TA氏とは、この人物である↓
先日夜。自課他メンバーは既に退社し、社内にもほとんど人がいなくなった時間帯の事。
共に遅出勤務をしていたTA氏から、新入パート男性と話をしているか、と訊ねられた我輩。
余計なお世話やっちゃなぁ、と思いつつ「一応してますよ、何かわからないことないですか〜気になることないですか〜って、ちょいちょいきいたり」と返答。
すると、違う、雑談だ、と言われた。
はぁ、雑談ねぇ。
するわけなくね?我輩社員なんだが?積極的に雑談する社員って何?仕事しろって感じだわ。
と呆れつつ、相手が話しかけてくるなら話しますよ、そうじゃなければ特に、と答える。
TA氏「もうちょいグイグイ行こうよ〜」
なるほどなぁ、コレだよな、コレを人選ばずやるから逆に人を選ぶタイプになるのだと感じた。
我輩「あ〜、自分はそんな距離詰めないっすよ。TAさんはゼロ距離ですからね」
私だってそんなに詰めないよと笑うTA氏に、5mmくらいはありますかね、5mmだけとか適当言ってみる。
曰く、本人的には一応距離測ってるらしい。話しかけてから相手の機嫌を確認しているとかなんとか。いや、待て、周囲がお前の機嫌の波を見て避けたり接したりしているって話を聞くんだが?お前もやってたの?
まさかの事実に、驚きを隠…したが、とにかく彼女なりの人との触れ合い方らしきものがあることまでは分かった。
まあでもどうなのか。
自らの主観で主導する、つまりこちらから働きかける距離の測り方ってのは、結局一旦は相手テリトリーに突っ込んでいく必要があるわけで、やや強引で押し付けになることすらあり得る。そこから引いてもちょっと遅いんじゃなかろうか。
もちろんそれを望む人がいるのも分かる。自分から全く相手に接することができないタイプなんかはそうかもしれない。だが皆が皆そうじゃない。
人にはそれぞれ入られたくないテリトリーや、すぐには許せない距離感ってのがあるはずだ。
第一にここは職場である。人との交流がメインの場所ではない。円滑な業務遂行がメインであり、そのためのコミュニケーションが必要なのだ。
ちなみにTA氏、ちょろっと「(距離の測り方)女の人のほうが難しいんだけどね」と漏らしていた。
女同士のなんやかんやあるあるの事だろうが、まあそりゃそうやろと思った。グイグイが通用すんのよう言ってもせいぜい異性くらいじゃないのか。
まあなので、
男女いろんな人いますからね。自分は自分からは行かないですかね、相手の距離に合わせるんで。引いたり詰めたりしないで、同じ場所にいますよ。そしたら相手が話したいときに来ますよ。
と伝えた。我(童貞)ながら良いこと言った気がする。そう、我輩は同じ場所にいるのだ。
来る者拒まず去る者追わず、と言ってしまうと、なんか違う(そんなスゲー余裕の持ち主ではない)。こう…個人的には相手にとって不安の無い安定した距離感と状態で、そこに佇んでいたいわけだ。いつでもいるね安心(^o^)と。そういう人間でありたい。なぜならば、不安定ほどクソめんどい奴はないからだ。
めんどい人間と仕事したいか?我輩はしたくない。なんならプライベートでも関わりたくない(メンヘラが良い例)。
っつっても、別に我輩自体が距離詰めたいタイプではない、放任型だからってのもあるけどな。
あと相手の心情にそこまで敏感ではないかもしれないというか、空気を読むことに自信があるわけではないので、ならば読まずとも相手がほどよく気持ちが楽であるように、そういった立ち位置を保っていたいわけだ。
TA氏、そうかぁ、そうだよね色んな人いるからね、難しいよねとの事。
そう、色んな人いるんですよね、それに、ここの課はほとんどTAさんより年上ですしね、と色んな人色んな人を互いに連呼しながら我輩はこれで察してくれんかなぁ、と思っていた。
色んな人いるから、距離は大事で、相手が話したいことだったら話してくれるし聞かれたくないことは話さないし、それだけのことなんや、みたいなことも言ったかもしれない。
察してくれたかは分からなかった。やはり我輩にそういう相手の心情を汲み取る力は無い。無いからこそもうちょい確実に(だかそこまで痛くない)釘を刺しておきたいし、もう言うなら今しか無いやろ、と思ったんで、
なのでTAさんは、敬語使ったほうが良いですね。それだけはちょっと気になってました。
と言っておいた。だいぶ柔らかい口調で(あとめっちゃ静かに)言ったとは思う。
色んな人がいて、ほとんど年上で、ひとまず距離を程よくとる敬語、と。
ほんのちょっとだけ神妙な面持ちになり、そっか、うん…そうする、ありがとうとTA氏。素直である。なんでこの感じでずっといてくれんものか。
