動作遅すぎてジジイになっちまうぞ?
ちなみにこれはWindowsOS搭載のパソコン、すなわちWindows10での話である(Macユーザーは何も心配するな、AppleのAppleによるApple信者のためのApple製品が隅から隅まで高値でお世話してくれるからな)。
あと何言ってるかわかんねーよ!なんてことになってしまったら悲しいので、
前提知識として、パソコンのメモリとは、と言うことを過去記事の使い回し画像で説明しておく。不要であれば、■説明ここまで■というところまですっ飛ばしてくれ。
■以下説明■
※シェーダーと書かれている部分は、脳内でCPUに変えておいてくれ
パソコンの構成内容にある、
CPUとは脳みそにあたるもの、つまり脳みその回転スピードに関わってくる。
インテル製CPUなら一般的におバカ扱いなのはCeleron、その次がぺんてぃあむ(綴りわすれた)、大体次に出てくるのがCorei3で真ん中あたりの立ち位置であることが多い。で、Corei5、Corei7、Corei9とあるが、数字がデカイほど頭が良いという感じだ。
メモリは作業机のようなものである。
たとえばおバカに広い作業机(メモリ)を与えた場合、
何もせず利き手でピースするだけである(平和的で良いという話は置いといて)。
逆に頭が良いやつに狭い作業机(メモリ)が与えられた場合、
猛スピードで仕事を処理してくれようとするのでどんどん仕事を与えていくが、
机が狭くて上手くいかず、それでも減らない仕事に、
ブチギレて、
フリーズする。
とまあこのように、メモリというのは作業机的な役割を担っている部分である。
■説明ここまで■
では始めよう。
ようこそ諸君、我輩はボロボロ皇帝。
もう一度言おう。
2021年からはメモリ4GBのパソコンはもう買っちゃダメ、だぞ?
何を今更、そんなの2021年以前からじゃないか、そう思ってる諸君もきっといるかもしれない。
そうだ、これは今更な話である。
今更だが、Windows10リリースからすでに5年以上が経過しているのに今なお、メモリ4GBのパソコンが販売されているから我輩は警告しているのだ。
※32bitOSだと4GBまでしか認識しないが、そもそもWindows8以降、Windows搭載PCでは基本*164bit版しか入れていないのと、32bitはちょっと前に廃止された。
そんな我輩が2018年9月頃に買った、Win10搭載ノートパソコンの構成を軽く以下に載せよう。
CPU:Core i7-7700HQ
GPU:Intel HD Graphics 630(オンボードグラフィックス、つまり内蔵GPU)
メモリ:4GB(最大16GB) 空きスロット1
内蔵ストレージ:HDD 1TB
そうだぞ。メモリ4GBだ( `・ω・´)
言ってることとやってること違うやんけ!!
なんて怒るのはまだ早いのである!!!!
我輩は、わざわざメモリが4GB増え、8GBになっただけで急に金額が跳ね上がるのが気に食わなかったのだ。
なのであえて4GBの製品を購入した。
つまり増設前提だったのである。
最大16GB、空きスロット1とあるだろう?これを存分に活かすのだ。
ちなみに買ってすぐに増設したわけではない。
まあ使ってみてどうかを確認してからにするか(^o^)、と、気長に考えていたのだ。
まさか地獄の日々が始まるとも知らずに…。
これは、メモリ4GBパソコンと我輩の静かなる戦いの日々、その体験を綴ったドキュメンタリーである――。
購入後普通に設定し、わーこいつが噂のコルタナさんかー(^o^)と、コルタナさんと戯れたりキャッキャウフフしていた我輩(ちなみにコルタナさん、呼んでないのに呼ばれたと思ってたまに返事をしてしまう、そんなお茶目な一面もあったりする。そんなときはうるせーので、さよならと言う)。
色々入れて*2、色々自分好みに設定していくうち、我輩は徐々に違和感を覚えていった。
なんか…
クッッッッッッッッッッッソ重くね?
立ち上げただけだぞ?
起動だけでこんな重い?
え?
