めちゃくちゃ楽な事させてるのだが、なんてことだろう、派遣社員がキツイといって辞めることになってしまった。
…と思われる会話が後ろから聞こえてきた。
後ろというと所長の席だ。
派遣社員が、出勤してすぐ所長のところに行ったな、というのはわからないはずが無い。なぜなら1メートルちょっとぐらいしか我輩と所長の席は離れていないのだ。超近距離である。
そして会話もほぼまる聞こえだ。クレームだとかの話や特殊客の話なども全部聞こえるのだ。
結果、今回も例に漏れず、派遣社員と所長の会話はしっかり聞こえた。キツイという話の中で、夜も寝付けんらしいというのが分かってしまった。
ちなみに、お客対応もほぼさせておらず、今一番楽なはずなので、正直、たったこれだけで!?と思うが、そういうのは人それぞれだろうな。ちょっと初日以外放置しすぎただろうかというのも気になったが、忙しすぎてつきっきりなんぞ無理である。というのは半分建前で、我輩の性格上、忙しくなかろうと、ではあるが。
…とか、そういう、結構しんどいよ、色々大変だよ、聞く人もあんまりいないよ、とかなんとかデメリット部分は全部事前に重々伝えてあったはずなのだが(所長からも)、やってみないとわからんのだろうか。逆によくいけると思ったな。あまりに短期間なので、謎である。
まあ別にいいか、と思う。なぜなら入ったばかりでもあり(一ヶ月も経っとらん)、戦力ではなかったからだ。
そうすると改めて、本当に、今いる古参メンバーにはありがたいなと思う。
そしてあまりに高齢化が進んでいるので(半分は60超え)、マズイなとも感じる。
実質離職率が高いような業務内容だという状況も分かってしまった。パートが辞めて派遣が辞める話、それが連続であるから。
あと3年ぐらい経てば今いる60超えメンバーもほとんどはいないだろう(定年関係で)。そうすると人員は今の半分だ。
新たに人は来るだろうか。
人が減ると、一人あたりの負担は更に増え、余計多忙になり、結果新たな人員の育成にあてられる時間は今以上に減少し…
という悪循環的未来が見える。
ま、どうでもいいか。
環境を改善しようと必死だったのも2、3年前までのこと。何だかんだ変化させることは厳しいと理解してしまった。力がなさすぎる。権力も数的勢力も、我輩には我が課には無い。この結果が今だ。それが生むだろう未来の事は、上がヤベーとなったときにどうにかするだろう(外部委託とか)。ヤバくなるまで見届けようじゃないか。
どうなったってどうにかなる、それが企業だ。超損失以外は。
誰がいようと誰がいなかろうと。
むしろ、そうでなくてはならんだろう。人一人、二人三人、欠けたことで傾くような会社は、体制に問題がある。それは前所長が、昇進異動してった1人で約4人分動く社員I氏が、教えてくれたことである*1。彼らがいなくなるときだいぶ大事だったのに、現にいなくなった今、毎日は普通に始まり終わる。アレと同じだ、今ここから一人消えても地球回るんやでーみたいなアレ。
例え、上からは見えないしわ寄せがあちこちに発生していようと、地の近くでは亀裂が見えていようと、それで大きく崩れることはない。変化するだけだ、そしてそのまま明日も続くのだ。その変化が悪いものかどうかなんて知らん。引いて見たときに綻びも何も見えなければ、それでいいのだと、それが会社だ。社会だ。
たぶん。
うおおおおお仕事辞めてええええ!!!!!
*1:思えばだんだんと技術職を持つ人間が減っていってるのに、サービス部としてどうにかなってるのがまたすごいもんだ。