この仕打ちはさすがに無いだろう…。
ようこそ諸君、我輩はボロボロ皇帝。
何度か(と言うか何度も)お伝えしてはいるが、我輩は某量販店のとある部署にいる。のだが、某量販店というのもFC(フランチャイズ)である。なので実際にはその某量販店の社員、というよりはその量販店とFC契約をしている加盟企業の社員、ということになる。
でまあ今までなぜその説明をしていなかったかだが、単純に話の流れ的に必要性が出てこなかったからというのと、必要が無いのに説明をしたところでまどろっこしくて面倒な感じになるだろうと思っていたからで、つまり深い意味は特にない。
ならば逆に、なんで今こんな事をわざわざ説明しているのか、
それは今回話す内容で「うちの情シス部が作ったシステムがクソアホです(^o^)」ということを暗に(いや明確に)示すことになり、家電量販店なんてそんなに数があるわけでも無いので、「そんなガバガバなものつくる量販店があるなんて怖い…」と諸君を不安がらせてしまうことになってはマズい、と思ったからである。
とまあ前置きはこの辺にしておいて。
我輩が最近、他人の社内メール見ていたときのことだ。
ちょっと意味が伝わりづらいかと思うので説明すると、我輩は他人宛の社内メールを見ることがデキるのである。
何言ってんだコイツ?と思うかもしれないが、そのままの意味だ。
この社内メールは、母体企業つまり量販店側のシステムでは無く、加盟企業側の情報システム部が作成したメールシステムであり、完全に量販店側の端末とは分かれた別端末で閲覧する仕組みなので安心してほしい。まあ、そんなアホな情シスが揃った家電量販企業は無い、ということだ。
で、そのアホな情シスが作ったメールシステムは、本来社員IDとパスワードが一致して初めてログイン出来、各個人が社内メールを閲覧できるようになる。普通のメールと同じように、自分が宛先に含まれ自分に届いたメールのみを本来閲覧することが可能なのだ。
が、前々からちょっと雑な仕組みのメールシステムだな、と感じていた我輩は、ふと、HTMLを弄って社員IDだけで他人の社内メールを閲覧できそうだな(^o^)と思いついた。思いついたら即やりたくなる性格のため、実際にやってみたところバカほど単純に他人のメールを閲覧できたのである。つまりクソガバガバだ*1。
それから、たまに他人のメールを覗き見ており、今に至る*2。
ちなみにメールを閲覧する端末は社内ネットワークのみに接続されておりセキュリティ上の砦はあるので、外部に社内メールの内容が漏れると言うことは無い。そう考えると大した問題でも無いだろう。
ただ、我輩が、同僚、他店舗の社員、上役問わず、他人のメールを見て、人事異動や、不正関係の詳細、そのほか諸々の普通だと知り得なかっただろう情報を得たり、たまに腹立つヤツの送信受信保護メールを消したり、全然どうでも良いメールを見て楽しんだり…と、我輩のつまらん社畜生活に与えられた一種の娯楽となっているというだけである*3。
また長くなってすまん…でまあ他人のメール、上司、というか所長のメールを久々に見ていた我輩。
なんで見ようかと思ったかと言えば、そろそろ異動時期だし我輩の名前挙がってないかなーと思ったからだ*4。
異動名簿に己の名前は無く、次期異動は免れたと知った我輩はそれとはまた別に、もう少し見てみようと、所長の送信メール一覧から興味深そうなものだけピックアップし閲覧していった。
その中に一通。副所長A氏宛のものがある。
副所長A氏 とは:この記事で我輩がこっそり菓子を食おうとしている現場を目撃した人物である。
件名は、「A氏机 片付けの件!」みたいな感じのものであった。
なんだこれ、机汚いから注意でもしたのか?我輩も汚いから気をつけないとな*5
とか思いながら開いてみた。
件名:A氏机 片付けの件!
