先日この記事で↓
DAZでどこまでリアル系厚塗りイラストに寄せられるかという話をしたが、
もしかしてだけど、もしかしてだけど、
どうせ課金やろ(´Д`)
DAZで課金したらキリないわ(´Д`)
課金したら何でもできるに決まっとるやろ(´Д`)
とか思ってる輩が、いちゃったりしてんじゃないの?!
と思ったので、おいおいDAZナメてもらっちゃ困るぜ、無課金でも指先一つの加筆&レタッチでガンガンイケるぜ!?という話をするために我輩は今ここに立っている(本当は床に座っている)。
というわけで可愛いとは程遠いDAZのデフォルト無料フィギュア、Genesis8Femaleで実際に、デジタルペインティングアートを試してみせようじゃないか。その目にしっかと焼き付けよ!!
まずGenesis8Femaleを、ロード。
パーツ等のモーフは一切いじらず、ライティングはバランスを意識し(影なら後から入れられるがその逆は面倒なのでとりあえず明るく)、全体に表情だけ若干変え(口開けて目線を変更したぐらい)、標準でいじれるマップは肌艶を出すためにイジり(弄り方詳細は先日記事)レンダリング。
さすが、何もないだけあってレンダリングスピードも早いが、それでも待てずに適当に切り上げ、こちらが完成↓
うーん、可愛くはないな。
ブサイクってわけでもないしまあ整ってる方ではあるんだが、なんつうかゴツい。原始的っつうか、まあ、祖、って感じ。
ちょっとこんなゴツかったら楽しくないぞ。
というわけで、コイツを、
整形的なことができるアプリ、Facetuneで弄る!
このアプリ、結構昔に限定で無料だゾ〜とGooglePlayStoreが言ってきたので、なんとなく入れとくかと思い入れて以降、たまに使う程度ではあるが(イラスト等の修正に)まあすごい。
何がすごいかは見てもらえば早いだろう。
→数年ぶりにibisペイントインストして使ったら普通にそれの特殊ペンで同様のことができたので諸君はibisペイントを使うといい。加筆修正にはibisペイントだけ使え(それから仕上げにlightroom)、普通に透過pngでいじれるので断然そっちがいい。簡易photoshopじゃん。いつからそんなクオリティ上がったんだお前…。
(ゆがみペンだと!?と思いながら触ったときの衝撃たるや)
あの上のデフォルトでゴッツいGenesis8Femaleが…
こうなっちまうのだ!
※色補正だけは先にメディバンペイントでレイヤー複製してスクリーンにして弄りながら済ませている。
おわかりだろうか?
肌も滑らかにし、目も鼻も口も眉も輪郭も目の色彩も…
とにかく自在に弄れ、結果別人にすることが可能なのだ。
我輩は1を使用しているが、現在は2が出ており、2でも同じことが可能(むしろ自動で顔面パーツを認識するため(正面向いてる写真限定だろうが)簡単に大まかなパーツ位置やら大きさ等は修正可能で使いやすくなっていた)。
無課金でも利用でき画像サイズもそのままで保存できるし、広告を見る以外特に不便はない。ウォーターマークも無し。
んでまああとはメディバンペイントに突っ込んで…
髪の毛をざっくり描いていく。
ペンツールは何を使ったか忘れたが(適当なので)、大体水彩ウェットとか、かすれ墨とかで大まかに描いた後に指先でササッとやると、ぽくなる感じがする(じっくり見ると雑だが)。あとどのペンツールでも最初大まかに描くときは透明度50%以下にしている(場合によって2,30%とか)。それを重ねると「ぽく」なる。
ペン入り抜きとかはそんなに使わない。あいつは我輩的には使いづらい。まあ筆圧感知デバイス使用してるなら使いやすいのかもしれんが。
あと他にもまつげを足し眉毛も髪と同じ色で追加。
目にも光を入れたりなんやかんや…このあたりは前の記事と似たようなことをやっている。
んでもって、髪の毛描いた後にまだ鼻の穴とか顎サイズが微妙と気づいたので、
再度Facetuneで修整し完了。
その後Adobeのlightroomで、修正するのだが、あとはお好みである。
我輩の場合はノイズ軽減だとか済ませたあとに、ライト修正。
だが…
なんか微妙やな…。
基本的にAUTO修正はあまり使用せず手動でやるのだが(自動だとおかしくなりがちなので)、今回は行き詰まったのでとりあえずAUTOを使ってみることに(AUTOはライトとカラーのみしか反映しない)。
すると…
おお?
おお!
これはいい!
己が手動でいじった状況とパラメータを比較すると、なるほど、AUTOの場合、ハイライトをグンと下げていることがわかった。これのほうがメリハリとトゥルン感が出て良いぞ。我輩は知力が5上がった。
でまあ、完成したのが以下↓
目がキラキラと貝殻の裏感あってよいだろう。
なんで4つもあるかは、色違いを見るのが楽しくなったからである。
ちなみに個人的には最後の緑が好きであるが、モノクロにすると鉛筆画っぽさが出てこれまた良い。
あと、修正しまくると一定の値から変なノイズみたいなモアレのようなもんが出ることがある。
これは以下のような感じで、
偽色の軽減パラメータを上げると無くすことが可能(稀に完全には消えないこともあるが)。
では以上。
これで、無課金でも最高に使えるDAZということがお分かりいただけたのではなかろうか?
万が一これを見て、
えーここまでするならイチから描いたほうがいいじゃーん( ´Д`)
とか思うドアホがいたときのために言っておくが、これ、約1時間半〜2時間でできることだからな?イチから描いたら1日じゃ済まんぞマジで。何百時間とかの世界だ、地獄じゃん。
あとこれは今回が初試みである(無課金でもイケるの見せちゃるわ!という気持ちで)。なので、慣れで早くなったとかでもない。
最後に、別バージョン。
結構美人に出来上がったと思うんだがどうだろうか?
※眉は除算レイヤーで薄くしたりもした。
いやー。これはいい。鼻も気に入ってるわ。鼻の穴めっちゃ綺麗にできた。これは素晴らしい。
こんな感じで、自在である。加筆&レタッチ力を極めればなんだってできるのだ。
ではでは、
己の中のイメージを手に入れるために、ぜひ諸君もDAZStudioの力を借りてみてくれ。
2021/10/26追記:
無課金装備ではないが、DAZ感から遠ざけるべく、レタッチ共に理想形態に近づけたものである。