また無駄に長くなったので、目次↓
(前置き)
Windows10が出た当初、それはそれはひどかった。
無償アップグレードしておかしくなっちゃったという問合せもそうだが、その噂が噂を呼び、アップグレードそのものが害悪扱いとなり、アップグレードしちゃった!だとか、アップグレード止めたらおかしくなっちゃった!アップグレードが中途半端になっちゃった!などなど。
もはや何がどうなってるか分からない状況の問合せが本当に多かった。
(本来はアップグレードせず通知も出ないようにといったことはできたのだがよく見ないと分かりづらく、無償ソフトに引っ付いて誤インストールを狙うアドウェアばりに完全誘導型だったので、多くの人が引っかかっていたのである)
※ちなみに最もひどかったのは、公式サイトからisoダウンロードしてアップグレードしようとしたが上手くいかず、不具合が起きたのでマイクロソフトへ問い合わせると、リカバリー諸々案内受け、それでも改善せず、しまいには何故かマイクロソフトから10OSのUSBを購入させられ(いくらだったか忘れたが万単位で言ってた)、送られてきたはいいがそれを使用してクリーンインストールもできず、もうマイクロソフト側にもようわからん、的なことを言われて困って電話した、という問合せだった。
あまりにも不憫で電話越しにBIOS設定を説明したりするも上手くいかず(なんせ電話越しなので説明も長引く)。その後どうなったかは不明である。
とまあこのように、対応CPUだとかは一切無視して、7か8.1使用してるならアップグレードできまっせ(^o^)という無差別アップグレード事件を知る我輩からすれば、この、Windows11のシステム要件を満たしているかどうか、ハード面をしっかり意識した上でアップグレード推奨(可)非推奨(否)判断を行うPC正常性チェック(PC Health Check Application)の誕生は、朗報であった。
だが、同時に疑いの目も向けていた。
本当にちゃんとチェックしてるよね…(´・ω・`)?
と。
なんたってユーザー数UP狙いとしか思えない過去の出来事があるのである。
このアプリも、実は要件満たしてないのに適当にOK(^o^)とか言って、油断アップグレードさせるためのツールだったりするんじゃないの!?と思ってしまうのだ、己の目で見るまでは。
と思ってチェックしようとしていた6月。思ったらときには正確性の問題かUIの問題かで正常性チェックアプリは一時的に公開中止になっていた。
それから2ヶ月ちょっと経ち。
正常性チェックアプリが8/27に新しくなって帰ってきたというのを28日に目にした我輩。
これはさっそく試すとき、ということで仕事をズル休みしてせっかく時間もあったので、30日にさっそく入れてみた。
ちなみに我輩のPCはCPUがintel第7世代である。
その時点で、要件を満たしていないことは承知、チェックアプリを使用するまでもないのだが、これはチェックアプリをチェックすることが目的であり、己のPCをチェックすることが目的というわけでは無いのでそこんところ夜露死苦ゥ!
※一応8/27に正常性チェックアプリの修正版が公開されたのと同時に、第7世代もCorei7-7820HQだけ対応になったがそれ以外は非対応。我輩のはi7-7700HQ。
でまあ、コイツ、入れてただ結果出すだけでこの記事は終わろうとしていたのだが、入れるまでの手順がまあめんどっちかった。なのでそのやり方をここに記しておく。
正常性チェックアプリを入れるまでの手順↓
まず、
Windows Insider Preview PC Health Check Application
↑ここに一旦アクセス。
そこからマイクロソフトアカウントを持っていなかったら作成、持っていたらそのアカウントでWindows Insider programに参加する必要がある。
Windows Insider program とは:
元々開発者向けのサービス。マイクロソフトアカウントがあれば参加は可能。本来PCに開発途中のプログラム、ベータ版的なもんを入れていち早く使用できまっせ、というもんなので開発者以外だと、新しい物好きとただの物好き向けのサービス。
先にも述べたように正式リリース前の、開発途中プログラム、ベータ版等が提供されるようになるため、人柱になりつつフィードバックを送ることを楽しめる人やテスト機で参加しようとしている場合以外の諸君で、正常性チェックアプリだけを目的に参加しようとしている場合は以下の注意点に目を通すといいかもしれない(し、どうでもいいかもしれない)。
①テスト用のマイクロソフトアカウントで参加した方が良いかもしれない。PCと関連付けされないように。
②テスト用以外のメインPCに管理者権限で紐付いているマイクロソフトアカウントで参加する場合は、PC上の「設定」→「Windows Insider program」で「開始する」はやめといた方が良いかもしれない。ここで開始するとプレビュービルド(つまり開発途中気味のやつ)を取得しちゃう最新が故に不安定PCになってしまう恐れがある。
※チャンネルは3つあり、Devとベータにしてしまうと完全にリリース前の11にアップグレードされる模様。間違って開始してもリリースなんちゃらチャンネルを選択していた場合は一応解除可能。他2つのチャンネルにした場合はOSが11になっちゃうわけだから恐らく手遅れになる、が実際にやってはいないから憶測。
とまあこんな感じで、アクセスした後は、こんな画面になる↓
ので、とりあえずLearn moreを押す。
んでもってこんな画面が出るので登録。
するとこんな感じで、許諾求められる。参加するには納得してチェックを入れるのが前提なのでチェックを入れてRegister now(今すぐ登録)。
というわけでSMコミュニティならぬMSのWindows Insider Programの、刺激的なコミュニティに参加完了。
この参加後から、我輩はなぜか一瞬ループにはまったのだが(何故か正常性チェックアプリのダウンロードページに行けず、参加済なのに延々と参加を促されるというアホみたいな状態)、
もし同じようにページに行けねぇなぁ…という諸君がいれば、
こんな感じで上のパンくずリストを意識して、Windows Insider Preview PC Healthを選択してくれ。それか普通にここにアクセスするか。
その後は、ダウンロードページに行けるはずなので、下へスクロールすると、
この3つが現れるので、普通にWindowsの64bitOSPCで確認したいなら一番上の64-Bit Downloadを選択する。これでmsi拡張子のファイルがダウンロードされるので、あとはこれを実行するだけだ。以上!
んでもって、
実行結果↓
おお!
ちゃんと、CPUが要件満たしていないことを偽らず、正確な判定を出しているじゃないか!!
11を発表したマイクロソフトは、10の時とはひと味違う。
無差別アップグレードというテロまがいの行為はもうしないだろう。
正常性チェックアプリによって要件満たしてまっせ(^o^)とOK判定が出た諸君は、きっと問題ないと言える。
だが…
ここから先は、公式を無視した個人的意見になるが。
メモリが4GBの場合は増設できるなら増設しとけ、と忠告しておく。
事実、10の要件は2GBだったというのに、メーカー各社が発表した4GBPCで10OSはフリーズしまくりだったのを我輩はいくつも目にしている。
また、使用ソフトによってもメモリの食い方は様々、場合によってはストレスで発狂しそうになること待ったなし。
というわけで、メモリに関してはとくに、最低要件=ギリ動くぐらいの認識が良いだろう。
今回の11、増設せず(できず)に、最低要件の4GBでアップグレードする場合は、重くなるのを覚悟の上で挑んだ方が良いかもしれない。