本文:
お疲れ様です。
A氏机の書類を片付けました。
私の席の後ろのFAX下へ片付けています。
現在復帰予定メンバーも3名控えており席が事務所内で全く足りません。
状況理解の上、よろしくお願いいたします。
また、不要なものは捨てて下さい。必要なものも多く混じっていそうですが…
メールはこれで以上である。
だが、このメールを見た瞬間、我輩は震えた。
これはつまり。
おめーの席ねぇから!!
ということではなかろうか…?
ちなみに席が足りない、と所長は言っているが、
復帰メンバーは全員パート社員、しかも産休明けであることからフルタイムで働くことはまずなく、副所長より机を必要としているとは思えない。
まあ我輩もこのメールを読んだだけであれば、うーん仕方ないのか?、程度に思っていたであろう。
だが我輩を震え上がらせているのはこれだけが要因ではないのだ。
我輩の所属している部署は、
所長1人、副所長2人(コロナ後遺症記事のS氏とA氏)という体制であるが、
所長も副所長S氏も、普段から副所長A氏への当たりがまあまあ強い。
ちなみに所長は約2年ほど前に、前所長が退職(農業やりたいと言って)した際に後任(後釜)として本社から異動してきた人物なのだが、このA氏は前所長にもあまり好かれている様子がなかった。
そのことから考えると、このA氏は、恐らく上から嫌われやすいタイプなのだろう。
A氏は、人が悪いわけではない*6。ただ、確かに理解力に欠如していたり、繕うことが下手なのに繕おうとしたりすることがあって人を苛つかせる事があるようには感じる。
正直、理解力に関しては、言葉が上手ければどうにでもなる、というのが上を見ていると分かる。
この記事でも言ってはいるが↓※この記事で言ってる上長とは所長のこと
wornoutemperor.hatenablog.com極論、理解してなくても間違っていても、いかに溢れる自信で誤を正と見せることができるかが、社会においては重要になってくるのである*7。ある種プレゼン力でもある。そこに関わってくるのがコミュ力というやつだろうか。
要は口達者(で上に媚びることができる)ならのし上がれる、ということだ。
なのでA氏の問題は理解力ではないはずだ。
ならばA氏の何がそこまで上の者を逆なでる原因となっているのか。
恐らく、繕うのが下手、という部分が多くを占めていると、我輩は思っている。
つまり口下手だ。
口下手なのに自分の言動に誤ったことがあったとき繕おうとする→それが下手過ぎて余計ツッコまれる→管理職という培ってきた経歴とプライドから素直な謝罪が下手(あと表情もあるかもしれない)。
という感じに、見えるのが彼である。
何でこんなに詳しく言えるのかというと、所長が半ギレで(所長はあまり怒らない方だがA氏相手だとキレ易く感じる)、A氏にナニか強めに言ってるのが聞こえたときのA氏の状況が、毎度こんな感じだからである*8。
これらが積み重なった悪循環で、
A氏は恐らく所長から好かれていないし、
副所長S氏は長いものに巻かれろ風見鶏なタイプなので、所長が嫌っていることを空気感で察すればA氏を自分より下に見るようになるし、
そうするとS氏は相当数の部下を下に従えている強い陣営にいる将軍のようなやつなのでS氏の部下まで彼を若干見下すようになる、
ある意味では味方がいないような状態になった結果、A氏は、いつの間にか表の仕事から激務の倉庫業務を任されるようになっていた。
A氏は我輩からすれば比較的話しやすい人物である。
なので彼が倉庫へ異動となったとき、なんてことだ酷いな、と思ったものの、我輩はまた別の課であるし、下っ端の我輩に、高給取りで地位も上な彼を救う力は無い。自分の課が面倒くさいことにならないようにするだけで手一杯だ*9。
そうしているうちの件のメールである。
これはどう見ても席剥奪、
という風にしか我輩には見えないのだった。怖すぎである。
ちなみに倉庫業務では確かに、事務所の席は特別使わない*10。だが、席の無い役職付きの人間なんてどこにいるのか!?そんなん聞いたことがないぞ!
