よし、カッコいい剣を描いてもらおう。
そう思ったのは昨日のことである。
急速にAIによるイラスト生成技術が進歩し、Midjourneyでいともたやすくいい感じなデザインの何かしらのイラストを生成しまくっている人たちをあちこちで見かけるようになった昨今。
真似してやりたくなるってもんだ。
だがMidjourneyは個人的にやりづらい(Discord使わんといけないのと、無料の枚数制限的に)
なので、デモだがそこそこサイズのデカイ画像を楽に生成してくれる中華製AI、ERNIE-VILGにまたも頼ってみた。
プロンプトなんて正直、どれだけ多くの単語でイメージを表現できるかだろう、くらいに適当に思ってるんで、まずは、それっぽく言葉で表現する。
黒いオニキスの剣、一筋のオレンジの光を放つ、黒い石材の背景、ファンタジー、コンセプトアート
これをDeepLで翻訳し…
おっと間違えて翻訳前の日本語をコピペしてGenerate押しちまったぜ(^o^)
まあでも日本語にも対応してるらしいからいっか。
というわけで、間違って日本語で生成した、黒いオニキスのオレンジの光を放つ剣はこちら↓
ち…
違う…。
黒くもない剣を適当に横たえ、激しく玉ねぎを主張してくるAI。
柄まで玉ねぎの皮風である。
ま、まあ一枚くらいミスはあるやろ。しゃあないよな。
そう思い残りの5枚を確認。
いやめっちゃ玉ねぎ推すやん…!!
もうサムネサイズで分かる。あっちもそっちも全部に玉ねぎ、つやつやとしたオレンジの玉ねぎが添えられている、完全に意図してやられている with 玉ねぎであると。
ちなみにどうにか最後の一枚だけブツとしての玉ねぎは消えていたが、やはり柄は玉ねぎの皮製風であった。あとガード部分がキモい形状になっていたのでダウンロードはやめた。
これだけ玉ねぎを見せられたらさすがに理解したが、これは思うに、オニキスをオニオンとAIが思い込んだ結果だ。この〜おっちょこちょいめ〜。
ERNIE-VILGは基本的に英語でも日本語でも、入力したそれは自動的に中国語に変換され処理が始まる。
つまり翻訳精度が低いがために、オレンジの玉ねぎが光を放っている、と読み解き処理されてしまったと言えるだろう。
その後色々試行錯誤しながら(英語で文法も気にしつつ分かりやすい単語にするように)、生成を試していった結果、
黒のオニキス部分が無視され、オレンジの剣が大量生産された。まあこれはこれでいい。イメージとは違うが。
それからも単語を駆使し、あと一歩感あったのは、
唯一これだが、なぜ急に塗りがデフォルメイラスト調というか、ベクター素材風なのか…惜しすぎる。
細く鋭い、とか、威風堂々感出したく、そびえ立つとかを付け加えると、
擬人化してくれた。そっちのがカッコいいので満足である。
最後に玉ねぎを纏った剣と、オレンジではなく青に変えたバージョン、他羽根を添えたもの複数枚。
※剣全体を表現してくれたら最高なんだが、カッコよく写したいのかなんなのか、剣先まで入ってないのが残念。
上のオレンジの擬人化一枚目と合わせると、そういう作風っぽくていい感じ。
細部が破綻しているがデザインとしてよい。
無茶苦茶だが綺麗ではある。
しっかり美しい、がこれではない。
繊細さがカッコいい、が違う。
最後には、
これだよこれ、といった黒いオニキスの剣、っぽい剣が誕生した。
本当はこれに一筋の光を添えてほしかったんや…。
と思ったが、ここまでいっただけ上出来なので剣の生成は終了した。