか…出てるんですか?」と逆に訊かれた。嘘はつけんので、そりゃしょっちゅう出てるよ、と言っておいた。出てはいるけど進まんくて困ってんだよ、とはさすがに言わなかった。
とりあえず倉庫以外なら良いと言ったな?と、そんな気持ちである。
恐らくその少しあと頃に、またバイト生R絡みでクレームが起きた。
まあそれ以前にも色々と注意は絶えなかったが、注意している我輩を見た管理職勢からは結局「大変やな」「大丈夫か」とか言われるだけで、その度我輩は「異動させてくれたらそれだけでいいっす」と返し、それに対し管理職勢は「まあこれでも食えや」と菓子を渡してくるという…いや食うけども、なんの解決にもならんな!?といった根本的解決のない状況が続いていた。
でまあ、そのしっかりクレーム案件をまたも生んだバイト生Rに対し、ほとんど何もさせてねえのにクレームの種蒔くとかどういうことだよ、と一層嫌気が差していった我輩。
このあたりから、もうそんなに多くを注意しても意味ねえなと感じ始めていたので、怒ることはだんだんと減っていった。一応行動原因は確認しその原因を潰すような注意だけをする。意識改革は無理である以上もうやめだ。
例えば引き継ぎ漏れで起きたこのクレームは、ひとまずなんで引き継ぎが漏れたかを確認。
「えぇ…なんで、ですか…ああ…」とかバイト生Rは言っていたが、そのまま待ってると、業務上使用しているファイルの上に引き継ぎ内容の紙を置いてしまった結果、そんままファイルに紙を挟んで忘れた、とのことだったので、分かった。二度とそこに置くな、絶対にな。と言って終わった。そもそも忘れそうなところに置いたら忘れるに決まってる。と、まあそんな感じ。
一つ一つこうするしかないんだろう、と、ほぼ諦めの気持ちしかなかった。
まだ続くが、今日は一旦ここまでにする。