AI生成の美しいフリー素材画像(ポートレイト)までショートカットしたい場合↓
ブックマーク整理をしていたところ(部屋の片付けはしないがブクマの片付けはするのだ)、Artbreederというサイトがあった。
己が過去ブクマしたはずなのに、思い出せん。
というわけでさっそくアクセスしてみた。
あーだっただった。
AIが画像と画像と画像と…をミックスして新たな画像を生成してくれる感じのサービスだったわ(^o^)
確か以前はちょろっと弄って上手いこと気に入るもんが生み出せず終わったんだった。
にしても凄いよなぁ。つかライセンスどうなってんだろ、とか思いながら調べつつ、改めてがっつり弄ってみて、コツが分かったのと、クソ楽しかったのでここに載せておく。
ちなみに著作権に関しては、
・画像の所有者は誰ですか?
すべての画像はパブリックドメイン(CC0)であり、商用目的で使用できます。
と公式FAQにあるが、無料アカウントだとプライベートモード(非公開)を利用できないため、作成したら基本的に全部公開される。※プライベートモードを利用したいならサブスクで月額~年額のプロアカウントに移行する必要あり。
つまり、まあ、そういうことだ(所有者は生成したユーザーであるとされている一方で、生成された画像も全部CC0でみんなのものなの=公開されている以上誰でも使用可能、これに同意したものとみなされる)。
※SearchConsoleみると商用利用したい人が多そうなので、追記でアドバイス:どうしても無料アカでプライベートモード的に、公開を避けて商用利用しないなら、サイト内では保存せず、スクショ撮って解像度処理すればいいんじゃなかろうか。また、AI自動生成イラストのサービスは他にもあるが、Artbreeder以上に権利関係の縛りが緩い(というか無いに等しい)サービスは現状無い。色々調べて、マジでArtbreederはユーザーに優しいなと思った。あー上半身まで生成できるように進化せんかなぁ…。
↓DeviantArtで解説してくれている人がいる。これが最もわかりやすい。
GAN's and Artbreeder: An Info Thread by Donomon on DeviantArt
また、作成した画像は削除不可。
しかも、作成して保存される仕組みもクソ単純なため、クリックしてたらいつの間にか己のアカウントのギャラリー的なところに大量に画像が増えていく、ってな感じである。
軽く説明すると、
①Createを押してどんな画像を生成したいか選ぶ。
我輩は人間の顔面生成したかったのでPortraitsを選択。そのほか建物や景色、ゲームのキャラクター立ち絵っぽいものからアニメ(萌え絵)まで。ケモナー向けも有り。
選択した後は↓
Compose:画像を組み合わせて生成しますかい?
Upload:それともご自分でアップロードした画像を弄くりますかい?
Animate:はたまたアニメーション作りますかい?
と訊いてくる。
普通に画像を生成したいならComposeで、Uploadってのは自分のアップロードした画像を一枚をただ弄るだけで複数枚ミックスはできない(+1枚のみでミックスは可能)。
※Uploadは無料アカウントユーザーの場合3枚まで可能。消すことも可能だが、消した後にアップロード可能数が戻ることは無かった。ひと月3枚なのか1日3枚なのか、はたまた永久3枚なのか、不明。
→アップロード できない、で検索してここに辿り着いている諸君が多いので補足。確かにその現象、我輩もぶち当たった。画像のデータサイズを圧縮、リサイズ等でとにかく下げて対応したのと、それでもアップロード待機が異様に長い場合、忍耐でとにかくめちゃくちゃ待ったら完了してたりもした。まあでも正常にアップロード完了したとて、何故かAIによる要らん補正がかけられ崩れてしまう、つまり自分の手持ちの画像がそのまま反映されるわけではなくデフォルトでブサイクが誕生しつまらんので、おすすめしない。
Animateのアニメーションってのは、既に作成済みの画像群で作成されるどんどん顔が変化していくだけのヤツというか、まあ実際にサイトで見てみたら分かるだろう。
んで、Composeを選択すると、
こうなる。
いかにも素材っぽい写真やイラスト群だ。
え?ここから元となる画像を選べば、あとからAI方式でミックスされるのか…?
