ボロボロ皇帝のボロ切れと塊

ボロボロ皇帝が悪態、嫌み、好み、何でも己の視点だけで自由に吐く「偏」な場所。たまにExcel、家電、音楽等についても好きに吐いてる。

ボロボロ皇帝が悪態、嫌み、好み、何でも己の視点だけで自由に吐く「偏」な場所。
Excel、家電、音楽、ゲームイラスト小説映画、性癖について等、何でも好きに吐いてる。

どうでも良いかもしれんが背景色変わっていくの見てくれ。
更にどうでも良いかもしれんがアイコンが息してるの見てくれ。


我輩は何にも制約されない身、
「耐えぬ」事を恐れないと決めたのだ!
我輩は好きなときに悪態をつく!
妬み僻み嫉みを背負い、
マイナーだろうが邪道だろうが
我輩は我輩の道を行く!
好きなものは懸命で不器用な諸君,
嫌いなものは器用で完璧を気取った奴らだ。
         

修理業者I氏に仕事増やされたという話

 

I氏とは、この記事のジジイと技術者のハーフ&ハーフな修理業者である。

 

人間誰でもミスするものだが、I氏は常人とは異なる突飛なミスをよくする上に、そのミスの説明が、一回聞いただけではまあまず意味がわからない

 

今日も事務所へ戻ってくるのがダントツ遅かったI氏。

事務所へ戻ってきて、なんやかんや処理が終わり、ようやく日報を渡してくれたかと思えば、「あのねぇ…」と口にし何かを言い淀んでいる。

「なんすか(^o^)」と返すと、これまた言いにくそうにちょっと苦笑いしたあと、「これ、間違えた」と、日報に載っているとある一件のエアコン修理の受付番号を指し示してきた。

ええ…またぁ?と思いながら話を聞くと、「これね、バルブってなってるけどね、弁なんだよ」と。察するに、曰く、交換した部品のデータ上の名称が間違ってるとのこと。

こういう事はたまにある。

部品コードというものがメーカー各社で部品設定に応じて細かく決められており、それを初めて仕入れるときに我々はその部品コードを社内システムにデータ上で登録するのだが、

その登録作業段階で、メーカーの部品コードと、分類名等(基板とかモーターとか)を入力した登録者がミスったパターンだ。

例えば、部品コード114514という外機基板を登録するはずが、誤って114514のファンモーターとして登録しちゃった、とか。

 

でまあ、何だそんなことか、完了ミスかと思ったぜ…と思いながら(修理の完了処理ミスの修正はクソめんどい)、「ああバルブじゃなくて弁なんですね、登録修正しときますよ(^o^)」と答えた我輩。さっさと修正して帰ろうと思っていた(この時点で残業一時間超え)。

だが、I氏はその瞬間、「これね、中身、基板なんだよ、内機基板」と言い出した。

 

(´・ω・`)

 

いや待て待て、弁はどこ行ったよ。

弁がバルブでバルブが弁でみたいな話だったよな?

内機基板どっから出てきた??

 

「ん?待ってくださいよ、これは、バルブじゃなくて弁なんですよね?」

「うん、そう、ほんとは弁なんだけど、バルブになってる。でも中身は内機基板なんだよ」

(´・ω・`)???」

マジでジジイ過ぎて会話が成り立たん。

 

ちなみにI氏以外にもミスする人はもちろんいるが、彼らはミスをしても何をどうミスったか明確に伝えてくれる。だからもう、どんなミスでも、全然いいですよ!と言えるぐらいだ。

だが何が起きてるかの説明段階で、インスタント乾麺ほどに話をゴチャゴチャにしてしまうI氏は、処理云々以前に把握するまでに時間を要する。何言ってるか分からんから。キツイ

 

うおおおお何言ってんねん!と言いたい気持ちを抑え、ゆっくり順を追って事実を確認する。

 

まず、実際に交換した部品は何なのか→弁だ、と答えるI氏。

登録上バルブになっているこいつは、実際には弁なのか、内機基板なのか→内機基板だ、と答えるI氏。

 

この答えを導き出すまでにも言い間違えたり、また何言ってるかわからんかったり、違うのにうんと言ったり、正しいのにううんと言ったり…と、マジで無茶苦茶だったがどうにか聞き出した。まるで異国人との会話である。※その間にその、内機基板だがバルブの現物をI氏から受け取り、部品コード照らし合わせたり本当に使ってないか確認したりもしつつ。

 

この時点で、バルブが弁で、とか言う話がそもそもジジイ特有の会話組み立てミスと気づく。

じゃあまずは内機基板であるはずのこいつの登録を修正し、しっかり内機基板に戻してあげよう。

 

では本物の弁は一体どこ?という話になるわけだが(修理データ上どこにも存在していない)、I氏は「知らないよ捨てたよ!」とか言い出す。いや交換後故障した弁は捨てたとかそんな物理的な話しとらんわ!

 

「じゃあ、実際に使ったのは弁なんですね?でも、中身が内機基板で登録の名前がバルブってなってる部品が修理データに載ってたんですね?」と、I氏の脳内辞書と一致しそうな単語選びをしながら確認。

I氏は、そうそうと言っている。

ようやく大方は理解できた。同時に、この処理の面倒くささに気づいてショックを受けつつ、

「あー…分かりました、正しい弁の部品コード分かります?」と訊ねる。

ちょっと待ってよ、と言いながら何やら探しに行ったI氏。

 

戻ってきたI氏から実際に使ったという正しい弁の部品コードが記載された紙を受け取り(つーかなんで最初でこれを見せないのかも意味わからんのだが)、

結局めんどくてやりたくない完了処理ミスのデータ修正加えて、I氏が本当は使ってないのに間違って使用済み扱いにした部品を新品在庫に戻してやるためデータ処理(在庫が無くなるから架空でイチから仕入処理みたいなことをせんといかん)をして、ようやく終わった。

 

この処理をしていたときに気づいたのだが、本当は正しい弁の部品も元々の修理データに紐付いていた。それを使用済にすればよかったのによりによって、なぜだか紐付いていたもう一つの全然違う部品を使用済みにしたということだ。マジで何でこんなことが起きるのかワケが分からなくて発狂しそう。

で、内機基板がバルブ、という状況を生んだ部品登録者は我輩の同期K氏であったのだが、そこで何となく登録ミスの流れが想像できた。

恐らく、I氏が「登録がない部品を登録してくれ」とK氏へ電話→I氏がK氏へ電話口に、間違って内機基板の部品コードを伝えながらこの部品はバルブだと言う→K氏が伝えられた通りに内機基板の部品コードをバルブとして登録。多分これだ。逆にこれ以外考えられん。I氏はメモの見間違えもやりがちなのだ。

 

いやぁもう本当に全然内容が掴めず、非常に疲れた。I氏、ジジイ極まり過ぎである。

そして上手く状況を把握できた我輩の理解力すげーわ、エスパーの域。今日ばっかりはマジで天才やなと言える、言えるぞ。我輩天才。