本日、Googleおすすめ記事として上がってきた、
コレ。
記事の内容によると、
パプリカパウダーがパプリカを粉末にして作られてるとか知らんかったわ…パプリカの木があると思ってたンゴ…
という一件のツイートが、めちゃくちゃ注目を集めている、とのこと。皆一様に、そうだったんだ!と驚いている、というわけだ。
もうこの時点で意味がわからん。
パプリカの木って、なに(´・ω・`)?
パプリカはパプリカである。そのパウダーっつってんだから、パプリカのパウダー、粉末に決まっている。そうじゃないはずがない。パプリカパウダー食ったことない我輩ですら分かる。
どういう発想で木になるのか。
記事上では一切、その謎について記載がない。意味がわからんまま、終わってしまっているわけだ。
ちなみに、元のツイートの主は、英語圏の人物である。
というわけで謎を解明するべく、元ツイートから見てみることに。
Learning that Paprika is just dried and crushed red bell peppers was really shocking. Like I dunno why I thought there was a Paprika tree somewhere
— Make Oxtail Cheap Again (@simsimmaaz) 2023年1月23日
パプリカ、と訳されている部分が、原文ではred bell pepperとなっている。つまり、パプリカではない。
ここらへんでだいたい察しがつくが、つまり、我々日本人がパプリカと読んでいるアイツは、英語圏の人からすれば、Red bell pepperなのである。なんかそういやピーマンはgreen pepperって、習ったような…。
パプリカってじゃあ何語やねん、って話だが、ハンガリー語らしい。
なるほど、パプリカという言葉は英語圏の人たちからすれば馴染みが無いわけだ。
だからパプリカパウダーのパプリカの事なんぞ知ったこっちゃないのだな。
つまり、日本人でパプリカをパプリカと読んでいる我々からすれば、全く伝わらない話だったということだ。ガジェット通信のライターは、なぜこれを記事にしたんだろうか…。これまた謎である。
余談だが、ピーマンは、フランス語なんだと。唐辛子も同じくフランス語ではピーマン。全部ピーマンだ。
ハンガリー語であるパプリカも同様。唐辛子、ピーマンまでパプリカと呼ぶようで、丸々一緒くたになっているようだ。
元は全部唐辛子で、それらが品種改良されたり持ち込まれたりでそれぞれ別々に広まっていった名前が、日本では勝手に種類分けされているということなんだろう。細かい日本人らしい名付けとも言える。