我輩は悩んでいる。一体何をどうすれば近道できるのかと。
ことわざに、急がば回れとかいうクソ真面目が好みそうなもんがあるが、今の時代に回ってられっかってんだ!
我輩は回らんぞ。急がば頭を使えだ。そうだ、無い頭捻って捻って捻出である。
さて、表題の件。
我輩は一番ラクにイラストを量産できる方法をここずっと模索しているが、本日それについて考えすぎた結果、イチからイラストを描きそうになってしまったのである。
まさしく時代錯誤な急がば回れ。ヒギィッ!怖いッ…!
ちなみに、ものの数分前のことであるのに、途中までの思考は我に返った瞬間半分ほど消し飛んでしまった。それほど己の思考にショックを受けたとうことか、悪夢である。悪夢でしかない。が、危うくイチから描きそうになったそれは現実。
うっすら覚えている記憶だと、
あーセルルックイラスト(俗に言うアニメ絵)量産しないとやっぱ駄目やな(´・ω・`)→どんな絵が人気あるんや…→あー塗り方大事やな、塗り方やな、あーこの人は上手いな…→もう描いたほうが良いんじゃないか?
である。アホかよ!それじゃあ量産多売の夢には遠く及ばないというのに…!
というかその結論は随分前に出したことだろうが!
残念ながら我輩には、早く描けるだけの技術は無い。
そんな我輩がチマチマ描いてやってたら、時給換算したときにバカ過ぎて萎える。
プロのイラスト以外は安価でしか売れないのがイラストの世界なのだ(まあ素人でも簡単に売ることが出来るようになっただけ革命級に凄いんだが)。すなわち何時間もかけていられない。安価で売るのは前提であるから*1、そのために確かなクオリティを短い時間で仕上げないといけない。※確か絵は才能ではなく経験努力次第、伸びる能力、と研究結果も出ているので、仮に時間をかければ上手く早くなったとして、果たして我輩は地道な努力ができるのか。考えずともわかる。性格的に無理だ。
マジで最近オリジナルのイラストでAI学習とか本気で考えて調べたもんな。昔は何万枚と必要だったが、今は100枚でもイケるのがあるとかなんとかっていうのに行き着いたがどうなんだろう。上半身ギリ制作できるAIサービスがあって、立ち絵完璧にってのは無い中で、100枚で既存サービスに追いつく気がしない。知らんが。
まあこういうのはマシンスペックだけでなく、素材提供者や共同開発者みたいなんがいて成り立つんやなやっぱ。
とにかく思考の沼で馬鹿になった我輩は、無事帰還した。
もう二度と馬鹿なことを考えないように、改めて己に言い聞かせよう。
いいか?全部イチから描くってのはなぁ…
人体全身を描く(バランス力)、服を描く(デザイン力)、塗る(null)。
これらすべてが必要、且つそれなりに思い入れが強まってしまうもんなんだよ(時間がかかるから)。それを安価で売れるか?売れなかったときにまあええわ、と思えるか?無理じゃろがい!
つまり、イチから描いたほうがいいわけ無いだろ!遅くなるし時間勿体ないからやめろ!!
自惚れんな!
いい加減にしろ!
手描きはストレスなく楽しく趣味でやるだけにしろ。
それなりのクオリティに達するまでの努力ではなく、それなりのクオリティは約束された状況からクオリティを上げる努力ならしたい、という己の怠け心をしっかり理解しろ。
*1:っつっても我輩には、絵を買う気持ちはアナログ原画以外全然わからんのだが(結局アナログ画にこそ価値があり、デジタルでは敵わんと考えているタイプなので)。