⚠非常に駄弁⚠
最近、やっぱY染色体はこの世から消えそうやな、と思う事が増えている。
特別な理由は無い、ただ世の中の性差に対する扱いとかをみているとなんだかそう思えるだけである。
そんな本日、
という記事を見かけた(というか、オミクロン 重症化で調べると出てきた)。
目を引いたのは、【SARS-CoV2が男性生殖器に与える影響】という見出しである。
以下引用↓
COVID-19の重症患者は精巣の機能が低下していることがわかっている。
なるほど。なんかそんな話どっかで聞いたような気はするが、やっぱりそうなのか。
なんだか気になったので、他にも何か情報が無いかを調べてみたところ、
これらのようにSARS-CoV-2の男性生殖に及ぼす影響はまだまだ評価が必要であり、はっきりしたことは分かっておりません。しかし、感染のシステムや、これまでの他のウイルス感染症からくる影響、関連するデータなどから、男性生殖能力に悪影響があることが考えられます。
と、このように、まだデータ不十分だが悪影響与えてはいるよね、というようなことが書かれていた。
ふ〜ん(´・ω・`)と思った我輩。ふ〜んの域を出ないのでもうちょい調べてみた。
さて、海外の研究ではどうだろう。
さっそく↓の論文を見つけた。Covid-19と男性生殖機能についての研究結果が載っている。
どんな感じで研究しました、ということが専門用語と共に長々と載っており、我輩には全然わからん部分が多かったが、つまり、
本研究では,COVID-19患者の精液品質パラメータは感染初期に低下し,その後の測定でも有意に低下したままであった。このことから、COVID-19による男性生殖器系の回復力は極めて低く、完全な回復にはさらに時間が必要であることが示唆された。また、精液の品質パラメータが時間の経過とともに正常値に向かっていることが確認されたが、試験中に精子濃度(15×106個/mL未満)、進行性精子運動率(32%未満)、精子形態(4%未満正常)の異常な低下が認められたことから、感染により乏精子症患者のように一過性の男性不妊症の状態になっていると思われる。
と、一過性と書かれつつ、完全回復には時間がかかるとも言ったり、最終的には被験体、データの数が足らんからまあもうちょい追って研究進めてくわ、みたいな感じだった。
はっきりとはしてはいないが、とにかく影響はありそう、ということなんだろう。
ちなみに卵巣への影響に関しては検索しても出てこない。男性と違って検査しづらいとかなのか、本当に男性より影響が少ないのかは不明だが、更にどんどん調べていると、
この論文で、Covid-19の感染者自体が男性のほうが多い。と載っていたので、多分後者と見てもいいだろう。
ちなみに、上記論文ではそれどころか、
Y染色体を有する種は、A型インフルエンザに感染しやすく、T細胞における炎症性サイトカインの発現を活性化し、肺における病原性免疫反応を高めることが示された。
とかまで載っている。散々だなおい。
ここでも似たようなことではあるが↓
なーんで女より男がコロナで死んじゃうん(´・ω・`)?みたいなタイトルである。
ここでは、
Y染色体に含まれる雄を雄たらしめるSRY遺伝子以外の部分(ジャンク扱いの部分)が老化を早めてウイルス感染しやすくしてることもあるが、それ以上に、テストステロン(男性ホルモン)が多くの病気や心臓病と密接に関わってるからなぁ
とか書かれており、それに対し、XX染色体はXの2乗で強いみたいなことが載っている。例えば代謝とか脳の発達とかが良いらしい。X一つより強いんだと。なるほど。メモリのデュアルチャネルみたいなもんか。
ここまで調べて思った。
…なんか、Y染色体、劣勢すぎるやろ。
無くて済むなら無いほうがええやん。
Y染色体無しでも雄が成り立つようにならんのか!?
そうして調べていると…
なんといるらしい。
天然記念物のネズミで、Y染色体無しで雌雄別々の個体で上手いことやれている種が!!
まあコイツらはオスもメスもX一つの染色体らしいが、これを知ったら、もしかしたら我々人類もXXで雌雄の個体が誕生する日がうん百万年先に訪れるかも、と思えなくもない。
面白いなぁ。
コロナに収束というものは恐らく無いだろう。
コロナの変異が先か、医療技術の進歩・開発が先か、といった感じでいたちごっこを続けていくのは目に見えている。
だがもし、人類がウイルスに対抗すべく、進化を遂げながらこの先ずっと地球に生存するのなら、
強くあるため、
環境に適応するため、
自ずと劣勢気味なよわよわY染色体を消滅させた雄が、それでも雄々しくいる(または雌雄の顕著ならしさは無くとも生殖役割上の雄として)、そんな未来の可能性もあるんじゃなかろうか。
つまりY染色体の消滅は雄の消滅を意味しているのではなく、進化の兆し、なのかもしれない。
…と、ぼけっと考える今日この頃であった。