書こう書こうと思って忘れていたが、去年、200万オーバーの高額製品盗難報告が上がった直後当たりに(ちなみにこの犯人捕まった情報未だ無しで情けねぇ→その後にどうにか見つかりそうな情報だけはあった。どうなるかはもう不明)、今度は皆さんご存じのあっぽーぽーぱっど(※iPad)の盗難報告が某店舗から上がった。
確か3台だっただろうか。監視カメラ映像を確認すると3日にわけて同じ人間が盗ってたらしい。さすがにちょっと笑える。
で、その手口が、
ショーケースの天板を持ち上げる
というもの。
そしてその対策として、各店テープで留めろミッションが言い渡されていた。
これを見た瞬間我輩は、
あれ?既視感凄いぞ(´・ω・`)?
と妙な感覚に陥った。
そして、ああ、これが俗に言うデジャブか(^o^)と…
思うはずはない。
なんてったって、これ、実際に、
2度目なんだからなぁ!?!!!?!?
そう、今回が初めてでは無いのだ。
というのも、2,3年くらい前に、全く同じ手口、すなわちショーケース天板持ち上げで中身を持ってかれる、という盗難被害に遭っている。
それだけではない。
このとき対策として、今回と全く同じ手法、
天板をテープで留める
をやっていたのだ。
正直に言おう。
己の所属する会社ながら、まあドン引きである。
まさかあの日のことを覚えていないわけじゃあるまい。
なんたって他部署の我輩が覚えてるんだぞ!?
お前ら現場の人間が覚えてないわけ無いだろ!!!
なぜわざわざ過去の己と同じ轍を踏みたがるのか!!!!
まずテープってどうなのよとはあの時も思ったが、あの時の我輩はまあテープあれば牽制になるんかな、劣化したらちゃんと貼り替えるんやろなとか思って、流していた。
だが、今なら断言できる。
劣化してもお前らは絶対忘れて貼り替えないし、
それ以前に、カメラで録画してますよって場で盗むヤツらに対して、アホみたいなテープが牽制になるわけはない。断じて無駄。
ここまで来たら普通、絶対取らせないようにと断然金具で留めるに決まってる。テープ?笑わせんな。
そもそもテープなんぞ盗もうとしてる側からすれば、てこの原理で一発ノックアウトだ。テメエらでちゃんと試せよ。犯人の気持ちで、試してみろよ!!!!
自分たちで破れるか破れないかも試さないセキュリティに、セキュリティを名乗る資格は無い。これはアンチウイルスソフトと同じだし、なんなら、なんにでも言える。テストせずにGO出せるその気が知れねぇわ。
と、まあ本気で理解不能に感じ、社内の人間全員アホなんじゃないか(盗まれといて対策用の金具無いのかな(´・ω・`)?ぐらいも思い浮かばんって普通にヤバい)と不安に感じたので、優しい我輩はGoogleで即検索。
すると出てくるじゃないか。
もうまさしくこれじゃん。
※ちなみに取り扱い先はコチラ↓
これ以外にないだろ。
原理として完璧である。
ガラスサイズ1mmずつ小さくする経費なんてあっぽーぽーぱっど盗まれるのに比べりゃたかが知れてるだろ。
万が一これが合わないとして(まあガラスのサイズ小さくすれば基本合いそうだが)、一回ショーケースの製造元にこんなのありませんかぐらいの確認しろよ。
すぐにこのスクショ(ほぼ上記の画像と同じもの)を取った我輩は、この盗まれた張本人ならぬ張本店の副店長へ、メールしてみた。
ちなみに、なぜ副店長宛かというと、コイツが同エリア内の全店へ盗難報告注意喚起メールを送り、テープ対策するように、というアホな指示を出していたからだ。そのテープ対策に上層部もなんの疑問も抱かず、みんなテープ貼ったか!?とか言うんだからもはやギャグである。
で、この副店長、正直我輩の中では信用度が低い。
なんかあんま、まともそうじゃ無いというか。一緒に働いたことも無いので100偏見だが、信頼し難い話し方をするのだ。
それでも、一応コイツ発信で盗難情報が来ているので、コイツを無視して他に送るより、コイツに送ったほうがいいんじゃないか、と思ったわけだな。
なによりこれでコイツがどういうやつか、その後の行動で分かる。
その後の行動とはすなわち、我輩の送ったメールの扱いだ。
※補足:我輩は勝手に他人のメールを覗ける(情シス作成の社内メールツールがアホガバなので、html弄れば勝手に他社員のメールボックスを閲覧出来る)。
メールの内容は、大体こんな感じ。
件名:iPadショーケース 盗難の件
本文:お疲れ様です。2,3年前に確かN店で全く同じ手口で盗難被害に遭っており、その際にもテープを貼るといった全く同じ対策を取っておりました。
そこで確認すると、天板跳ね上げ防止用として盗難対策の金具がございました。
もしご存じの上であれば申し訳ありませんが、画像添付しておりますのでご検討されてみてはいかがでしょうか。
添付:キャプチャ.jpg
※まるで金具屋の回しものかのような文面だがそうでは無い。このときの我輩は善意と少々の訝りで満ちている。
すると、返信が来た。
こんなのあったんですね!検討してみます!
である。
いや、
検討してる場合ちゃうやろ。
被害に遭ったヤツらの言葉がそれか?
そして我輩はさっそくコイツのメールアカウントに入ってみた。
我輩のメールを上層部や店長に転送等をしているか、はたまた既読で終了かゴミ箱か。
結果は、
既読で終了であった。
我が社のメールは受信ボックス内にある分は一ヶ月しか残らない。未読であれ既読であれ、だ。
一ヶ月以上経っても閲覧したい場合は保護する必要がある。もちろん保護されているわけでも無い。
つまりこの行動で、対策はしないつもりである、ということがハッキリしたのだ。
その時点で我輩はもういいやと思った。
もっかい盗まれてろや。
非常に馬鹿げている。
(何度も言うが我々は某量販店のフランチャイズ加盟店なので、本部ではなく加盟店側企業がバカなのである。誤解無きよう)
我輩にとっては未だ理解できない。
同じ手口で高額製品を盗まれ(10万オーバーであることは確実)、既に無駄だと結果の出ている同じ対策を繰り返し、それで満足できるのか。
仮にまた盗まれるのが2,3年後なら、それは痛手では無いのか。そもそも監視カメラ録画データの残っている期間内に気づいたから犯人映像確認取れたわけだが、それでも犯人は捕まる気配がない。期間内に気づかなければ即ロスとして経費処理か?
もう二度と同じことを繰り返さないためには、同じ対策がどれだけ無意味であるか分かっているはずだ。
必死に売り上げ取ろうと、競合他社に売価調査しに行って(これは家電量販店員の一番バカな業務)、製品の勉強会をして、必死に売り場作って、接客している、そんなお前らが真剣じゃないはずは無いと思いたい。
そんな必死な中でガバッと一気に盗られるそれは、お前らにとってなんともないことなのか。
その程度の事なのか。
それともマジで内通者がいるのか!?!!?!?だっておかしすぎるだろ!!!アホすぎておかしいだろ!!!
※アホが現実離れの域に達しているせいでそんな疑念まで抱いてしまう。
ま、もう日も経ち呆れ通り越してガチでどうでも良くなってきたんだけどな。
それでも、真剣にどうにかしたいと考えている諸君がいるのなら、そう思いこの記事は書いている(もう書き終わる)。
ぜひ金具を使え。
これが我輩からのアドバイスだ。それこそが正しい盗難対策である。