なんで鼻の下に結ぶんだろうか。
詳細は控えるが(盗りやすい物と認知されてもよくないので)、最近デジタル機器、って感じの家電がちょっと高い頻度で盗難にあっている。
しかも、デジタル機器、らしく小型で高額製品なので、これは結構問題だなと、若干他人事(販売員じゃないので)とは言え、そう感じる。
また、ここ最近の盗られ方は強引なものではなく(強引なもの例:パッケージ破る、切るなど)、展示方法、在庫管理の仕組みなどを理解していそうな犯行が多い。メーカー専用什器で管理していても、既に仕組みを知られている模様。
時代はいろんな意味で進んだな、と感じる(情報の広がりやすさなど)。
ちなみに、我輩が販売員をしていた頃、盗難防止シールやUSBケーブル類などのセキュリティ用品をちょっと特殊な呼び方で呼んでいたので(ワンワンにゃンにゃン見たいな呼び方をしていた、理由は不明)、正しい呼び方なんだっけ(※結果、ロスコンだったが、ロスコンはある会社の防犯装置の商品名だった)、と思い、
盗難防止 シール で調べると、
こうである。
調べりゃ出てくる、そんな時代なのだということがひしひしと伝わってきた。
※そういやガラスショーケース管理でも盗まれてたことあったんだよなぁ。こじ開けて。すげぇ度胸である。
(あとどうでもいいが、正しい呼び方なんだっけ、で思い出したのはロスコン。だが、これもどっかのメーカーのいち製品名なので、正しくは盗難防止ワイヤーとか盗難警報器とか、そういう呼び方なんだろう)
力技以外の、ここ最近の盗難のやり口を見ていると、オンラインなネット上のセキュリティと同様、対策を破る進化スピードがどんどん加速しているように感じる。
同様にこちらも進化スピードを上げねばならんはずだが、ネット上と違い、物理にはある程度限界があるのが救いだ。
まあつまり、情報拡散の加速に打ち勝つには、業務に支障はあれど、在庫をほとんどバックヤード管理にして表に置かない、ってのが手っ取り早そうだなと、個人的には感じるのである。
我輩が販売員ならめんどいしめっちゃ嫌だけどな(販売時に、ほとんどの物を走ってとりにいくというのはちょっと)。
じゃあ結局どうすんだとなるが、ありがちなのは売場巡回強化である。
あと警備にも強化依頼。
つか売り場巡回とか、忙しくてしょっちゅう売り場回ってる暇なんてないし、結局そのうちなぁなぁになるのが常ではある。徹底してやるなら時間ごと当番制かな。時間で決めて意味あるのかは知らんけど。
それよりもっと防犯カメラ設置台数増やして記録期間も延ばした方がよさそうだが、無理なんかね。予算的なものだろうか。
だが映ってても、ガキ以外は用意周到だから、なかなか捕まってるのを見たことが無い。カメラぼろすぎて顔映らんのか?
そういやうちはセキュリティゲートも無いな。あっても商品からタグ外されたら意味無いが。それでもあったほうがいいんじゃないかね、カメラもしっかり映るのを複数増やしたほうがいいんじゃないかね、そんな事を思う。
考えれば考えるほど、対策そのものが古臭い気がしてならん。かといってめっちゃいい!といった案も思い浮かばんのでなんとも言えんのだが。
にしても、ただでさえここずっと半導体不足だ~っつっていろんなもんが製造数減少していたり、長期納期未定だったり、最悪生産終了になるものも多く、売りたくても売れない、物がどんどん減っていく、といった中での盗難である。
うーん。量販店大変やな。こういうリスクも、実店舗のデメリットというべきか(運営する側にとっての)、なんというか…。
なんだかなぁ、と思った今日この頃である。