ようこそ諸君。我輩はボロボロ皇帝。
今我輩は仕事中にこんなことをしているのである。
なんでかって?
そりゃ、暇だからに決まっとろう。だいたい閑散期なのだ、閑散期にその時間持て余してぼーっとするよりもっと効率的に動いたほうがいいのだ。だから有効活用するのだ!いかにも真剣な顔で、ブログを書くのである。
まあどうせへらへら笑っててもマスクで隠れてるから見えちゃいないのだが。
我輩はマスクで見えないと顔がどうしても緩みがちである。口がぽけっと開くのは、マスクのなせる技か己のだらしなさの結果かは知らんが、口が乾燥して良くないと思っている。とまあどうでもいい話だったな、すまない。と、急にタイトル思いついたぞ。今日は尿意について話をしようではないか。
尿意が襲う15時
実は我輩は今ものすごく尿意を耐えている。諸君も尿意をこらえることはよくあるであろう?
いかがだろうか?自由にトイレには行かせてもらえる職場環境かな?我輩の現職場は比較的容易にトイレへイケるような環境だ。
まあ繁忙期間中はよくこらえているが、今は閑散期なので自由にイケるはずである。
今行っていないのには大した理由がないので置いておく(はよ行けとか言うでない、今文章を打つので忙しいのだ!!!)。
こんな自由な環境だが、おちおちトイレにもいけない職場環境があることも我輩は知っているのである。
トイレに行くと即呼ばれるおもらし待ったなし環境
前の記事でもどっかで言ったが、我輩は元家電量販店員だ。現在は人事異動で同会社の別部署へ来て4,5年経ち、自由トイレ権を手に入れた。
ちなみに諸君は、量販店員がインカムと言う名の社畜首輪を装着していることをご存知かな?
※インカム とは:イヤホンマイクとトランシーバーがセットのあれで、会社員が装着する場合、一丸となって逃げられない環境を構築するがやはり便利ではある物。
そう、あの、量販店員が奇妙にぶつぶつ言っているのを見たことがあるだろう。あれはインカムに答えていたり、呼びかけたり、なんやかんやしているわけなのだ。あの中では色々な言葉が飛び交い…まあ割と我輩の環境は人間関係など悪くなく罵倒だとかはなかったが、酷いところは酷いと噂には聞いたことがある。
でまあ、休憩に入るときには絶対インカムで呼びかける必要がある。
我輩今から休憩入るで、と。これは当然だな、売り場は広いし、知らせ合わないと困るし、普通のことだ。
だがわざわざトイレ、今から用を足してきますってのは出勤社員全員の耳に入るインカムではなるべく言いたくないわけで、まあ言ってなかったわけだが(我輩、恥ずかしい)。だからこそギリギリまで耐える、基本休憩時間のみに行く、という膀胱によろしくない行為を繰り返していた(あとマジで水分補給をしていなかった)。
それでも膀胱の限界というものがある。
容量オーバー=決壊=氾濫=おもらしだ。
いくら失禁プレイ大好きと言えど、そうなってはいかんだろう。
耐えに耐えて耐えられなくなったそんなとき、もう無理だと思ったら、やはりトイレへGOしかない。
インカムではやはり言いたくはないので、周りに他社員がいるタイミングを見つけ出し(いなければ更に耐える)、直接「イッてくるでござる」と声をかけ、走ってトイレに行く。
そしてようやく放尿しているその瞬間、
「〇〇担当さーん、〇〇担当さーん」
と耳に飛び込むのはお呼びの声だ。そう社畜首輪であるインカムから声が聞こえてくるのである。
我輩の運が悪いのかなんなのかはわからないが、休憩時を除き、ほとんどトイレへ行くことなど無かったのに、こんな事がしょっちゅうであった。
この社畜首輪により、本来パーソナルスペースであるはずのトイレが、一気にノイズ音とともにまるで放尿姿が晒されているかのような気分になるわけだ。
非常にパブリックである。パブリック感この上ない。とくに腹痛で大を催しているときなんかは上乗せされる緊張感が酷い。
※インカムは電波が悪いとノイズが酷い、我輩の所属店舗ではトイレやバックヤードなどがそんな感じであった。答えるに答えられなかったり相手に届かなかったりもあった。
※ちなみに我輩は呼びかけられる率高い部門にいた。情報家電部門である。情報家電系は何でも呼ばれる、いやそれ答えられるだろと思うことでも(SDカードのことだとか)、何でもかんでも呼ばれて行く。入社時に好きで希望した部門であったが、この点は喜ばしくない部分であった。
とまあ耳から聞こえる呼び出しボイスによってパブリックと化したトイレ。
「ボロボロさん手空いてないのー?」
おい呼ばれてんぞ、すぐ答えんかいと言わんばっかりに、大体は店長副店長がすぐに追い打ちをかけてくる。
焦る我輩。響くトイレで答えたくないが、答えないと店長がいつまでも呼びかけ続けるので答えたい、だがノイズで答えられない我輩。
やめてくれ。今ようやく解放されたところなのだ。もうすこし待ってくれ。限界まで耐えていたからなかなか収まらないのだ!!
だが基本待ってはくれない。お客様をおまたせするわけにはいかぬのだ…。それも分かってはいる。
店長が軽くキレそうな雰囲気のなか、対応中らしい同部門の社員が「ボロボロさんはトイレ(会社内用語でぼかしながら)やで」とやっと答えてくれる(恥ずかしい)。
このように焦る気持ちで膀胱やら腸やらから猛スピードで排出させ(ときには残る状況で)急いで手を洗い、インカムでただいま戻ったでござる、お待ちのお客様の対応に入るでござる、と伝えながら、走って売り場に戻り、接客に入るのであった――。
トイレへ行きづらい職場環境に、改善策を未だ見いだせない
このような状況だったが、だからといって、トイレへ行きづらいそんな環境の職場に、じゃあこうすればいいじゃん、みたいな答え、改善案が未だ見つかっていない。
接客業って、そんなもんなのだ。
人を増やすのもそう簡単ではないし(人件費)、なんだかんだ行くやつは行くし(生理現象だしな)、結局己のメンタルの問題のような気もする。
トイレに行って何か思われるのが怖い。
トイレに行って呼ばれた時面倒。
トイレに行ってトイレに行ってトイレに行って…
今我輩は水分補給も頻繁にしているし、トイレにも自由に行く。
そして恐らくまたあの環境に戻れば耐えることを繰り返すだろう。
結局環境に打ち勝つには、メンタルだ。
気にしない力を身につけたい。
そのために文句を言わせないだけの…
力が!!!力がほしい!!!!!
(我輩が好きなゲーム 刻命館より)