⚠注意⚠クソ長文である。
本日、
お、またZ世代宇宙人にしたがってる奴らの記事をYahooニュースが転載してるな。
といった記事が、Googleからおすすめされてきた。まあ若者は確かに宇宙人の比率が高い。
思うにクソレスポンス悪い奴とかもたまに発現するが(会話において)、最近これは世代のせいではなく、性格と育った環境、特に経験値等に関係するだけだと思うようになってきた。なぜならば、今いるバイト生全員普通にいい子だからだ。前、自課にいたバイト生がちょっと特殊だったってことだろうな…。
ビビるべきはデジタルネイティブと呼ばれる今の10歳未満かもしれん。
話は戻し、上記の記事は4日前のもので、別に新着でもない。なんで今、と思ったがZ世代宇宙人説、まあ見てやろうじゃないか。
ざっくりと記事内容を説明すると、動画の視聴に関する世代別アンケートの結果についてである。
世代の定義はこれらしい↓(当たり前だが年齢は今2022年時点のもの)
Z世代:18~26歳
ミレニアル世代:27~42歳
氷河期世代:43~51歳
バブル世代:52~57歳
ちょうど我輩がギリミレニアルという括りになるってことか。あと1,2年遅けりゃZ。なんかこの辺微妙だよな。
まあこの定義割とブレるんで(世代名を命名してるのが中高年世代なはずなんで)、1、2歳の誤差はあまり気にせず適当にって感じでいいだろう。
このアンケートは、上記各世代の男女それぞれ100人、つまり計800人に損保ジャパンがとったものらしい(男女各100人の表現がどっちに掛かってるかわからず念の為調べたら、ちゃんと世代ごとでの意味だった)。アンケートの目的は、いかにZ世代にCMを見せるか、だった模様。なるほどなぁ。
アンケート内容は、視聴時間〜よく見る動画メディアについて、あとは視聴スタイルなど。
ちなみに視聴時間だとかは若いほうが長い結果となっていた。Zが約3時間、バブルが約1時間半、平均2時間。
これは「若いほうがデジタル機器扱えるからね〜」なんて安易な結果ではないだろう。
今の時代テレビだってネットはつながる、ほぼほぼAndroid搭載製品だ。昔と違い、固定回線引いてない世帯も少ない。ということは、視聴ハードルは断然低いのだ。ではZと平均の1時間のギャップは何か。
これは、YahooニュースタイトルにあるZ世代「時間がもったいない」とはやや矛盾するようだが、どう考えても時間が余っているという状況が生んだ結果だろう。
若者と中高年は、生きている時間の長さが当然違う。となれば、独身の多さは確率的に年代の若さに比例する。人と生活するというのは己の時間を共有することと同義だ。さらに、既婚者は子どもが生まれる確率が高い。子どもが生まれればさらに自分の時間を子どもとの時間として共有、分配することが自然だろう。
つまり、余暇時間がどれだけあるか、それが動画視聴時間に関わってくるのである。
まあさすがにほぼ子育て期は終えてるだろうバブルの短さは、アクティブ性にもよるかもしれんが。映像よりリアルを求めてそう。もっと明確な表現をするならば、動画見るより飲みに行ってそう、外に出そう、というか。
だがそんなしょっちゅうも行ってられんはず…。
もしやバブル世代、家でテレビボケっと見てる、ってのを換算せずに短く見積もって回答している可能性、大いに有りうるのではないか?
