社内には我輩と同じ名字がもう一人いる(実は遠い親戚らしい。全然知らんが)。
そんなわけで、普段我輩と話すはずがない人から電話が来ると、基本、もう一人の方と間違えてんじゃないのか?と思うことが多い。
だが、今回は違った。
思い切り我輩名指しである。
しかも部長が。
A部長が!
怖いっ…。
ちなみにA部長と我輩は普通に話したことはあるし、そういや一緒に出張にも行ったことがある(このとき本社でやった出張報告を思い出すたびに我輩は○にたくなる※上がりすぎた)。が、旧知の仲ってわけではない(部長についてはこちらを参照下され)。
でまあ、こわごわ電話を変わった我輩(社内の配送工事課の携帯に電話がかかってきており、配送工事課社員Z氏もなぜコイツ宛なんや…?といった風にやや戸惑っているのがわかった)。
部長「ああ、ボロボロさん、久しぶり」
我輩「はい、お久しぶりです…」
部長「そういや、大丈夫だった?コロナ大変だったね」
我輩「あ、そうですね、2日くらい高熱気味でしたが、その後は割と大丈夫でした(これ本題ちゃうよな…?)」
部長「おーそうかぁ、そりゃ良かった。若いからかな?」
我輩「どうですかね、あははは…」
部長「はははは」
我輩「…」
部長「…」
といった感じで、ご挨拶のくだりから始まり、我輩のコミュ力が限界に達して、ちょっとばかり気まずい間が空いたあと、ようやく本題に入った。
それはざっくり言うと頼み事と言う名の命令で、
全店毎月、高めの商品カテゴリーの在庫だけ棚卸をしているのだが、そのデータを毎月出してくれというものだった。
元々、毎月のものではなく、年2回の全在庫棚卸のデータだけはちょっと前から我輩が出しており、それを全店に配布していた。それを知っているので部長は我輩に頼んできた、というわけだ。
データの内容は、全店の在庫実数と帳簿上の在庫のズレ、発覚後の修正、どっかしらで相殺できるかどうかを目視で確認できるようにしたもので、修正されたら数値は変わるため、使いやすくするには棚卸終了後、毎日出さねばならなくなる。
そこを無視して毎月一回出すのみにしようか、とも思ったが、さすがに使いにくい状態でいられるのは個人的になんか嫌なので、やめた。
ちなみにその棚卸データを出す気になったのは、2年くらい前のある日、所長が棚卸のデータ修正をするため、我が課に、アホみたいなアナログ作業を頼んできたことがきっかけである。なんのために分析ツールあるんや!絶対データで出せるやろ!と思ったら出せた、というわけだ。
ただ、このデータ、1つで出せるもんではなく2つ組み合わせたりなんやかんやしているため、分析ツールを使えば単純に出せるというわけのもんではない。
めちゃくちゃ大変というわけではない。
だがまあめんどい。
年2回だからまあいっかと考えていたが、毎月、しかも下旬の指定曜日からほぼ毎日出さんといけないとなれば…。
マクロ組むしかないな。
と思ったのであった。
決まったのが繁忙期真っ只中でなくて本当に良かった。