我輩がメモリを8GB以上に増設しようと思っていた理由は、
第一に、以前使用していたPC(当時ソニー製のVAIO、今はLinux機になっている)がメモリ4GBで、そのパフォーマンスに限界を感じていたから。
第二に、メモリを増やすとやっぱ動きは速いらしいぐらいのことをなんとなく知っていたから(一応家電量販店員だったので)。
この二点である。
だが、ここまで酷いなんて聞いたことがなかった。
まず起動だけでクソ時間がかかる。
何分か計測しておけば良かったと思うが計測していなかったので、とりあえず例えるなら、待ち時間で別のことしたほうがいいレベルで時間がかかる。
まあ、我輩は寛大である。
起動だけならシャットダウンせずにスリープしまくって、メモリ購入まではしばらく誤魔化しておこうと、そんなことを思っていた。
だが、その思惑は脆くも崩れ去った…。
スリープからの復帰もクソ遅ぇえええええええ!!!
あああなんだこいつ!!!
意味わかんねーぐらい遅いぞ!!!
もう使う1時間前にスリープ解除しないと楽に使えないじゃないか!!
なにこれ!!
バカ!!
我輩はタスクマネージャーを開いた。
ディスク使用率100%
なんでだよ!!何にアクセスしてんだよ!!
おい!!
おいいいいいい!!!!!
片っ端からタスクを終了させる。
我輩はブラウザはChromeが好きなのでChromeを入れているが、これもまた占有率が高い。だがまあ使っているので少しでも軽くしようと不要な自動アップデート等の諸々も設定変更かけた。セキュリティ関係・スタートアップも不要そうなものは無効にしていく。
あー…
変わった…?
しばらくすると70%、60%、50%…と徐々にディスク使用率が下がっていった。
良くなったんか…?
うーん、これで少しはマシになればいいけどなぁ、なんて思いながらそのままその日は普通に使い、終わったらスリープさせて己もスリープした。
翌日。
使用するためにパソコンを、おはよー(^o^)と起こし、ログイン画面を待つ。
あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!?!!?
変わってねーじゃねーか!!!!!
そう、ほぼ、変化は無かったのである。
まあ若干はあったかもしれない。
だがそんなの分かりようがない程に遅い。
ディスクアクセスランプはずーっと点灯しており(アクセスしっぱなので点滅ではなく点灯している状態だった)、ずっとパソコンはうんうんしている。
まるで、
今準備してるから待っててね!!
と言っているかのようである。
ゆっくりじっくりコトコト身支度するかのようなパソコン。
待ってね、待って待って、もうちょっと待って、まだまだ待って(´・ω・`)
その姿は我輩を試すようである。
焦れ狂う我輩。
あああああああ待てねええよおおおお!!!
そんな焦らしプレイどこで覚えたんだよお前新品だろおおがあああ!!!!
あんもう無理////
と、Enterキーを様子見しながら待てない待てないとカタカタ押したりしていればようやく出てくる挿入ログイン画面。
そこからPIN入力をしてようやくデスクトップ画面がお目見えするも、なお遅い。
ディスク使用率100%
昨日と同じようにタスク終了しまくると、徐々に使用率が落ち着いていく。
この時点でなんとなく理解した我輩。
あーなるほどな。
昨日落ち着いて見えたのは、単純に時間経過で処理が終わって使用率下がってるだけだったんだな。別にやったことの成果が現れたとかではなかったんだな。
タスク終了もやや効果はあるが結局時間が経たなければ処理を終えられないということはこの時点で確実であった。
だが、なぜメモリは使用率70〜80%ぐらいでCPUもさほど使用率高くないのにディスクだけ使用率100%なのか、意味がわからん。意味はわからんがメモリ増設しないとクソってことだけは十分に分かった我輩は、決意を固める。
もう早くAmazonでメモリ注文して増設しよう。
そしてこんな地獄の焦らしプレイとはおさらばするのだ。
Chromeもタブもバカほど開きたいからメモリには余裕を持っておこう。
そうだ最大値だ、最大値にしてやる。
そんなことを思ってシリコンパワーのメモリ8GB×2枚=つまり16GB分を約1万で購入した。
届いたその日。
元々入っていた4GBのメモリを引っこ抜き、8GBを各スロットに一枚ずつぶっ挿した。
さっそく、っょくなって帰ってきたPCを起動させる。
おお、ええ感じやな(^o^)
5秒未満で起動するLinuxのように爆速ってわけではもちろん無いが、確かに大分マシになっていた。
まあ起動スピードはSSDにしないと大きく変わることはないだろうと思っていたのでこの程度の変化で充分満足である。
無事メモリ16GBを認識していることも確認。
問題はスリープからの復帰だ。
ねぼすけさんは己だけで間に合っている。
我輩はパソコンをスリープさせた。
眠りについたのを見届け即起こす。
おら!!さっさと起きろ!!!