TAさんはフレンドリーなんですけどね、年下が敬語使わないことにあんまりいい気しない人はいますからね、と言うと論点がズレ、自分は大丈夫とか言い出したんで、TAさんはそうだと思うんですけど、自分は無理です、敬語使わん年下は、と言ってしまった。要らんこと言った気もするがそれは事実だしな。我輩は年功序列頑固爺予備軍かもしれんがもうそれで良い。
そもそもだ。
ようやっと半年、出戻り入社で一応それまで期間も何年かは空いているわけだ。
しかもその間連絡とってたのは準社員I氏だけ。I氏とは友人(じゃないとI氏は言ってたが)だと思うので、まあいいとして、それ以外のメンバーとまでガンガンタメ口きけるほどの仲なのか。
確かに我輩は相手がどう思ってるかは知らんし関係性も分からんが、事実として、TA氏の強い言動で不快な思いをしているとか、あの態度がちょっととか、愚痴の一環かもしれんがちょいちょい耳に入れられるわけである(平時は普通に会話とかしてるから分かりにくいが)。総じて馴れ馴れしさが生むのだろう、だから一旦距離をとってくれなのだ。
ただ、別に我輩に対してTA氏がタメ口なのはどうでも良くて(我輩の方が年下ってのがデカい)、課内の和が乱れなければいいと思ってるんで、「自分に対しては別にいいですけど、年上のパートさん達にはその方がいいですね」と言って話は大体終えた(それに対し、ううん、ボロボロさん上司だしみたいなことを言っており、なんか己を戒めている風だった)。なんか変に受け取られてないかは心配だが、注意は(未満とは言え)社員の役目だし一旦はこれで、しゃあない。
まあ思うに、育った環境もあるとは思う。なんかこう、大家族、ガンガン言い合う、子どもともトモダチみたいな家庭で育ったっぽいことは、めっちゃ家のこと話してくるから知っているしな。
環境が要因でこの感じなのは理解できる。ちょっとだけフワちゃんみたいなもんだな。半フワくらいかそれ未満だしフワちゃんほど誰彼構わずでもなければ傍若無人でもないが(っつっても、むしろ誰彼構わずの方が分かりやすいんだけどな)。
※ちなみにフワちゃんに対する賛否、我輩は「賛」の方は理解できん*1。
というわけで、当然習慣化しているタメ口が敬語になるとは思っていないが、この会話がちょっとでも意味を成していれば、距離の測り方を意識し、相手への敬いを心がけるようになるんじゃないか、と思っている*2。
つか問題の本質はタメ口以外にあるんだけどな。
普段ならばTA氏のタメ口に棘は無い。だが、そこからお節介、無遠慮、不躾が発生する。恐らくこれは性格だ。
そういった性格の人間が(そういったタイプだからこそかもしれんが)敬語タメ口の境界を持たない場合、心理的にもこれら相手の感情を無視したデリカシー欠如が起きやすくなるはずなので、一旦の線引きをする為、気づいてほしいだけである。
それくらい、敬語を使うべき、という言葉はとてもわかりやすいと思うんだけどな。敬語を使えんでも気を遣うようにさえなれば、程よい距離への一歩となるだろう。そう期待している。
にしてもめっちゃ疲れるわ。伝わってるかもわからんのがな。そういうもんなのは分かる。そういう立場になったんだから。
また、この日別件で販売店にも注意喚起メールとか送ってたんで、妙に気が張った。まあ部署内でのメール内容に対する反応が良かったのは救いだったが*3。
だが…一店舗への注意喚起だったんだが、配送工事課Z氏も言ってたように、店名伏せて全店に送っときゃよかったわ。まさか、このメールに限ってこんな反応いいとか思わなかった(全店が等しく起こすよくない顧客対応の更に酷いver.をその店舗が起こしたんで、一店舗だけに送っていた)。マジで失敗した。今後も仕事を続けるのであれば、この先の教訓としておこう。
送るなら 全店送信 ホトトギス
*1:フワちゃんはタメ口呼び捨てこそ敬いの証、的なこと言ってたが、個人的には、日本語タメ口で敬われている気がする人間はそもそもいないし相手ありきの会話にテメェルールを勝手に適用すな、という不快感。
*2:正直、敬語に焦点当てず、気配り部分や口調に関して注意しとけば良かったかとか後悔はあるが、現場を見てないと注意の仕方が非常に難しい。今後それでもTA氏に対する苦情が減らなければ、もしくは現場確認が取れれば、次はこの方向性で話さねば。何はともあれマシになることを祈る。
*3:色んな人からちょいちょい反応あったが、中でも主に副所長IM氏があれ良いっすね!分かりやすい!あれ凄い!(アレで分からんやつはバカっすよ)と絶賛してくれ、配送工事課Z氏もあれ良かったねとわざわざ声をかけてくれた。驚いたがありがたい限りだ。該当店の店長からの反応も一応はあったし、無駄では無かっただろう。