ボロボロ皇帝のボロ切れと塊

ボロボロ皇帝が悪態、嫌み、好み、何でも己の視点だけで自由に吐く「偏」な場所。たまにExcel、家電、音楽等についても好きに吐いてる。

ボロボロ皇帝が悪態、嫌み、好み、何でも己の視点だけで自由に吐く「偏」な場所。
Excel、家電、音楽、ゲームイラスト小説映画、性癖について等、何でも好きに吐いてる。

どうでも良いかもしれんが背景色変わっていくの見てくれ。
更にどうでも良いかもしれんがアイコンが息してるの見てくれ。


我輩は何にも制約されない身、
「耐えぬ」事を恐れないと決めたのだ!
我輩は好きなときに悪態をつく!
妬み僻み嫉みを背負い、
マイナーだろうが邪道だろうが
我輩は我輩の道を行く!
好きなものは懸命で不器用な諸君,
嫌いなものは器用で完璧を気取った奴らだ。
         

野生クマが人間の言葉理解しドア閉める動画の真実を探るべし(海外記事転載サイト適当過ぎ問題)。

 

 

さっそくだが、こちら↓

「玄関のドアを閉めてちょうだい」 人間の言葉を理解し従順に従う野生のクマが話題 | 信じがたい光景 | クーリエ・ジャポン

内容としては、タイトルまんまだが、個人的には衝撃映像であった。

 

リンク先に飛ぶのもめんどくさかろうなので、一応ここに動画を置いておく↓


我輩なりに説明すると、

ニュージャージー州に住む、Youtuberとまでは行かない感じの普通のYoutube投稿者的女性(チャンネルがタダの個人名でたまにしか動画上げてないため)が、

「itsヴェるィぁンだsォLy⤴♪」※我輩に聞こえる言葉

と言いながら玄関に向っていき、ドアを開ける。

と、そこには野生のクマが!!

ハッ!Wow!!と驚きの声を上げる女性。

そして、なぜだかめっちゃ冷静に「プリーズクローズマイドーア?」クマにめっちゃ言う。まるで人間に話しかけるかのように

というか人間相手でもなかなか言えないけどな、「ドア閉めてちょーだい?」なんて。急に玄関前に不審者来られたら、もっとビビるわ。

でまあ、野生のクマ、とされているクマが、なんとまさか従順にもドアノブを口でひっつかみ、ドアを閉めてくれて、動画はそこで終わる。

 

えっ…すごっ!

と思い、2,3回は見たさ。

だがどうにも不思議でならない。

まず、野生と言うからには言語を理解しているというのはあり得ないとして(異種間云々以前に、人間同士ですら言語の壁はあるからな)、あくまで偶然と仮定してみる。

果たして偶然でも、

野生のクマが、ドアを閉めてくれるだろうか?

というかドアを閉める方法を知っているのだろうか?

そもそも知る必要もないだろう。なぜならば彼らは、目的のものを手に入れたらそこを立ち去るだけで良い。すなわち、百歩譲って開ける術は知っていても、それ以上はどうでもいいはずで、野生生活の中で「閉める」を覚えることはないはずなのだ。

 

いやその前にちょっと待て

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耳にめっちゃ銀の何か付いてん?

付いてるよな?

両耳、クリップみたいな何か挟まってるよな?

 

どういうことだ?

我輩は疑問になって調べてみた。

そもそも、日本のサイトが誤っているのか?元が海外であるからどっかの転載ではあるだろうが、翻訳ミスって勝手に野生解釈になったとか?

そう思うも、

 

この海外サイトでも同様の紹介のされ方をしていた。やはり野生とのことだ。

 

だがしかし

日本の転載サイトがごっそり省略している重要な部分があった。

“Bears are damn smart! This bear learned how to close the front door to my house,” Kehoe wrote on YouTube sharing the clip. Kehoe who has been sharing videos of bears in the backyard for years, often uses her platform to advocate for the well-being of wild animals in the woods, but has also courted controversies.

In 2010, she was sentenced to a year’s probation and was fined $1,250 after interfering with state biologists who were attempting to tranquilise a bear so they could change its radio collar, according to nj.com. Two years later, the news outlet also reported she was found not guilty of intentionally feeding black bears.

Although her rapport with the wild animals seems to be pretty cordial, wildlife authorities in the state have urged residents not to venture near the animals or feed them. “Residents are encouraged to work within their community to make sure all garbage is secured and kept away from bears,” the Division of Fish & Wildlife, NJ states.

 

適当に説明すると、

彼女は野生クマ愛護思想の持ち主らしく(ちょっと過激気味の可能性有り)、たびたび自分家の裏庭にいるクマの動画をアップしては野生クマの幸福主張をしているらしいが、それが物議を醸しているのだとか。

と言うのも、ニュージャージー州という場所、環境的に野生動物が珍しくはなく州として「野生動物にむやみやたらに近寄って餌付けしたりするなよ。ゴミも安全な場所に置いといてや」と定めているらしいのだ。そうなれば、彼女のこの野生クマの幸福代弁は、愛護精神を語る以前にルール的に問題があるわけだな。

たしかに、これによって餌付けされたクマが街でうろうろして危害を加えたり(人に限らず物などにも)したら、困る話であるし、ちょっと何してくれとんのコイツ!と思う気持ち、分かるではある。

更に彼女は過去、州の生物学者が、クマにつけてある無線の首輪を取り替えるために麻酔を打とうとしたのを、全力で阻止(妨害とも言う)して、罰金13万ほどに加えて保護観察1年食らったらしい。スゲーぜ。己の道を貫いてるなー。

またその2年後に、餌付けしていたこともバレたらしいが、それは無罪となったとのこと。

 

じゃあ今も餌付けしてるはず、だよな?

 

なんかここまで読んでると…

 

野生じゃ無いやないかーい(^o^)

 

もう餌付けしたらほぼ飼育されたクマだろうが。訓練されてますわこりゃ。

これは明らかに飼い慣らされたクマである。

 

 

ちなみに、この動画のコメント欄はオフになっている。また物議かもしたんやろなぁ。

つか動画の概要欄、Bears are damn smart! This bear learned how to close the front door to my house(クマはクソ賢いぜ!このクマはワイの家のドアを閉める方法を学んだ!)と書かれているんだよな。学んだとはすなわち訓練の賜物だろう。そして野生とも書かれていないな。

いやだがその前に、変な演技してるんだったわ。ハッ!Wow!!だからな。いかにも野生のクマがやってきました風に。お前のクマだろうがよ

野生のテイクマとの共存を訴えたかったのか(餌付けしてないアピールのために)、それともしっかり訓練すれば学ぶと訴えたかったのか、彼女の意図は不明である。

そして、翌日ほぼほぼ同じような内容の動画がまた上がっている。ちょっと意味が分からん。これも彼女の訴えなのだろうか?

あと更に調べると、恐らく勝手にだろうが、動物動画転載系の海外のYoutubeチャンネルに、動画はまるまる転載されていた

そこのコメント欄を見ると、やはり「耳の銀のタグなんやねん、野生のクマで試してから撮り直せ」みたいなことや、「よくトレーニングされてるわー」みたいなことがが書かれていた。やはり同じことを思うんだな。

 

にしても、日本のサイトはマジで適当だな。というか転載系のサイトは全部そうかもしれん

ソースを辿った方がやっぱり色々見えて面白いし、惑わされずに済むのである。