寝言も言わず、泣き言も言わず、ファンを唸らせ起きるパソコン。
あら…?
速いわ…
快適よ…?
それはそれは、見違えるようである。
眠そうにボケボケしていたあの頃とは、
全くちがーう(^o^)!!!!
我輩は歓喜した。
それから、4GBなのに無理やり使っていたAndroidエミュレータbluestacksも起動してみる。
違う!!明らかに動きが違う!!!
この日をもって我輩とパソコンの静かなる戦い、すなわちパソコンによる鬼畜焦らしプレイの日々は、我輩の勝利(下剋上)によって幕を閉じた。
今ではほぼシャットダウンをさせずスリープだけで動かしているパソコン。それでも一応元気だ(データ損失恐怖症なので常に故障リスクに備えバックアップだけは頻繁に取っている)。
ちなみに我輩の場合、
Chromeタブを馬鹿ほど開いたりであればメモリ使用率が50%近くなったり、
その状態で諸々ソフトを動かしたりすればメモリ使用量が70%台〜になることが多い。
つまり8GBはがっつり使われているということだ。
と、ここまで、
メモリが増えるということは、待ち時間が大分短縮され、人生の無駄時間が減ることに繋がるということを、ただの知識ではなく、身をもって知った我輩からの警告であった。
ちなみに、なぜこの実体験をもとに伝えようと思ったかと言えば、それは、
パソコンの動作が重いよ!(怒)おかしい!(怒)
と購入間もないパソコンを持ち込んで来るお客がまあいるからである(我輩は某家電量販店のとある部署にいる)。
そのお客達が持ってくるパソコンに通じるのは、メモリ4GBということ。持ち込まれたパソコンを起動した時、またはスリープから復帰させた時、ディスク使用率は100%である。しかもその100%である時間が異様に長いので、皆一様に壊れている、異常だと思い込む。
見た瞬間、メモリが足りないからですね(^o^)と心の中では思うも、そんなこと言えるはずはない。メーカーが作ったそれを売っているのは我々だ。そしてメーカーもこんなことになるとは知ってか知らぬか知らんが、それは確かにマイクロソフトのシステム要件を満たす仕様*3で製造されたものであるのだ。そうなれば彼らに非があるわけでもない。
一旦その持ち込まれたパソコンを預かるしかなく、それからしばら〜く待つと、徐々に使用率が落ち着いていく。それからユーザー様本人に状況を見てもらい話をしながら、やはりおかしいと訝る様子であれば、「症状不再現で返ってきそうだな」と思いつつメーカーへと送る。そしてしっかり長い期間預かって、案の定メーカーからは異常無しとして返ってくる。
預ける期間パソコンを使えずにいたユーザーの時間も、我々の処理時間も、メーカーの検証期間も、全てが無駄である。特に、せっかく買ったのに何やねんコイツ!みたいになるお客の不信感たるや…容易に想像できて、あーこの世からWin10OSのメモリ4GBPC抹消してぇなぁ(^o^)と思うが、我輩にその力は無い(力が欲しい…!)。
となるとマイクロソフトがそもそも悪い!Win10OSのシステム要件を8GBメモリ必須にすべきだ!と我輩は思ったりもするが、マイクロソフトはそんなことをしないだろう。
それは、もしかしたらメーカープリインソフトも無くサラの状態でブラウザはEdgeだけ、なにも入れずピュアなまま且つ、その他もWin10OSの性能を最大限活かせるような条件で使用すればもしかしたらシステム要件の2GBでも軽快に動作するかもしれないからだ。そうなると4GBなんて余裕のよっちゃんということになる。
だがそんな風にパソコンを使うやつもいなければ、そんなパソコンそもそも無い(自作で死ぬほど頑張ればあり得るかもしれないが)。
パソコン、OSの各メーカーそれぞれ言いたいことはあるのだろう、販売店の立場でもそうだ。みんなどこかしらを責めたい気持ちである。
そこにお客の訴えが来たとて、ほとんどどうにもならないのが現実である。
ならば自衛する他無いのである。
今からパソコンを買う諸君が、パソコン壊れてる!と思い込まないように、後悔しないように。せっかく金出して買うのだ、それをワクワクしながら手にするのだ。我輩はその気持ちを知っている。新しい家電を手にする楽しさを。
だからしっかり自衛してほしいと我輩は思っているのだ。
現場では言えない。言ったところでどうにもならない。なんだかんだ個人の見解の域を出ない意見でもあるし。お客個人に言っても高いの買わそうとしてる販売員の図みたいになるし。だからって増設したら良いっすよ(^o^)とか安易に言えんし(壊れた!とかできないからやって、なんて言われたら上からも怒られて仕事にならん)。とまあ色々あるのだ。
だからこそここで、少しでもWin10OSでメモリ4GBのパソコンを買い焦らされてグズグズになって泣く者が減るようにと、微力過ぎて無駄っぽそうだが、身を挺し鬼焦らしプレイ受けた我輩は叫ぶのである。
うわあああああああああああ!!!!!(メモリは8GB以上にしろよおおお!!!)