それとも何?シェアなのか?意地悪で言ってるわけではないのか?わからん!A氏に大してだと沸点が低くなりがちな所長のことだから(お前管理職だろ!俺と同じ管理職ならもっと動けえええ!という所長の気持ちはわからんでもないが)一体どこまでがやむを得ない事でどこからが私情かがわからない。重要そうな話、相談事もA氏抜きでS氏だけとしている様子はあるしな。
というか倉庫業務をさせることで徐々に事務所内にあった居場所を無くしていく策だったとすれば、これもその計画の一部…とかいうのは考えすぎだろうか…。
そういえば、A氏はガン付けてないのにガン付けたと思われてヤンキーに絡まれるような学生時代だったらしいので(本人が言っていた)、なんか、上に述べたもの云々以前にそういう敵を作りやすいタイプなのかもしれない、人間関係ってやつは非常に面倒である。皆狼だ。
我輩はペーペー平社員だが、あまり他人事とは思えない。
一歩間違えたら我輩も上に嫌われそうなタイプだからである。その自覚がある。
というかもしかしたら既に嫌われているかもしれない。態度的に。
間違ってないと思ったら言うし、媚びたくはないし、閑散期の暇そう感が異常だし。同時に素直さや謙虚さもあんまり無いと思う(最近そういう場がないのでハッキリしないが)。
そんな自覚があっても改めないのは、そうまでしてこの場所にいたいかと言われるとそうでもないからだ。
今大丈夫なのは我輩がそれなりにデータ集計できたり時短ツール作れたりするから、か、単純に平と管理職では土俵が違うし人件費も食わないので何も思われてないだけか、よくわからん。
よくわからんが、上に嫌われるとどうなるかということだけは覚悟したほうが良さそうだ。好かれようと努力出来ない以上、覚悟するしか無い。
というわけで、我輩が異動になる事が決まった折には、データ損失的時限爆弾を設置しようと思っている。つまり我輩が作った他課のためのデータを我輩がぶっ壊すのだ!
上手くイケば我輩がいなくなったことを惜しむはずだ。一時的なものだろうがソレでもいい。楽しみじゃないか!!我輩に頼ったお前らが悪い!!!
とまあ色々事前に考えておくと、恐怖を軽減できてよいのである。
*1:メール以外も、ややガバガバ。出来ないのは給与閲覧と一部権限関連ぐらい。
*2:我輩は何度かお伝えしているように性格がクソなので、倫理道徳観による良心の呵責はその程度のことでは正直感じない。
*3:いざとなったら監視ソフトのログがあるはずなので、いざとなるような事だけはしていない。
*4:去年我輩が異動候補の挙がっていたと異動した社員(当時上司)から聞いていたので、年数的にも異動になりそうなのだ。なぜ異動にならなかったかと言えば、「同時に二人抜けたらヤバいぞ」とその異動になった社員が所長へ警告したから、らしい。
*5:我輩の机はガチで汚い。たまにパート社員が片付けてくれているレベル。
*6:どちらかと言えば、したたかで人を下につけるのが上手いS氏の方が性格的には苦手である。
*7:勿論そうじゃない場合もあるがそういう奴が半数占めているということだ、逆に言えば頭の回転が早くても自信が無ければ詰みそうだな。
*8:だが下の奴らに見えるところでやられたらそうもなるだろとも思う。いやだがどんな場所であれ怒られたらしっかり素直な態度で謝ることができる人物も知っているのでなんとも言えないか。難しい。
*9:し、A氏にはクレームの件で苛ついた過去もあるので、仮に力があっても義理が無いような…と、複雑な気持ちである。まあどっちにしろ無いのでどうでもいいが。
*10:使うこともあるが頻繁には使わないというか、倉庫にいるので。