バブル世代といえばガンガンキャリア重ねて出世していい車乗って外に出て、だろう。家で動画見るとか陰キャ行動と思って隠したそうだしな。恥とか思いそう、これぞジェネレーションギャップ。※個人の見解です。
では、アンケート結果に内容を戻し、
「よく視聴する動画メディア」について(複数回答)。
全体的にYouTubeが9割を占め、テレビは5割強、他VODサービス(HuluやNetflix、アマプラなど)が約4割ちょい。その中でTikTokやYouTubeショート、インスタリールとかいうのを2、3割の割合で見ているのがZ世代で、他世代より縦型ショート動画の視聴が多かったんだと。
確かにショート動画って一つ一つが短いせいでむしろ時間潰れるよな、SNS閲覧と似た状況に陥る。
我輩はYouTubeのショート動画すらあんま見ない。ショートはどうでもいいってのもあるが、だいたい端末を横にしてるせいで縦動画は視認性が悪いのだ。
まあでもああいうのは本来移動時間とかに見るんだろうな。移動時間の暇つぶしだ。知らんが。
思えば我輩は通勤車だしな。移動手段が何なのかってのは結構結果に影響しそうだ。
ちょいちょいどうでもいいアンケート内容は飛ばしているが、この辺からがよく言われる、Z世代は倍速する、についてだな。
まずは「倍速で動画を視聴しますか」といった質問。
Z世代:7割、ミレニアル世代:6割強、就職氷河期世代:5.5割、バブル世代6割。
いや案外みんな倍速してるんだな、というのが個人的な感想であった。我輩は動画視聴の優先度が若干低いのでそんなに動画を見ず、また、見たいものは等速派だ。
多分1日1時間も見ていないな。せいぜい平均して30分くらいだろうか。めっちゃ見たいとき(週1,2あるか)は、2、3時間見ることもあるが、同世代と比較したら割と少ない方かもしれない。
倍速してまでも動画閲覧したい人たちは、動画視聴が空いた時間のメインの過ごし方なんだろうと思う。観たいのが多い(薄く広く)ってのがそれなのかもしれんな。
我輩の場合、基本的にGoogle検索してブログ書いてDAZイジって、がメインで、動画見るのは飯食ってるとき、庭の草抜いてるときくらいだもんな。何かのついでに見ていることが多い(誤解なきよう言っておくが、本当に観たいものはちゃんと視聴時間を充てるのでこうではない)。
すると見たいもんを選択したあとは、倍速も早送りもなんもせずに流しっぱスタイルになる(むしろ見逃して巻き戻す)。あと、倍速にしたときのスピード感が本能的に違和感でしかないため、単純に楽しいのか、そのへんの感覚が分からん。
流しっぱで言うと、本当は他作業しながらテレビつけっぱとかは単純に好きだ(見ているとかではなく、空気感が好きなだけ)が、電気代気にしてやらんようにしている。
余談が過ぎたが、続いて、「再生速度」について。
そこはダントツZ世代で平均1.5倍速らしい。他世代平均は1.25。
この辺は若さに軍配だろう。
そもそも色んな動画を視聴できるという環境がなかった世代からすれば目まぐるしい時代の変化である。10代そこそこで当然のようにネットがある日常、学生時代でスマホ、手のひらに動画なZ世代とはさすがに異なる。
Z世代にとって動画視聴が日常なら、倍速処理は日常の中で自然と訓練された能力であり習慣だ。分かりやすく言えば刷り込みに近い原理だな。
また、倍速視聴をするZ世代対象に「倍速視聴の理由」を訊ねたら、「時間がもったいないから」約5割、「他の動画も視聴したいから」約4割、他、「テンポ・スピード感が遅いものが多いから」となったらしい。これがYahooニュースのタイトルにある部分だな。
そんなに見たいのがあるのか、いやそれ本当に見たいのか?という単純な疑問は残った(が、これは後半色々調べてZ世代の置かれた状況を理解する事になる)。
そして倍速してる勢、全世代に「速度変更基準は『動画の長さ』か『動画内容』か」訊ねたところ、Z世代の5割が長さで決めており、各世代ごとで見ると最多となったらしい。ちなみにバブル世代は8割以上が内容で決めると。
我輩でも倍速するなら(しないが)、内容で決めるはずで、これが普通かと思ってたが…これはやはり時代背景にある価値観の違いだろうかな。
映像作品が特別なものだったかそうでないか、である。極端な話、映画を見るのも一大イベントで、テレビはすぐにテストパターン…そもそもYouTube、VODが子供の頃からあったか無かったかといった点で全く価値観は異なるだろう、これは当然だ。
この辺の判断基準の違いでようやく、Z世代は本当に時間がもったいないと思ってやってるんだな、と納得がいった。
では、なぜこんなにもZ世代は動画視聴に追われているのか。
後半はそのへんを調べつつ、併せて、ヤフコメ民の先入観に迫る。
(つづく)