と思いながら、最初我輩は、Genes(性別とか人種とかの要素)をちょっと弄りつつ画像をどんどん選んでいたのだが、大間違いであった。
まあ普通に上にクリックでセーブって書かれている通り、クリックしたらどんどん作品としてアカウント上にセーブされていくのである。
そのことに気づいたのは20枚ほど選んだ後であった。どうやったら進められるん?と思ってあちこちクリックしていて発覚。
まあなのでここからはComposeで画像生成するときのスムーズなやり方についてとなる。
画像生成画面左側に出てくるParentsでRamdomを選ぶか、Selectで画像を選択。
つまり親要素の画像を選ぶ必要があるのである。そうじゃ無いと己の好みにはなかなか近づけない。
Select使用時、トップ画面右上にあるBrowseから、Trending、Random、Recentのなんでもいいので選択し、他ユーザーが生成した画像一覧の中から気にいったものにお気に入り的にハートを付けておく。
するとそのお気に入り画像から選択が可能となる。もしくは自分で生成した画像で己のギャラリー的な部分に保存されている画像を選ぶ(Parents→Selectを押した後に出てくる画面のCreateから)
言ってしまえばこれだけだ。
Parentsは8つ選択可能。
まあこんな感じである↓
あと、Genesの要素パラメータは極端な数値にはしない方が良い。
極端なものにすると、親画像とは全然関係ない素材画像が急に出現する。
例えばHatというパラメータがあるのだが、これを帽子が出現するんだろうかと思ってマックスにすると、毛糸帽を被ったガキの画像が3枚出現である。
まあつまり、親画像の中に帽子要素が一切ない場合、新たにサイト内のライセンスフリー画像の中から帽子要素を持つ画像を引っ張り出してくる、ということと思われる。
性別も、親要素の画像からバランスを見て数値設定しないと急にジジイが出現したり、微調整が必要である。微調整すると、学習された要素をちょいちょい足しながら上手いこと生成してくれる。
妙にケバかったらMakeUpパラメータをちょっと下げたり、髭気に食わなければFacialHairパラメータをちょっと下げたり、ちょこっとちょこっとと、そんな感じだ。
そして気に入った画像が生成されない限りは画像をクリックせず、再調整してはリロード的なボタンが画面真ん中下(画像の下)にあるのでそれを押す。そうしないと要らんもんであふれかえってしまうからな。
これがAIなのである。
ではでは説明はこれまでにして、生成されていった画像をここに並べていく。
これらの画像もCC0に基づいて、
パブリックドメインなフリー素材画像
ということになる(もっと解像度高いものサイト上からダウンロード可能だが無料アカウントだとダウンロード数に限りがある、あと時間がかかるっぽい)。
以上。
枚数多いが、一応絞ってこれである。それだけ良い画像を生成してくれると言うことだ。
マジでAI凄すぎ。
あと生成してて気づいたが、我輩は顔面に宝石埋め込まれたみたいなものにヒロイズムを感じてカッコいいと思うらしい(いやよく考えたらアンチヒロイズムも感じる、とにかくカッコいい)。なので生成のコツを掴んでからは顔面キラキラさせることに必死であった。
以下は我輩がしゅごいAIに頼って生成した画像が大量にあるリンク↓
これで遊んでいると、造形美を理解できる気がしてくるのと同時に、AIに敵わないことを実感してキツくもなるが、一層己の作風の己っぽさを追及せねばと感じるのである。
そしてDAZStudioに戻る――。
まあなんにせよ楽しすぎるので諸君も試してみてはいかがだろうか?凄いぞ。凄いとしか言えないぞ。あともっとバケモノっぽいもんも生成できる(あとグロ画像)。
20220919追記:
中華産の、
この、ERNIE ViLG。Artbreeder以来の手軽にイジれるAIで、なかなかいい(自分の作品を学習させるといった機能はない)。
画像サイズも1024×1024と悪くない。
他、導入という敷居はあるがWaifu Diffusion等が二次元特化なようだ(そもそも学習絵が海外の転載サイト内のもんらしい、つまりそういうこと)。
にしても本当にここ直近1,2ヶ月で、AIによるイラスト生成サービスは急激に増えた。老舗のArtbreederも霞む勢いである。
それもこれもオープンソースなStable Diffusionのおかげなんだろうな。オープンソースの貢献ってのは本当に凄いもんだ。