そういや、なんでメモリ不足なのにメモリじゃなくてディスク使用率100%やねん、という件だが、正しいか間違ってるかは知らんけども、我輩の中では、なんとなくこんな結論に落ち着いている⇣
PCは起動時にプロセスのバックグラウンド処理、つまりスタートアップだとかでめちゃくちゃ内蔵ストレージにアクセスするものではある。これはWin10になってから特に顕著で、恐らくマイクロソフトが10でいろんな機能をふんだんに盛り込んだからであろう。
ここからは憶測だが、
メモリが足りてないため処理作業が出来ない→HDD読み書きでメモリ上で処理の前に渋滞発生→そんな事知る由もないHDD(ディスク)は処理しようと踏ん張る=アクセスしっぱなしでディスク使用率100%→CPUはそもそもメモリが足りてないのでMAXの性能を出せずさほど使用率が上がらない
みたいな状態だろうかと考えている(全然違うかもしれんけど)。
スリープも似たような感じだろう。復帰、つまり寝かせる前の状態に戻すわけだから一時的にデータは保存されているわけだし、そこから読み出したり書き込んだりでこんな事が起こっているんではないかと。
あと、
PCの制御機能というか保護機能的に、メモリを100%までは使用しないようになっているのでは?とも思っている。メモリ100%になったらマジで何一つ動かせない状態になりそうだからな。システムの基本動作(映像出力とか音声出力とか)用に10〜15%分ぐらいは埋まらないようになっていそうな、気がする。まあ気がするだけだが。
余談だが、気分が乗ったらHDDもSSDに換装しようと思ったが、メモリ増設後の状態で間に合っているのと気分が乗らないのでやってない。
この感じだと満足しているのでHDDぶっ壊れたりしないとやらないかもしれないな。
あとCPU内蔵グラフィックスは性能がメモリ容量に依存するのだが、現状全く動かないゲームはAssassin's Creed Unity*4ぐらいで、そのへんのFPSも、Ark、Apexなども動く*5。
メモリは重要なのだ。
というわけでしつこいようだが、
メモリ4GBのパソコンはもう、買っちゃダメだぞ?*6
※自分で増設するならもちろんよし。むしろ増設推奨(安上がりだから※自己責任だぞ)。でもメモリは捨てるな(修理出すときメモリを元に戻さないとメーカーや量販店の保証が対象外になるぞ)。保証どうでもよかったら気にするな。
*1:我輩は各メーカー製PCで32bit版がプリインされているのを見たことがないが万が一あったときのための保険。
*2:アホだとは思うが、Office2016は後で設定しようと思って、プロダクトキーを製品の空箱に入れた状態で部屋の中の物に溢れた部分に放ったので、その空箱を発掘するのが面倒になり、結局Officeは以前購入したPCに搭載されていた2010を入れている
*3:Win10 64bitのシステム要件はメモリ2GBである。ふざけてる。
*4:ノートルダム大聖堂再建寄付で一時無料配布になったので入れた。
*5:ちなみに今はどちらもやってない。Apexは下手過ぎた(ぼっちお散歩ゲーになっていた、お散歩は楽しかった)。Arkはまだやりたいが12時間ぶっつづけとか意味わからんほどやりすぎて一度左肩痛めたのとDAZStudioにハマって以降プレイが滞ってる。
*6:とか打ってる本日、最近ミドルレンジからハイエンドモデルの機種の方が売れててローエンドは逆にあまり売れてないと所長から聞いた。もうさすがに皆気づいてるということだろうか。警告遅すぎたかもな。