我が社はアホだ。
厳密に言えば量販店のフランチャイズ加盟店側の上層部勢が、アホだ(なので本部はアホではないと、事前に弁明しておく)
というのも、話は2,3ヶ月前に遡る。
生産が終わっていない現在進行形で生産販売中のモバイルバッテリーか充電器かナニか…だったか。
それが熱を持ち、発火しそうになった、ということでお客様がそのナニかを販売店へを持ち込んできたらしい。
その後、それはメーカーへ送られ、お客様はメーカーからの調査結果の報告書を希望した。
で、なんやかんやあったのにも関わらず、修理を受付けた販売店は上へ報告をしておらず、危険性があるかもしれないナニかは、事が終わるまで販売続行になってしまっていた、という件があった。
気づいたのはうちの部署のサービス二課(サービス二課:小物修理品を扱う窓口内勤・事務系の課)。
そこから本社へ報告→加盟店側の部長(つまり我が社の部長)の耳に入ったところで、少々面倒なことになってしまった。
部長命令で、
今後、発煙発火・熱・ちょっとだろうと火花・焦げ(焦げ臭い含む)等々の症状が発生している修理品の受付に関しては、ぜーんぶ、本社へ報告しろ!となったのである。
いやまあ販売店の立場としては、わからんでもない。
わからんでもないが、
全部ってちょっとそれどうなの?業務量に見合う効果、そもそも意味はあるのかそれ?1年以内の製品だけでよくね?販売中なのがまずかったわけなんだからさ…
と、思っていたがその報告という業務が増えたのは二課であり、三課である我輩の関わることではない。
口を出すこともできんので放置していた。
…いやまあちょっとは言った。菓子作りが得意なおっさんが二課所属のため直で言ってみた。だが日々の忙しさで頭が回らんのか、忖度の結果言えないのか、恐らくどちらかのようで、結局何にも変わらなかったのだ。
そうすると、案の定、報告が増えたのは、ドライヤーである(他にも、高ワット数で温めるという、ドライヤーと共通点のある電子レンジも増えた。マジでこれも手入れしろ案件しかないが、電子レンジの場合使い方一つで爆発物になるため仕方ない部分も無いとは言えない。だがこまめに手入れしろ!※取説より)。
焦げ臭いだ火花が散っただなんだと、
毎日のようにドライヤードライヤードライヤーばかりの報告。
それも当然である。
なぜならドライヤーは製品の構造上、そうなっても仕方ないのだ。
店頭のスタッフ共はそれを知ってか知らずか、さも危険そうに報告してきたりもする。なんやねん。
というか、知らんとかあるのか?個人的には昔から認識あったけどな。髪の毛焦げて中で火花散ってるわーとか思ったことあるし*1。
とにかく、それを逐一全部、本社に報告してるのを見ていると本当にアホ臭すぎて吐きそうになる。
しかも報告したからって本社共は何をするでも無いしな。
ちなみに報告の流れはこんな感じだ。
○修理受付(本社へ社内メールで報告)→本社無反応→メーカー修理完了(本社へ社内メールで報告)→本社無反応
※メールなので古い日付の報告は消えていく。
マジで!!
何がしたいん?!
せめて集計して同型番で異常多発してたらメーカー掛け合うとかしろよ。
まあそれ既に量販の本部がやってるんだけどな!!!*2
そもそも集計したいにしても、BIでやればいいだけである。何でこんな無駄なことしてんだよマジで!
しかもサービス二課は常に赤字だ。赤字で多忙。そんな悪循環極めてる課にこれ以上無駄業務増やすとか鬼の所業。なんで二課のヤツらなんも声上げないん?さすがに思考停止しすぎだろ。
マジでA部長の、ナニかあったとき自分がヤバいからとりあえず身守ってるだけ、下っ端の仕事が増えようと知らん、みたいな感じひしひし伝わるわ。
もう本当に、我輩はこれを見ていると苛立って仕方が無い。
いや、そこは現在通り越して、気持ち悪いという感情に変わっている。無駄すぎる行為を見ているとこんなにも虫酸が走るのかと、驚くほど、気持ち悪い。
形ばかりどころか、形すらも成してない(本社が完無視だから)。
いつまで製品特性上やむを得ないそれを、まるで製品的な欠陥と言わんばかりに報告させ続けるのか。
それに対し、いつまで報告する側は異様さを黙っているのか。
はたまた製品特性を知らんと言うのなら、いつになれば、調べる気になるのか。
おかしいのはドライヤーじゃ無く、我々だと、いつになれば気づくのか。
我輩には知りようも無い。
…さて、本来、ドライヤーに火花煙焦げは珍しいことじゃないからまずは手入れしろよ、という注意喚起記事を書く予定が、溢れ出る会社への文句を止められずに長文化してしまった。
なので、ドライヤー特性と手入れの重要性については今度にしようと思う。
その後:
2022/07くらいだったか、ようやくドライヤーだけは報告業務が無くなった。これで無駄なメールが飛び交う事もだいぶ減ったわけだ。にしても気づくの遅すぎだろとつくづく思う。