最近流行ってる「うっせぇわ」を、最近ようやくまともにフルで聞く機会があった。
出だしのちっちゃな頃から優等生♪の部分に既視感(既聴感?)があって、
数日後に、ちっちゃな頃から悪ガキで♪を思い出し、
もしや「ギザギザハートの子守歌」のオマージュ!?と思いついたので、さっそく調べてみた。
これ実は気づいてる人少ないんじゃね…(ドキドキ)
みんな気づいてるじゃねえか!!!
もう検索候補で待ってましたと言わんばかりに即出てきている「うっせぇわ」。
なんだよ、そうならそうともっと早く言ってくれよ!!!
まあ考えてみれば当然である。
そもそもこんなに流行ってるのに、全然知らんくて、ようやっと聞いたのが久々に友人と会って飯食った串屋で流れてたBGMってなぐらいに乗り遅れ、いや未乗車徒歩なわけだからな。
こんなヤツなんかより、しっかり流行に乗って、むしろクる前から乗ってる人ら(いわゆるファン層)が気づいてて然るべきである。
ちょっとでも己を冴えてると思った過去の自分を殴りたい*1。
それにしても。
ここ最近、驚くほど流行ものが目にも耳にも入ってこない。
元からあまり流行を意識しない人間だったので、乗り遅れ…というか乗る気も別に無いのだが。
そんな己の意思とは無関係に、ガンガン目からも耳からも入ってくる、そうして勝手に脳内にすり込まれていく、それが流行だったように思う。
例えば、M-1やR-1を見ていなくても、せめて2,3ヶ月後ぐらいには誰が優勝してどういう風なネタをする、ぐらいは分かっていたはずだ(※多分)。見かける、何となく分かる、ああM-1獲った人達だ、といったある種の馴染みである。
だがここ2,3年前頃からだろうか…。
そういったものが全く無い。
シャイニング池崎だとかも(調べたら違った、ホラー映画大好き芸人にするところだった)。
サンシャイン池崎だとかも、最近ようやく存在を認知しだした(ブレイクは2017年なのか?いやもしかして最近再ブレイクした?)。
パチンコ屋みたいな名前の彼であるが、最近番組で、寝起きに叫んで何dBいくか、みたいな事をもう一人の芸人と競わされてて(もう一人は1mmも知らんかった)、
そのとき叫ばされていた内容が「現在の貯蓄額は?」への回答で、リアルっぽい数値を言ってて面白かった。が、調べてみたらあちこちの番組で言っていて、彼は貯蓄額を言うのが鉄板ネタと化しているようである。なーんだ(´・ω・`)
そういやぺこぱはずっと、語尾にペコとつけてるVtuberだと勘違いしており*2、昨年の本当に終わり頃にようやく一体何者かがわかった。
たしかきっかけは、たまたま見ていたモニタリングである。番組で、普段(?)ヴィジュアル系メイクしている方が、相方から解散ドッキリ仕掛けられていた。顔は知ってたが、コンビ名をよくわかっていなかったので、この人たちがぺこぱかー!と思った。
また、芸人に限らずである。
KingGnuはずっとキングチューだと空目してたし、挙げ句にビジュアルだけ見て、彼らが髭男dismなんだな!とか思い込んでいた。これも昨年の夏頃までずっとこんな感じだった。
言い訳させてほしいが、彼らは髭が髭男dismっぽすぎる。逆に髭男dismじゃない方が驚きである。そして当のOfficial髭男dismはクリープハイプっぽい(だがクリープハイプもよく知らない、名前だけでの判断であるので悪しからず)。
言葉に関しても、「てぇてぇ」とかいう言葉を見かけたとき、意味を「程度が同じ」だと思っていたら「尊い」だったし。なんだよてぇてぇって!!!!!うぜぇ!言い崩しうぜぇ!!!
こんな感じで色んなものが頭に入ってこない。別に拒絶しているわけでも無いのに。
拒絶と言えば、
鬼滅だけは読まず嫌い、見ず嫌いをしていた、つまりあえて脳内に入れないようにしていたのだが、あいつは凄い。嫌でも入ってきた。その力は確かに本物である。認めようじゃないか。
そういや休日に家の自室で寝ていたら、母が朝っぱらから爆音で紅蓮華と炎の2曲だけをエンドレスで流し続けていたときはマジで地獄過ぎて気が狂いそうになった。おかげで我輩は紅蓮華と炎を多分ちょっと歌える(嬉しくはない)。
これは完全に例外である。
ほとんどの場合において、ここまで流行が脳みそに入ってこない理由は、
コンテンツの多様化に要因があるように思う。
昔はテレビだけを見ていたし、入ってくる情報のほとんどはテレビ経由だった。
テレビ以外に面白いものが無かったのだ(我が家は2013年までネットという俗世を断絶した浄土だった)。
そうすれば流行のものは自ずと目に入る。
また、運の良いことに、
スマホってヤツが世に出始めたのは、我輩が高校1,2年の頃であったので、スマホ(ネットと容易に繋がる媒体)を持っていない人間も少なくなかった。
そうすればやはり周囲にとっても面白いものは大体テレビ。同じ条件下で情報を手にする者同士、同じ話題を共有することもある。
今ではネットというすげーもんのおかげで見るものが増えたので、我輩は我輩の好きなものだけを見聞きするし、興味のないものに興味を持つきっかけも無い。
大分変わったなぁと思う。別にこれが良いとか悪いとかいう話では無い。
我輩個人の見解であるが、テレビだけ見ていてもネットだけ見ていても絶対情報は偏る。若者がテレビは偏向報道と言ってるが、ネットもそれが簡単にできるのでどっちもどっちやろと毎回思うし(ソースの無いツイートが広まったりのアレ)、そこを見極める力(というか調べまくる力)はいつだって個人次第、本当に良い悪いはなんとも言えない。
なんとも言えないが、ただまあ我輩は恐らく、今後ますます流行から遠ざかっていくんだなと思う。流行だけならなんだっていいが、それが意味するのは、情報そのものがマジで入ってこない可能性だ(Twitterも開かなくなったので、日本の事件とかまでたまに遅れて目にする)。
そういやここ最近、人から聞いたことで、へぇそんなことがあったんか、と思うことも増えたわ(しかも知ってるテイで話されるような、デカい話だったりするので、知ってるふりしてながらやり過ごしてる)。
何がどう起きてるか知ったところで己の人生に役立ったことは1、2割程度だとは思うが、一応ニュースってもんの見出し(見出しっていうのか知らんけど)だけでもみるためにテレビはつけよう。
見出し見てネットで調べるとかな、最近それすらもしてないからな。
好きなもんだけ見ていられる媒体こそ扱い方次第だなと、改めて感じたそんな話であった。
余談だが、本当にスマホ主流な世の中になる前に、高校卒業し学校という場から遠ざかれて良かったと思ってる。
今の子ども達は大変だよな。絶対SNSにがんじがらめだぞ。大人でもそうなんだから、子どもならもっとだ。考えるだけで恐ろしい。
だからといって大人達(親)は奪うことも出来ない、なぜならそれこそが繋がりだから。逆に奪ったら、子どもにとっては奪われたらアウトだ。
我輩ならどうなってただろうなぁ…まああまり変わらないか。絶対Twitter系はやってないことにするだろうし、LINEもタイムラインは使わないだろうし、陰キャのまま無理せず陰キャを認めて過ごしてただろうな。
だが話題がスマホ経由のものが増えると考えると、あの頃以上にキツい思いをする羽目になったかもしれない。
スマホなんていう悪魔のツール(魅惑の意味でも)が広まる前で、本当に運が良かった。