iPhone13白ロムを異様な台数購入していく客を不審に思った販売員から、注意喚起の社内メールが入っていた。
確かに、既に本日だけで6台購入している。
まあ親族で使う的なことを言いつつ買っていったらしいが、普通に考えたら転売だろう。
台数限定でも無いのでアレだが一応注意、みたいな感じでメールは締めくくられていた(つかそもそもiPhoneって台数限定できるんもんなのか。その辺もメーカー規制かかるんかね。Apple製品はちょっとでもApple様の販売スタイルに沿わんと販売権利剥奪だからなぁ。今度現役販売員に聞いてみよう)。
そのメールを読んで、我輩は単純に疑問に思った。
Apple製品って定価なのにわざわざ転売して利益出るん…?
と。
契約でもないからキャッシュバックもないし(そもそも結構前に複数台契約問題視されてたし、現在もキャッシュバック的なもんがあるのかも知らんが)、ポイント?でもなさそうだしなぁ…。
というわけで業務を差し置いて、調べてみた。
Apple 転売 メリット
すると出てきたのは中古でも需要がある!といった感じの中古メインの大量の記事。いや中古の事どうでもええがな。
そんな感じのどうでもいい検索結果の中に、転売ヤーから買う人は金で時間を買ってるとかいう記事タイトルが引っかかった。
確かにそうだ。
小売希望価格の製品だと、型落ち寸前でネットより激安販売する事があるから値段勝負な転売で利益(薄利かもだが)を出すことが可能だが(この場合我々量販は1台限定で対策をとったりするものの、各店で1台ずつ購入していかれると気づくのに遅れる)、
どこで買おうと一律価格の物を買って転売する場合、設定価格は確実に通常価格より高くしなければ利益は出ない。
そして、それでも買うような人がいる場合、確かに早く手に入れたいから以外理由は無いだろう。つまり時間の対価っちゃあそういうことになるわな。
だが、うちには結構在庫あるんだよなぁ。転売ヤーが6台も買えるくらいだし。
品薄だから待てないという状況はなさそうなのだが…
と思い、iPhone13 品薄で調べると、
iPhone13のProが品薄との情報が出てきた。そうだったのか!
そういやこの人物が買っている6台も単価が高い。
型番をネットで検索してみる。
全部Pro型番じゃないか!!!
(余談だがPS5も抽選当たったようで買っていたがこれは1台)
これは転売ヤー確定である。
なるほどなぁ、こっちが田舎だから在庫あるってだけで、それを知って狙って来た転売ヤーってとこか…。もしかしたら問い合わせた可能性が高いな(めっちゃ遠いところから来てるっぽかったんで)
ちなみに11月中旬には品薄解消見込みらしい。
それなのに、売れるのか?11月中旬とかあっという間だぞ?
そんなに欲しいんか?そうまでして?
ま、あっぽーぴーぽーはあっぽーぽーなあんぽんたんだから待てができないのかも知らんが。
あと癪じゃないのか、意味わからん価格で買う事自体。
ま、個人的には別に誰が誰から買おうかなんて知ったこっちゃ無いけども(我慢出来なくて手を出してるのも事実だろうし)、
買占め→品薄の悪循環は、特に定価製品に関しては、結局ユーザーの損を生むだけなので、チケットみたいに*1まずは取り締まれるよう法整備が必要だろうな、と思った今日この頃である。
※転売ヤーからすれば売れてないところの在庫を需要のために斡旋してやってるんだ、みたいな正当化的理由も掲げてそうだが。
※量販だけでは対策打ってもなかなか難しい。結局会社判断だし、見極めるのも慎重にせんといかん。嫌疑から始まるのに法的な後ろ盾は無いわけだからな。
*1:コンサートチケットの類は2018年に法整備されてる。ああいうアーティストの信者層が絡むもんは、プレミア化して転売額の高騰の仕方が尋常じゃないから禁止法が先にできたんだろう。