先日、この記事で↓
バイト生が遅刻した件をお伝えしたが、
そのバイト生が遅刻した理由が、分かったかもしれない。
というか、多分、分かった。
我が社では遅刻すれば報告書を書いて提出することになっているのだが、我輩はこのバイト生が遅刻したとき、すっかり報告書のことを忘れていた。というか、バイト生だからってことで、あまりそこを考えていなかった。これが我輩の甘さであるわけだが…。
でまあ、所長から、報告書出させろくらさい(^o^)と言われた我輩。
さっそく出勤してきたバイト生に、「遅刻したじゃろ?これを書け!」的な事を言って報告書の用紙を渡した。
書く内容は、遅刻時の経緯と原因、である。
ちなみに、彼は国立大学生である。学科は何であれ、国立だ。国立なんだ!!
我輩は高卒だ。
大学生は、高卒の我輩より頭は良いはずだ。そうでなくてはならない現役の大学生、とくに国立大学生は!!!*1
ならば文章力は心配するまでも無いだろう。しっかりその脳みそ使って書け。ほらさっさと書くんだ!!!
というわけで、我輩は、渡してそのまま、彼の書くがままに任せてみることにした。
※ココにこれ書いてココにこれねという適当なことだけは伝えた。
それから、少しして。
「これでいいですかね…」
と言って我輩に報告書を渡してきたバイト生。
うわっ…少なっ…
異様に少ないその文量。
特に原因のところが、「自己管理を怠ったため」のみ。
お、おい…学校でも何か書くときには、なるべく行は埋めろみたいな事言われたろ?
しかもこれ、別にそんな行数多いわけでも無いぞ?
と非常に困惑した我輩だったが。
仕方がない、これは我輩があまり助言をしなかったせいだ。
バイト生だし、コイツがこれをしっかり書こうがなんだろうが、多分あんまり意味は無いし。
もうそんまま出してみよう!
と決心し、所長へと持って行ってみた。
所長「う~ん(´・ω・`)」
我輩「・・・」
所長「少ないなぁ。ここ(原因のところ)、もう少し書かせてみて(´・ω・`)何で自己管理を怠ったのか、仕事甘く見てたとか、なんかあるはずだからもっと、掘り下げて(´・ω・`)」
我輩「(ですよねぇっ!!)すみません、分かりました(^o^;)」
所長から一倍返しを食らって(つまり普通に)受け取り拒否をされた報告書。それを持って我輩はまたバイト生の元へと向かう。
我輩「ここ、もうちょい書こう!!自己管理を怠ってたのところ、なんでなのか!」
バイト生「なんで…ですか…」
我輩「そう、まあ大丈夫だと思った、仕事舐めてたとか!!なんかあるっしょ!」
とか適当に言いつつ、
「まず、なんでそうなったのかだよね、寝過ごしたにしても軽く考えてたとかさ、あ、別に寝坊では無かったか」
「我輩なら、原因のところに今後の起こさないための対策的な事も書くかな。我輩なら、だけどね」*2
的な我輩なりのアドバイスを軽く交えて、もう一度書かせてみた。
ちょっとして。
バイト生が伺うようにこちらを見ている。
まさかもう終わったとか言わないよな?早すぎだろ!また所長に突き返されるだろ!!!
と思いながら恐る恐る訊ねてみる。
「どうした?」
「あの…」
バイト生は何かを悩んでいる様子である。よかった、まだ終わってないな。おう、しっかり悩めよ。と思いつつ、「うん?」と、言葉の続きを促してみる。
「ゲームしてたって書いても良いんですか…?」
良いわけないだろ!!!!
「それはさすがにド直球過ぎるな!!なんか言い方あるだろ他に!!」
と返しながら、本気で頭を抱えた我輩。
そこからは、このままだとマズいと思い、
ほら趣味とか、趣味に没頭していてとか、時間の確認をとか、軽率でとか、なんとかかんとか…
と、色々ちょいちょい単語を与えたりざっくり文章を一緒に考えつつ…。
もう大丈夫だな?と言って(途中飽きた)、彼が成果を示すべく書くのを待ってみた。
書き終わって渡された報告書。
ざっと見て増えた文量に安心しつつ、明日所長に渡すか、と思って文章をよくよく読んでみると…
軽卒
違うな。違うんだな…。
バイト生の後ろ姿を見る。
言おうか悩むも、めんどくさいしもういっか、と、我輩はその「卒」を、無理矢理「率」に書き換えた。
高卒学歴コンプがほんの少し緩和された気がした。
※ちなみに翌日、所長に渡すと所長的に満足だったらしく「そうこれですよこれ〜!こういうのが大事なんですよ!趣味という言葉を使うとか!」と言ってたので、「最初ゲームしてたって書こうとしてやがりましたわ(^o^)」と言っといた。