今日は相当イレギュラーな対応に追われた。
某海外メーカーのカスタマーが話通じないのと販売店の担当K氏が色々話下手くそすぎた関係で*1、時間が食ったと言っても過言ではない。
あ、あと、この対応を生んだ当の客(爺さん)の話が長かった。別に爺さん自体が悪い客ってわけではなかったのが救いだが(割と協力的で)、ただひたすら昔ながらのジジイって感じで、爺さんもう長いよ、頼むよ…という気持ちにはなった。ちなみにまだ終わっていない。月曜にラウンド2開始である。
そうこうして休憩に入るのが大幅に遅れ(2時間)、準社員に声をかけ休憩に入ったのだ。ちなみにイレギュラーは頭捻りまくるので長すぎると偏頭痛を生む。今日のは長すぎてちょい偏頭痛。
そして、準社員があと数分で退勤、といった時間になった頃。
対応長引いて休憩入れてないんで行ってきます、と伝えると、なるべくいときます…!と返される。その2秒後ぐらいに違和感を覚えた。
いやなんだよなるべくって、なんだよ。なるべくじゃなくいとけよ。
その思いは声には出なかったが。
んで、気を遣って30分で戻ろうかとか考えた。普段なら遅れて休憩入った場合にはそうする事が多い。だが…。
もう頑張りすぎじゃね?前準社員体調崩したとき、休み買取したんだぞ?準社員に借りあるよな?つかなるべくって言ったけど、お前暇なときもほぼ1時間残業しとるやん。マジで何してるか知らんけど。何の意味でなるべくっつったんかしらんが、いつもと変わらんよな?
あああああガッツリ休憩とってやるぅううううあああああああ!
そうして、55分ぐらいちゃんと休み、戻った。
時計チラチラ見る頻度が高くなったが、打ち勝ったぜ。己の無用な罪悪感に。
そういや現部署は本当に特殊だ。
販売部で家電量販店員していた頃は、
お前何してるんだ?
なんでまだ残ってるん?
遅すぎだろ何してんだ?
なにか引き継ぐか?
今やることか?
などなど、良いも悪いも全員が残業に敏感であった。
人件費、つまり経費に関わることなので店として、企業として考えればこれが当然なことではある。
まあ、そんな感じで本質としてはたしかに企業の損得かもしれないが、それが自然と従業員の、こう、人としての連帯感を生んでいたのも確かだ。
残っているやつがいれば手伝うように、気にかけるように、誰か一人だけが業務上の負担を抱えていないか、不公平な業務量になっていないかなどなど、そういった意識づけである。
これらの根本が企業のためになっており、もとは建前上の従業員同士の助け合いであったとしても、我輩はこういった部分に救われていたことも実際にあった。
もちろんこの記事でも言ったように、結局はやはり人件費問題なので、アレコレやれ残業するな、といった風潮で矛盾も味わってきたしサビ残しまくった最悪な思い出もある。というか全員サビ残していた。サビ残1時間は当然のような状態だった。働き方改革以前だな。
その部分だけに焦点を当てれば残業を気にされるのは最悪だが、普通にいい環境、普通のいい上司に恵まれると、全体で助け合うといった思考を生んだりもするので、他人に無頓着、無関心になることを防ぎ、効率もよくなり無駄も無くいい面もあったということだ。
あと、仲間を気に掛けるということを教えてもらったというのも感じている。多分あの経験がなかったら、取り返しつかないほど、今以上に、人間性の形成をミスってたかもしれない。
まあだが、今の部署に来て。
ごく稀に残業について議題に上がることも無いとは言わないが(年1以下)、ほぼゼロに近い。というかいきなり議題に上がったところで、日々意識して全体が気にしないと、こういう系はどうにもならないんだが。
つまり誰がどれだけ残っていようと、誰も何も訊いたりしない。全部が他人事なのだ。
異動したばかりの頃はそれがキツかったが、業務において困る事も無く自分で完結できるようになったら、我輩も正直このスタイルに慣れきってしまった。すっかり染まったというべきか。
もちろん、おかしいと思う感覚はまだ残っているが、自分だけ人を気にかけるなんてことができるほどの善人ではない*2。つーかそんなのバカらしくてやってられんわい*3。
むしろ、傍から見れば今やらんでええやろというVBA弄るのも、今思いついた今やりたいってな感じで止まらない(止まったら忘れる)ことがあり、それを残業しながらやってても誰にも気にされないので、しっかり残業代をいただきありがたい側面を感じることもあるほどだ。
だが、仕事トロい人間が発生しやすい傾向にはある。
我輩は短気なのでルーティンに時間かけるとか遅々業務を嫌悪するのと、そもそも仕事してる時間にすら無駄を感じてはよ帰りたいと思っているクソ会社員なため、帰れるなら即帰っているが、見ていればそれとは真逆な人間は多い。
勝手なことを言うようだが、そういう仕事が遅くて残業するやつらは見ていると腹が立つ。さすがに毎月馬鹿みたいに同じ条件のデータ集計に時間をかけて意味わからんほど残業している配送工事課社員を見たときはイラついたので、データ集計用のVBAを組んで渡したこともあるほどだ。配送工事課嫌いなのに。なんでこんなことしてんねん。
とまあこのように、それぞれの環境にメリットデメリットはあるにしても、圧倒的に無駄なのは、今の環境である。
誰にとっても無駄はない方がいいだろう、無駄を減らし人を気に掛けられるようになるなら、それに越したことはないだろうとは思うが。
それもこれも働く場所の方針、つまり上次第だから郷に入っては郷に従うしかない、この環境の利点を活かし、残業代しっかりとるのみ。
あと、この部署に新入社員で配属されたら最悪だなと思う。
販売部でも店舗によりけりかもしれないし、我輩が過去にいた店舗の環境が良かっただけかもしれないので一概に部署の違いとも言えないが、事実、この部署の新入社員の離職率は割と高めだ。無関心さがその要因でもあるんだろう。多分。
なので、この無駄で無関心で他人事部署に、新入社員はもう配属してやるな、潰してやるな、ともよく思う。
これも思ったところでどうにもならないのだが、万が一、どっかの会社で人事担当やってる人が我輩のこのブログにたどり着いちゃって読んだ時には、新入社員の配属部署は気にしてやってくれ。辞めさせたくないんなら。